「わかりやすいストーリー」の作り方 こっそり教えちゃいます② 聞き手がのめり込むストーリーの作り方
いざプレゼンのストーリーを考えようとすると
まずはどんな順番で話そうか
なんて迷ってしまいますよね?
実際にストーリーを考えると
あれこれ考えたり、
実際手が止まってしまったりと
自分でも話がなんとなく散らばってるのかも…
なんて思うことないですか?
今回はそんなストーリーで迷っている人向けのお話です。
つまり
ストーリーをどうやって作っていくか
ということを話そうと思います。
ということで今回は「わかりやすいストーリー」第2弾。「順序良く話す」ということについてのお話です。
第1弾はこちら、「わかりやすいストーリー」の作り方 こっそり教えちゃいます① わかりやすい言葉ってどのレベル?
ストーリーはこう作る
プレゼンの原稿を作るときに一番時間がかかるのが、
ストーリーをどう組み立てるか
ということです。
僕も最初は10分のプレゼンのストーリーを作るのに約1週間ほどかかっていました。
4時間x7日=28時間ってことになります。しかもやり直しを食らうので、また1から考え直しになります。一番やり直されたプレゼンで46回。そう考えると、1,288時間もストーリーだけ考えていたという計算になります。
(リアルな話、そのプロジェクトについては、資料作成やリサーチなんてのも合わせると多分それ以上に時間を使っていると思います。)
改めて考えるとめちゃめちゃ恐ろしい。
それが今では1時間程度です。
何を意識しているかというと
ということです。どうやれば順序良く話せることになるのか話してみます。
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【本文】順序良く話す
☆結論☆
いくら思いついたまま話している普段の会話やエッセイと言ってもストーリーを意識して話しています。
でも、10人いれば10通りのストーリーの構成があります。
でも、プレゼンは、限られた時間の中で、相手に行動してもらうように話さなくてはいけないという縛りがあります。
そのため、プレゼンにはある程度決まった構成がありましたね。
それがドラえもんテンプレです。
話し手も楽ですし、聞き手にとっても聞きなじみがある順番なのでこの構成一択だということでした。
とはいえ、大まかな「構成」はわかるものの、実際話すストーリーとしてはまだまだ未完成の状態です。
そもそもストーリーとはなんなの?ってことなんですが、簡単に言えば、「話の流れ」のこと。つまり「話の前後のつじつまが合うように順序良く話されているか」ということです。
「順序良く話す」と言ってもどうすればいいの?
ってなりますよね?
結論からいうと
ということです。
説明になっていない!
という声が聞こえそうですが、これが意外とできていないんです。
そして、「丁寧に順番通り話す」ができたら、もう1手間かけるようにしています。
それが
という作業です。
これがないとだらだらなプレゼンになって、何が言いたいの?となります。
ではそれぞれ話してみます。
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丁寧に順番通りに話す
単純なのですが、これが意外と難しいんです。
でもやり方はいたってシンプル
この間の「↓」のところで前後の文章でつじつまが合っていればいいわけです。
でもこれができないんです。ついつい話が脱線してしまったり、聞きやすいように工夫したつもりがあべこべになってしまうんです。
そこで僕がやっているのが、
ということです。
例えば
というお題があったとします。
これをそのままつなげてしまうと
これはそのまま結果を伝えただけで、ストーリーになっていません。
では、さっきの「といえば、~~」を付け加えてみましょう。
なんか、「え?」って読み返したりしませんでしたか?
このわかったようなわからないような感じってのは、
「わからないストーリー」
ということです。
じゃ、丁寧に順番通り並べるというのはというと
そうすると、さっきより話が入ってきませんでしたか?
プレゼンは限られた時間で相手に伝えるモノです。聞き手が考えなくちゃいけないような文章は一切禁止です。
というのも、聞き手が途中で「なんでだろう?」と考えてしまうような文章では、聞き手はそのことが引っかかって、自分の次の話を聞いてくれないということが起きてしまいます。
そうなることで、最終的に
「何言ってるかわからない」
ということになってしまうわけです。
つまり、
ということです。
そして、丁寧に順番通りにできたら、その順番通り原稿を書いてみましょう。するともっと言いたいことが出てくるのですが、これが「わからないストーリー」になっちゃうんです。
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足しちゃダメ
原稿に落とし込んで読んでみると必ず思うことがあります。
そんなこと思ったことありませんか?
実はそれは当然です。
だって、あなたのプレゼンは、あなたがいっぱい調べて、いっぱい分析して、いっぱい情熱を注いだものです。その思いを全部ぶつけたいと思うのは当然のことです。でもこれがストーリーを壊してしまうんです。
例えば、さっきの例で行くと
ということでしたね。
この1→2の(増えたといえば、どのくらいの増えたのかな?)のところで
という情報を付け加えたいと思ったとします。
自分が調べて分析したことを「ここまでやったんですよ!聞いてください」と言いたいだけならやめておいた方がいいです。
もし、この話を付け加えるなら、
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