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私が読んだポプラ社の小説

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noteクリエイターのみなさんが上げてくださっている「ポプラ社の小説の感想文」をまとめるためのマガジンです。
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#読書感想文

二木先生【きみ、結構いやらしいよね。】

黄色の背景と目が隠された少年。 そして、びっしりと書かれたセリフやコメント。 この表紙に…

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西加奈子「i」

 アイも「自分は恵まれながら生きてはいけない人間だ」と常々考えていました。その影響もあり…

ゆらたま
11か月前
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【本097】『縁結びカツサンド』

著者:冬森灯 出版社:ポプラ文庫 商店街にある昔ながらのパンを作る「ベーカリーコテン」。…

kotonoha_book
11か月前
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本×ご飯×仕事を味わう、心に染みる長編小説

おはようございます。今日は終戦記念日ですが、それよりも和歌山県に上陸した台風7号のニュー…

バーバ
1年前
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二木先生応援

10万部突破キャンペーンをしているので、以前書いた記事の感想部分だけを複製してます。前のは…

水谷アス
1年前
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『僕たちの幕が上がる 決戦のオネーギン』――物語の持つ力、言葉の力を信じる人への…

今回はおすすめ本紹介の記事です! 読書感想文でもありますが、展開のネタバレは控えるよう気…

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「二木先生」を読んだ

「二木先生」 夏木志朋 ポプラ文庫 を読んだ。 久々に当たり。 最近、本を読んでも、それほど心を動かされなかった今日この頃。更年期かしら。 そんなのっぺりとした日々にガツンとくらった衝撃。 まずね、綺麗事がない。 二木先生は、自分の平穏を守るために行動する。「普通」ではない田井中を救おうとしない。 でも、結局、二木先生の秘密を抱えた生き方は、田井中の心を、少し変える。 しかし、ここで終わらないのが、すごい。 先生の声が聞こえるところ、マジで背筋がゾッとした。そこまでする

読書感想文 菰野江名 つぎはぐ、さんかく

小説教室に通ってから、文章を書くことが好きになりました。 小説教室に通っていた頃、何度も…

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読書感想文 | 青山美智子「お探し物は図書館まで」(ポプラ社)

 先週、カポーティ「ここから世界が始まる」(新潮文庫)の読書感想文を書いた。「カポーティ」…

読書記録「恋文の技術」

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、森見登美彦さんの「恋文の技術」ポ…

抱えたものを抱えたままで『わたしの美しい庭/凪良ゆう』

今日もまた凪良ゆうさんの作品になぐさめてもらった。 今回読んだのはポプラ社より出版されて…

emy
2年前
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「流れる星をつかまえに」 吉川トリコ著 ポプラ社

日常の暮らしの中で抱える劣等感や違和感、怖れやいら立ちなどを描いた短編連作集である。 大…

#2ライオンのおやつ

小川糸著 ライオンのおやつ ポプラ社 みなさんはこのタイトルからどんなお話を想像するだろ…

栞💛
2年前
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スイート・ホーム を読んで

タイトル:スイート・ホーム  著者名:原田マハ  出版社:ポプラ社 〈あらすじ〉 香田陽皆は、雑貨店に勤める引っ込み思案な28歳。地元で愛される小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を営む、腕利きだけれど不器用なパティシエの父、明るい「看板娘」の母、華やかで積極的な性格の妹との4人暮らしだ。ある男性に恋心を抱いている陽皆だが、なかなか想いを告げられず・・・。 さりげない毎日に潜むたしかな幸せを掬い上げた、心にあたたかく染み入る珠玉の連作短編集。 〈感想〉 どれもとても温かいお