vol.15 早稲田の学生は、DS企業に就職します!②
皆さんこんにちは!今日も、お越しいただきありがとうございます。
前回、早稲田大学生320人に取ったアンケートから、学生は、従来のPL経営企業よりもDS経営企業に魅力を感じ、期待している、ということについてお話ししてきました。
まだお読みになっていない方はコチラから👇
ここまでのアンケート結果は、大学の授業内で集められたものです。
「学生にとって、成績評価という観点からバイアスがかかっているのではないか?」と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
そこで、授業が終わった後、本当に忖度無しのアンケートをとりました。前回のStage.1、Stage2.に続いて、どのような結果が得られたのか早速見ていくことにしましょう!
「忖度無し!」の結果はいかに
まず、前回のアンケートに関して、質問内容をもう一度おさらいしましょう👇
A群:その業界の中でサイズが大きく、売上も利益も配当も大きい企業
B群:通常、A群の下のランクに付ける企業
Stage.1:A群もB群も通常配当のPL経営を行うと仮定
Stage.2:B群だけがDS経営にシフトしたと仮定
Stage.1・Stage.2のアンケートを終了した時点で、このような結果になっていました👇
B群がDS経営に舵を切ったと仮定したStage.2では、B群に期待する学生の割合がなんと95%まで上昇!
ここで、学生の忖度を取り除くため、成績を付け終わった後にもう一度質問しました。
「実際にA社とB社から内定を得たとする。B社は今後、DS経営をしていくと宣言しており、役員報酬や従業員給料はA社のレベルに引き上げ、それに加えて事業再投資や政府への還元も行われる。忖度無しで、あなたたちはどちらの企業を選ぶか?」
すると・・・・?
A社を選んだ学生は11%、B社を選んだ学生は89%という結果が得られました!
学生は、A社とB社のどちらかを選択するのと同時に、700-900字でその企業を選んだ理由を説明しています。
さらに、30字以内で自分の行動を簡潔にまとめてもらいました👇
・・・
「忖度無しで遣り甲斐や責任感を持って仕事ができることが、人生においての幸福につながると考えている」
「従業員の遣り甲斐や、将来従業員として働く私の給料が、株主優先主義によって減らされてしまうのは嫌だ」
「従業員の給料を最大化しようという意思のある会社に貢献したい」
・・・
このように、彼らは意志を持ってDS経営企業を選び、期待しているということがおわかりいただけるかと思います。
加えて、Stage.1とStage.2の前後において、学生(就活生)が企業選びで重視する理由・要因・基準のランクが驚くほど変化しました。
DS経営によって富の適正な分配が可能になることを実感した結果、学生の企業への見方が大幅に変わったのです。それらについては次回、詳しく見ていくことにしましょう。