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【要注目!!】バックオフィス/コーポレート人材が鍵を握る!?スタートアップ/ベンチャー/企業の成長にバックオフィスが欠かせない!!人手不足が問題視されるのはなぜ?

こんにちは!PreVenture編集部です!

近年コーポレートガバナンス健全な企業体制がより投資の判断基準にもなるほど重要視されています。これらを構築するのがバックオフィスです。しかし、スタートアップ/ベンチャー企業でバックオフィスの人手不足になっており問題視する声が一部で上がっています。今回はスタートアップ企業でのバックオフィスの現状、そしてバックオフィスの業務を行うコーポレート人材に迫っていきます!

バックオフィスとは

企業の業務は大きく「事業部」「バックオフィス」の二つに分けられます。「事業部」とはリスクを取り会社の業績(売り上げ)を伸ばしていくことを目標として顧客と関わるエリアでフロントオフィスとも呼ばれます。

対して今回紹介するバックオフィスとは、企業の中でも主に、社内向けの職種の事をいいます。具体的には経理や財務、法務部、人事部、総務部などです。

バックオフィスは専門性が高く、その道一本のキャリアの人が多いです。バックオフィス人材は貴重な人材であることが多く、金銭的な面でも優遇を受けることが多いのです。大企業のバックオフィスの場合、ボーナスの桁が一つ違う、なんてこともあるようです。それほどバックオフィスは重要視されています。

スタートアップ/ベンチャー企業におけるバックオフィスの重要性

比較的規模の小さなスタートアップ/ベンチャー企業でもバックオフィスは重要なのでしょうか?

バックオフィスがなければ企業活動が成り立たない

スタートアップ/ベンチャー企業においてもバックオフィスの重要性は変わりません。直接利益を生み出すことに繋がるフロントオフィスに注目が向きがちですが、バックオフィスがなければ企業の活動は成り立ちません。バックオフィスは「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」という企業活動の根幹を担っているからです。

法律や資金繰りで企業活動が妨げられることもあります。バックオフィスを強化することによって企業が持つ経営資源をうまく活用することができるようになります。経営資源がうまく回ることによって生産性の向上も期待できます。

PDCAサイクルを回し、会社をどんどん成長させていくためにも、スタートアップ/ベンチャー企業においてバックオフィスは重要なのです。

スタートアップにおけるバックオフィスの現状

ここでスタートアップにおけるバックオフィスの現状を見てみましょう

バックオフィスは軽視されがち

スタートアップでも重要なバックオフィスですが、実際のスタートアップの現状はどうなっているのでしょうか。
結論から言うと、スタートアップにおいてバックオフィスはかなり軽視されてしまっている現状にあります。

創業初期のスタートアップでは人手が足りず、他の業務と兼任することがほとんど。企業によっては、手つかずになっていることもあります。主要な原因はコストの高さにあると考えられます。スタートアップは資金が限られており、事業が安定するまでは採用に資金を回せません。その結果スタートアップのバックオフィスは人手不足なのです。

優秀な人と出会う機会が限られており、その中で資金力の競争が起こっています。そのためスタートアップ/ベンチャーと優秀なバックオフィス人材のミスマッチが起こっている状態です。

バックオフィス人材が必要な理由

企業のスピード感を維持する

スタートアップにおいてバックオフィス人材が足りてないことは、企業の経営スピードを下げる要因になります。

スタートアップでは現状、バリュエーションや売上がある程度の大きさになり、企業の運営がより複雑性を増して管理のレベルを上げる時でも、経験不足の人が手探りでやってしまっています。しかしバックオフィスが機能しなければ、企業の成長スピードは下がります。

事業開発に限ってはバックオフィス業務は関りが少ないので、軽視されがちです。しかし、事業が安定しだしたタイミングで、スピード感をもって、事業・組織を拡大するにはこのバックオフィスは欠かせません。

SaaSで代替可能か

近年バックオフィス業務をサポートするSaaS企業が増えていますが、そもそもバックオフィス業務の本質を理解した人材がいなければ、バックオフィスは機能しなくなります。

アウトソーシングという形よりも、個人として経験のあるバックオフィス人材を見つけ出す、またはそのような人材を育てることができると、会社の力の向上にもなるでしょう。大企業でもスタートアップ/ベンチャー企業でも、バックオフィスに精通した人材は必要です。

ここから先ではこのバックオフィスの業務を行うコーポレート人材を紹介します!

コーポレート人材とは

コーポレート人材とは経理、財務、法務、人事、総務などのバックオフィス業務を担当する人材のことを指します。会社の経営資源を最大限に生かすための、いわば司令塔のようなポジションがコーポレート人材なのです。

コーポレートスタッフの重要性

ここで改めてコーポレートスタッフの重要性を確認します。

コーポレートスタッフが不足すると。。。

コーポレート人材が不足してしまうと専門的な知識が不足した状態で会社経営をしていかねばなりません。まだ創業してばかりのスタートアップに経験のあるコーポレート人材が入り、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」をうまく利用することができれば利益が2倍にも3倍になります。

適切なコーポレート人材がいないと全社でPDCAをうまく回せない、そもそも課題も見つからないなどになるかもしれません。

グローバル展開を見据えた事業拡大

また、グローバル化する世界の中で、企業はますますグローバルでの事業拡大を目指さねばなりません。これに伴って日本企業は組織・機能配置、ガバナンスの設計や経営管理の高度化など企業には、更なるコーポレート人材が求められます。スタートアップ/ベンチャー企業であれ大企業であれ、コーポレートスタッフは必要不可欠なのです。

コーポレート部門への転職を考えている人へ

バックオフィス、コーポレート人材の重要性を紹介しました。ベンチャー企業、スタートアップ企業に就職・転職を考えている方はバックオフィス業務への転職という選択肢もあります。現場で自分のスキルを存分に発揮し、使える専門性を身に着けることができます。


コーポレート部門で求められる経験

コーポレート部門で求められる経験は専門的な経験になります。その分競合が少ないエリアになります。その分、他の人が簡単には手に入れることができないスキルを身につけることが必要になります。具体的には法律や会計などがあげられます。

コーポレート部門に向いている人材

コーポレート部門に向いている人についてスキル以外の面から紹介しようと思います。『コーポレートスタッフの才能開花』(城倉亮/2014年)によると、高い評価を得ているコーポレートスタッフの特徴は二つあげられます。

『コーポレートスタッフの才能開花』
城倉 亮 リクルートワークス研究所 研究員

https://www.works-i.com/research/paper/works-review/item/140603_wr9_10.pdf

明確性がある人

一つ目は目標に明確性がある人です。自分の目標というより、自分が所属している団体の目指す着地点を把握し、意識するのが得意な方はコーポレート部門が向いていると言えます。

意見をはっきり述べる力

二つ目は自らの意見をはっきりと述べることができる力です。コーポレート部門は何度も述べているように会社の経営資源を動かす立場です。コーポレート部門の人が周りの意見に流されてしまうようでは会社自体も自立することが難しくなってくるでしょう。特に上位のマネジメント層が参加する場で自らの職場を代表として意見を述べることができる力を持ち合わせている人はコーポレート部門に向いていると言えるでしょう。

まとめ

ここまで読んでいただいてありがとうございました!今回の記事は「バックオフィス」にフォーカスしました。金銭的理由を考えると、スタートアップ企業のバックオフィスは決して充実しているとは言えません。スタートアップのバックオフィスは依然として足りていないのです。

そのため、そのバックオフィスを引っ張るコーポレート人材になる努力を始める、または自分が専門的な能力を持っているという自信があるなら、コーポレート人材として新しいキャリアに挑む選択も魅力的な選択です。

最後に。。。

弊社では、転職前にベンチャー適性がわかる診断サービス「PreVenture」も運営をしています。40問の質問に答えるだけでベンチャー企業への適性診断を無料で受けることができます。ベンチャー/スタートアップ企業で働くことに興味がありましたらぜひ参考にしてみてください!


参考記事

https://www.works-i.com/research/paper/works-review/item/140603_wr9_10.pdf


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