マガジンのカバー画像

ごめんなさいが止まらない

52
18歳で上京して以来、日々暮らす日常の時の中で胸の奥底からズゥンという嫌な感じが突き上げてくることある。その度にグッと嗚咽をするように背中をすくませる。ものすごい罪悪感・自己嫌悪…
運営しているクリエイター

#育児

眠る前にしていること

眠る前にしていること

 二人目の子供を産んでから1年が経った。自助グループに行き始めてから約半年が経った。自助グループで輪読している回復のためのステップ本に「祈ることで回復につながる」と書いてあったこともあり、最近眠る前にお祈りをするようになってきた。

 我が家はご飯の後お風呂に入る。お風呂の後、水を飲ませた次男を抱っこ紐で抱っこして眠らせて、起きないようにそうっと布団に置く。それから長男に絵本を読んで、抱っこして一

もっとみる
上質な「おばちゃん浴」を求めて vol.1

上質な「おばちゃん浴」を求めて vol.1

  私は、十代の頃から自分より年上の女性と話すのが好きだった。青くて尊大だった十代の頃はそれこそ「私はきっと精神年齢が高くて大人っぽいから年上の女性の方が話が合うのだ」と思っていた。確かに九州の古い街の古い商家に育った私は、実際に自分や周りの人たちをそう勘違いさせてしまうような年寄りくさい考え方をする人間ではあった。でも今では、本当の理由が、わかる。私は、ずっと母親を求めていたのだ。

  とは言

もっとみる
回復へ 毎日が、教えてくれたこと。

回復へ 毎日が、教えてくれたこと。

 「子育てをしているとふと自分の小さい頃に戻ったような気になって、自分の子供の成長とともに自分ももう一度生まれてからの人生をたどるような気になる」というようなことを知り合いの同じく幼児時代に機能不全家庭に育った年上の友人に話した。すると彼女も母親になり、同じような感覚を味わったことがあると言って共感してくれた。彼女は私よりも10歳以上年上で、成人した子供が二人いる。「自分がして欲しかったけど、して

もっとみる
二人目の子供

二人目の子供

 二人目の子を産んで体の内側から湧いてくる「私もっと変われるかもしれない、よくなれるかもしれない、今動かなきゃ」というようなそわそわした気持ちに突き動かされた。そして私は、再び今まで蓋をしていた自分の内面部分の奥深くを見つめてみようとした。

 なぜこんなにもいつも不安なのか。

 なぜこんなにも渇望感が無くならないのか。 

 なぜ「生きていてゴメンなさい」という罪悪感がいつになっても拭えないの

もっとみる