東証CEO「英仏ではほとんどの企業が四半期開示を続けている」との発言に関する調査
四半期開示制度の見直しは、岸田政権の「新しい資本主義」の、当初から一貫した重要な政策の一つでした。企業の中長期視線での経営を促進しないとの理由で、制度の見直しが検討されていましたが、最近では見直しをしないという論調が支配的になったことがメディアでも話題になっています。
今回は、私たちが独自に調査を行なった、欧州での四半期開示制度の現状についてお話しします。
四半期開示制度見直しの機運が高まった経緯
岸田政権成立前、金融庁ディスクロージャー・ワーキング・グループ(DWG)