睡眠は「質より量」でもなければ「量より質でもない」
睡眠は僕の中でかなり重要なもので、睡眠の時間は僕の人生の時間の中でもかなり優先順位の高いものである。
特に最近は忙しくて睡眠時間も削らざるを得なくなってよりその大切さを実感している。
しかしこれは決して自分にとってだけではない。
人間にとって睡眠は欠かせないものである。
しかし文明の発達と共にどうしても人々の睡眠時間は短くなっている。
大事だとは思っていても仕事やプライベート、SNSなどの娯楽を優先して、睡眠を削りがちである。
そんな中でよく議論されているのが、睡眠は「質より量」なのか「量より質」なのかという問題である。
睡眠時間が削られる分、質の高い睡眠を取ればいいという考えの「量より質」タイプの人と、とりあえず寝れる時に寝ればいいやと考える「質より量」タイプの人がいる。
実際どちらが正しいかというのを答えるのは非常に難しいが、僕が最近感じるには両方間違っている。
「量より質」でもなければ「質より量」でもない。
例えば、アイマスクをしてみたり、布団に入る30分前にお風呂に入ってみたり、睡眠の質を最大限高めても十分な睡眠時間が足りないとしんどいし、
逆にどれだけ寝ても、その睡眠の質が悪ければそれもまたしんどい。
僕たちの体は意外と繊細で、睡眠の質は意外なところにも現れる。
例えば、どれだけ高級なホテルに泊まってどれだけ高級なベッドで寝ても、普段から慣れている家のベッドや布団で寝る時に比べると睡眠の質は確実に落ちる。
旅行の時、どれだけゆっくり寝ても眠気が取れないのはそれが原因である。
このように寝る布団の変化や環境の変化によって睡眠の質は大きく作用される。
この旅行の例のように量を担保しても普段よりその質が下がってしまうといい睡眠とは言えない。
逆もまた然りで、どれだけ自分のお気に入りの香りで慣れ親しんだ環境で安心して質の高い睡眠をとっても、それが3時間とかだとそれはそれで良くない。
一般的に言われているのは、一般成人で7時間〜9時間の睡眠が必要だと言われている。
しかし、7時間〜9時間の睡眠を十分に取れている人の方が少ないだろう。
とある研究によると、アメリカでは1億人以上の人が十分な睡眠が取れてないというデータが出ている。
日本でも同じような現象が起きているだろう。
しかし、多くの人はそれが問題である事すら認識していないように思う。
「別にちょっと寝なくても生活に支障はないし」とか「寝不足でも仕事は出来るし」という具合に。
しかし、それはただ単に今の不健康な睡眠習慣に慣れてしまっただけである。
自分だけ睡眠が短くても、きちんと質の高い睡眠を取らなくてもいいというわけではない。
おそらく、本当に睡眠に気を遣い、睡眠の時間を大事にするようになればあなたの人生はより良くなるだろう。
あなたが今のままでも大丈夫と思うのは、本当に健康な状態をあなたが知らないからである。
本当にあなたの体が健康な状態を知れば、いかに今の睡眠習慣が良くなかったかを知る事が出来るだろう。
睡眠は「質より量」でもなければ「量より質」でもない。
最後まで読んで頂きありがとうございました。