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日本の人気作、フランスではどんなデザインに? 乙女心を鷲掴みにする「ミオととなりのマーメイド」の世界へようこそ!
ポプラ社の本はデザインや仕様を変えながら、海外でも多く親しまれています。でも残念ながら、日本ではなかなか目にする機会がありませんよね!
そこで、今回ご紹介したいのが「ミオととなりのマーメイド」シリーズです。小学生女子を中心にたくさんのファンから支持され、今年夏からはフランスでも発売がスタート! シリーズは今月刊行の第12巻『ミオととなりのマーメイド つながる心でラストマジック!』で最終巻を迎えました。
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「ミオととなりのマーメイド」とは?
イギリスの作家、ミランダ・ジョーンズさん書きおろしの、中学年読み物シリーズ。訳は浜崎絵梨さん、イラストは谷朋さんが担当。人間の少女・ミオが魔法のくしで人魚に変身し、海で様々な冒険を繰り広げながら、仲間との友情や恋を描いたドキドキ満点の物語です!
本シリーズは翻訳作品ですが、原書が存在しないという珍しいタイプ。英語版は書籍化されていません。著者のミランダさんが日本の子どもたちのために書きおろされたシリーズなのです。
2017年に第1巻が発売されて以降、イギリスと日本の間で原稿をやりとりしながら、全12巻のお話が完成しました!
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乙女心をくすぐる要素は、ストーリーにはもちろん、イラストやブックデザインにもぎっしり詰め込まれています。なにより、谷朋さんが描くキュートでポップなマーメイドたちがとにかくカワイイ!!
ここで、シリーズ全巻のカバーを一気にご覧あれ!
(ぜひ拡大してください👀)
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圧巻の風景ですね。さらに本のカバーをはずすと、中にはこんな表紙が! 素敵な装丁は岩田里香さん(ポプラ社デザイン室)が手がけています。
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一冊一冊宝物にしたくなるような、アイテムとしても魅力あふれる「ミオととなりのマーメイド」の本たち。日本中の女の子が夢中になったこのシリーズなら、きっと世界にもときめきを届けられるはず!
そして冒頭でもお伝えした通り、この度フランスの出版社(Pocket Jeunesse)から翻訳出版されることに。イラストは日本版と同じ、谷朋さんが担当しています。
さてさて、気になる本のデザインは……??✨
さっそく第1~4巻を比較してみます。
上が日本版、下がフランス版です。じゃーん!!
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おお~かわいい!! 「さすがフランス!」と声が出てしまいます!
もっと近くで見てみましょう!
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タイトルロゴがおしゃれですね~。日本版ではマーメイ「ド」の濁点が星型(ヒトデ型!?)でしたが、それがMillieの”i”に反映されています。
実は英語の原文だと、主人公・ミオの名前は「ミリ―(Millie)」。フランス版では原文の名前がそのまま採用されていました。翻訳作品では日本の読者への親しみやすさを考慮し、このように名前を変更することもあります。
そしてなにより、この豪華なキラキラ加工!!
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これは乙女心を鷲掴みすること間違いなしですね。かわいすぎる!
裏表紙も比較してみます。波のようなデザインとキーカラーはそのままで、フランス版ではあらすじと、貝がらや魚などのアイテムが追加されていました。
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もちろんこちらも、キラキラ加工は健在ですよ。
こんなに小さいカメの甲羅にも…………!!
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海外版のデザインを目にすると、新鮮な気持ちで、改めて作品の魅力を感じます。フランスの子どもたちも楽しんでくれるといいなあ。
フランス版は1~4巻が既に刊行されており(2022年12月時点)、今後5・6巻も発売予定中。さて、次回はどこがキラキラしているのでしょうか……!😊
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一つの作品が国や文化を超えて、多くの子どもたちの手に渡ることは、本当に嬉しいことです。フランス版をきっかけとして、これからも「ミオととなりのマーメイド」の輪が世界に広がってほしいなと思います。
ぜひ本の中身が気になった方は、この年末年始にチェックしてみてください。最終巻の次には、来年夏に刊行予定のシーズン2もありますよ!
これからもミオたちの応援、よろしくお願いします!🐬
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(文・長谷川舞)