EP.12 結束力を高める全社イベント開催へ! 一人ひとりが主役へ!!
いつもお読み頂きありがとうございます。起業初期の修羅場をなんとか切り抜けた体験。大事なことが見えてきています。そんな気づきをまとめて記事にしています。
今回はEP.8 離職率7割からの脱出法!当たり前のことを当たり前に!!に続くエピソードです。
離職率7割からの脱却、ラウンドテーブルミーティング(RTM)から生まれた社風構築の全社イベント。現在は、毎年1回の全社総会「活生会」として第14回を迎えました。そんな全社総会のベースとなった手作りイベント企画のご紹介です。
◆プロジェクトメンバーの横のつながりを強化
RTMは毎月1回、業務後にメンバーが集まって社風構築プロジェクトとして話し合いを行います。テーマは「いきいきらいふを創ろう」。これまで、横のコミュニケーションがなく急に集められたメンバー同士、案の定、沈黙・・・、ギクシャクの連続。
そこで、毎月全員で課題に取り組み、その感想をシェアすることにしました。題材は、みんなでまとめた【行動指針】です。9つあるので一人ずつ自由に1つを選択し、①1カ月取り組んだこと具体行動、②やってみた変化、③感想を記載したワークシートを持参。さらに、みんなの前での発表は気恥ずかしさがあるので隣の人と交換して、マーキングを行うことで気づきを共有していきました。
これが、功を奏して回を重ねるごとに場の雰囲気がどんどよくなり、積極的に発言が増えていきました。まぁ、会議とかミーティングって人見知りや自信のない人からすれば恐怖の場、委縮して意見が言えないのは当たり前ですね。その後は、仕事と関係ないテーマ(話題)についてそれぞれの趣味・嗜好などを交えて発表をするなど、今思えば「人となり」が見えるコミュニケーションの場として成立していったように思います。今でも、このベースを基に関わりの場が社内にたくさんできていることが面白い現象につながっています。
◆全社イベントの開催決定、目的は全員集合!!
こんな取組を数カ月続けたところで、RTM第1期のゴールとして【行動指針】の成果発表の場を設ける案が出てきました。
どうせやるなら、全社イベントにしよう!!
となり、企画ミーティングを兼ねるようになっていきます。これも大きな変化で、これまでであれば「面倒くさい」「そんなものは必要ない」「時間がもったいない」「お金がかかる」などネガティブワードのオンパレードだったと思いますが、「みんなで楽しめるイベント」「ワクワクするもの」「一体感」「パートさんも呼んじゃおう」等など次々と積極的に発言が挙がっていました。
目玉企画に「ありがとうシート」と言うものが出てきます。これまで当たり前と感じていたことに感謝、チームで助け合っている仲間に感謝、面と向かって言えない気持ちを形にするというもので、最終的に文集みたいな形で全員に配布することに着地しました。
そして、イベント名称が⁉
に決定。ドリフ世代が取り分け多かったので、満場一致!8時ダヨ 全員集合さながらお笑いありの楽しい場にすることに。
当日の会場からイベントの出し物、スライド、音響、準備物や景品などメンバーで役割分担していきました。すべて自分たちで行うが私たちのモットー。日頃の感謝も感じてもらえるように様々な仕掛けをいれていきました。
◆社風改善を実感できるイベントへ!!
スタッフの家族も含め総勢70名強!ほぼすべてのスタッフが参加してくれて離職率7割の時には考えられない参加となりました。そして事前に集めた「ありがとうコメント」は、243枚にもなりました。ありがとうコメントは、抜粋してムービーの作成。
当日も手探りながら準備をして、スタッフの参加をドキドキしながら待ちました。仕事を終え業務後に続々と集まってくる姿にメンバーも笑顔。会食しながら、ビンゴ大会などのアクティビティを挟み、最後には会場が暗転し
「ありがとうムービー」の上映です。
ユーミンの「やさしさに包まれたなら」がBGMとして徐に流れて、一つずつ「ありがとう」のメッセージが流れていきます。会場は静けさに包まれて、みんな真剣にムービーを見ていたのを今でも強く記憶しています。
笑いあり、涙ありの感動的なイベントとして成功。全員で記念撮影をして、「ありがとうメッセージ」の文集の最後のページに、この日の写真を添付。全スタッフに配布となりました!!
マイナスからゼロへ、ゼロからプラスへ
時間はかかりますしたが、対話をもって関わることで大きな変化が起こることを実感できた出来事です。指標にあった離職率は2年で1割台まで改善。残念ながら辞めていく人に対して「あの人は、いきいきらいふには合わない」と言う言葉が印象的です。
なぜなら以前は「社長がやめさせた」「社長がまたなんかして、嫌になった」こんな言葉が通常でしたので。
さぁ、私たちはこんな道を選択して行動してきました。このエピソードから何を感じますか?何かの気づきがあれば幸いです。
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