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異性化糖は安全なのか

こんにちは 今回は、最近よく耳にするようになった異性化糖について
ご紹介します

実は私たちは食事をすると、甘味、塩味、酸味、苦み、辛味の五味を感じることができます。


ところで「甘味」を生み出すものは何でしょうか。


パッと思い浮かぶのは、砂糖や、お米などに含まれるデンプンだと思います。

しかし現在多くの食品には異性化糖という物質が含まれていて、これが砂糖の代わりとして甘味を出しているのです。

異性化糖とは何なのか、果たして安全なのか、気になる方も多いと思います
それではくわしくみていきましょう


異性化糖とは

異性化糖(いせいかとう、isomerized sugar, isoglucose)とは、主にブドウ糖グルコース)を含むデンプン溶液を、酵素かアルカリによって異性化することで作られる、果糖フルクトース)とブドウ糖を主成分とするをいう[1]

日本の食品の原材料名でよく果糖ブドウ糖液糖と表記されるものである。

wikipedia

つまり、デンプンを原料にした、デンプンと果糖の混合液です。

また、異性化糖の中でもいくつかに分類されます。

こちらをご覧ください。

ブドウ糖果糖液糖

果糖含有率(糖のうちの果糖の割合)が 50 % 未満のもの。果糖ブドウ糖液糖

果糖含有率が 50 % 以上 90 % 未満のもの。高果糖液糖

果糖含有率が 90 % 以上のもの。砂糖混合異性化液糖

上記の液糖に 10 % 以上の砂糖を加えたもの。その液糖がブドウ糖果糖液糖であれば、砂糖混合ブドウ糖果糖液糖となる。

wikipedia

ブドウ糖化糖液糖はそのうちの果糖含有率によって、

果糖ブドウ糖液糖、
高果糖液糖、
砂糖混合異性化液糖


に分けられます。

異性化糖の特徴

砂糖より甘みが口中に残りにくく、低温下で甘味度を増すので、清涼飲料冷菓などに多く使われている。異性化糖は価格も安い(果糖分 55 % の果糖ブドウ糖液糖は砂糖の7割程度)ので、他に缶詰パンみりん調味料などにも使われている。
低温での利用に向いている半面で、に弱く、加熱すると着色してしまう(このときメイラード反応が起きる)。
粘性が少ないため、取り扱いやすく、タンクローリーにより大量に運送したり、タンクに保存・貯蔵したりすることが容易である。
液状のため、固形化や粉末化するのが難しく、果糖ブドウ糖液糖の一部がガムシロップとして市販されている以外は、一般消費者向けにはほとんど小売りされず、大半がBtoBでの販売である。

清涼飲料水によく使われる果糖ブドウ糖液糖ですが、砂糖より保存、輸送などの扱いが簡単な上、低コストなため、幅広い製品に使用されています。

カロリー、栄養成分

100gあたり 283㎉
糖質 75.0g
たんぱく質 0g
脂質 0g

果糖ブドウ糖液糖にはビタミン、ミネラルが含まれないため、栄養構成はほぼ糖質のみです。
100gあたりに糖質が75.0g含まれることから、疲労回復、スポーツ前などの糖質補給に適しています。

安全性について

以上で異性化糖を解説しました。次に安全性について見ていきます。

【懸念される問題】
1.遺伝子組み換え作物が利用されている可能性

原料となるデンプンに、遺伝子組み換え作物が利用されている可能性があり、長期摂取、または過剰摂取による健康リスクが否定できません。
実際、アメリカではトウモロコシのほとんど(8割強)が遺伝子組み換えであることから、日本で使われている原料を輸入に頼っているとすると、遺伝子組み換えの可能性が高いです。

2.中毒性が強い

ブドウ糖は 摂取すると、血液を通して血糖値をあげ、満腹感に寄与するのに対し、
果糖は ブドウ糖とは違う代謝経路で代謝されるため、血糖値が上がりません。
そのため、ブドウ糖と同じ量を摂取しても満足感が得られず、食べすぎてしまう可能性が上がります。

これとは反対に、果糖ブドウ糖液糖ははすぐに吸収されて、血糖値を急上昇させます。これによりインスリンの分泌が促され、脂肪をため込みやすくなってしまいます。

まとめ

今回は異性化糖についてまとめました。
多くの加工食品には必ずといっても良いほど使用されていて、完全に排除することは困難です。しかし、このような知識(例えば、遺伝子組み換えのリスクや中毒性)を知ることで、成分表をチェックしたり、少し気に掛けることができると思います。

私たちは食べたものでできています。
口にするもの一つ一つにこだわりを持って、自分の身体を大切にしましょう。


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