異性化糖は安全なのか
こんにちは 今回は、最近よく耳にするようになった異性化糖について
ご紹介します
実は私たちは食事をすると、甘味、塩味、酸味、苦み、辛味の五味を感じることができます。
ところで「甘味」を生み出すものは何でしょうか。
パッと思い浮かぶのは、砂糖や、お米などに含まれるデンプンだと思います。
しかし現在多くの食品には異性化糖という物質が含まれていて、これが砂糖の代わりとして甘味を出しているのです。
異性化糖とは何なのか、果たして安全なのか、気になる方も多いと思います
それではくわしくみていきましょう
異性化糖とは
つまり、デンプンを原料にした、デンプンと果糖の混合液です。
また、異性化糖の中でもいくつかに分類されます。
こちらをご覧ください。
ブドウ糖化糖液糖はそのうちの果糖含有率によって、
果糖ブドウ糖液糖、
高果糖液糖、
砂糖混合異性化液糖
に分けられます。
異性化糖の特徴
清涼飲料水によく使われる果糖ブドウ糖液糖ですが、砂糖より保存、輸送などの扱いが簡単な上、低コストなため、幅広い製品に使用されています。
カロリー、栄養成分
100gあたり 283㎉
糖質 75.0g
たんぱく質 0g
脂質 0g
果糖ブドウ糖液糖にはビタミン、ミネラルが含まれないため、栄養構成はほぼ糖質のみです。
100gあたりに糖質が75.0g含まれることから、疲労回復、スポーツ前などの糖質補給に適しています。
安全性について
以上で異性化糖を解説しました。次に安全性について見ていきます。
【懸念される問題】
1.遺伝子組み換え作物が利用されている可能性
原料となるデンプンに、遺伝子組み換え作物が利用されている可能性があり、長期摂取、または過剰摂取による健康リスクが否定できません。
実際、アメリカではトウモロコシのほとんど(8割強)が遺伝子組み換えであることから、日本で使われている原料を輸入に頼っているとすると、遺伝子組み換えの可能性が高いです。
2.中毒性が強い
ブドウ糖は 摂取すると、血液を通して血糖値をあげ、満腹感に寄与するのに対し、
果糖は ブドウ糖とは違う代謝経路で代謝されるため、血糖値が上がりません。
そのため、ブドウ糖と同じ量を摂取しても満足感が得られず、食べすぎてしまう可能性が上がります。
これとは反対に、果糖ブドウ糖液糖ははすぐに吸収されて、血糖値を急上昇させます。これによりインスリンの分泌が促され、脂肪をため込みやすくなってしまいます。
まとめ
今回は異性化糖についてまとめました。
多くの加工食品には必ずといっても良いほど使用されていて、完全に排除することは困難です。しかし、このような知識(例えば、遺伝子組み換えのリスクや中毒性)を知ることで、成分表をチェックしたり、少し気に掛けることができると思います。
私たちは食べたものでできています。
口にするもの一つ一つにこだわりを持って、自分の身体を大切にしましょう。
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