見出し画像

呟日記 #3 「笑っていいとも!」、おしゃれ心、他


・9月28日(土) 「笑っていいとも!」

朝早く目覚めた休日。図書館に行って、八百屋に寄って、帰ってお風呂に入った。昼間に浸かるお風呂って、なんだかすごく贅沢な気分。風邪で小学校をお休みした平日、布団の中で「笑っていいとも!」を観ながらこんなような気分だったなぁ、とふと思う。日常にあるちいさな特別感。伊集院光さんの著書「のはなし」を読みながら、そんなところに目がいくようになった気がする。

・9月29日(日) 電信柱

モンテッソーリ・プリスクールを見学。頭の中に散らばっていた情報が、ぼんやり形になっていくような感じがした。初めての駅、知らない景色。ここには高いビルはない。空が広く、家と空き地がまっすぐ等間隔に並んでいる。こういう道って、なんだか電信柱の存在感があるなぁ。

まだまだ夏の空

・9月30日(月) 大きな石

映画を3本観た。心のどこかに潜むしこりや小石。蹴飛ばせないほど大きく重い石は、目隠ししないと生きられない時もあるかもしれない。流れる生活に呑まれないように。でももし対面せざるを得なくなった時、人は何を想い、どう動くか。そんなことを考えた「ミッシング」と「渇水」。

・10月1日(火) 「村上ラヂオ」

明治屋で金山寺味噌を買って、都立中央図書館に行った。大きな窓のそばのソファにゆっくり座って、久しぶりに読み始めた「村上ラヂオ」。覚えている部分とそうでない部分、縫うようにつなぎ合わせて、昔と今の2人の自分で読むみたいなフシギな気分だった。

ガラスの窓が印象的

・10月2日(水) 空白

映画「空白」。みんなちょっとずつ傷を抱えて、日々をそーっと生きている。でも誰かや何かを守ろうとする時、その人の思う「正義」が思わぬ方へ向かうことがあるかもしれない。そこから広がる波紋が、知らない誰かまで傷つけることも。じりじりヒリヒリ。日常にある繊細な心の描写が、痛くて熱い。心の空白と向き合うのは、エネルギーが要る。

・10月3日(木) おしゃれ心

Kさんとランチ。活気ある魚屋さんで食べる鯛の昆布締め、美味しかった。パキッとしたことと、ぼんやりしたことの話。時と場合でグッとくるものは違えど、モネの睡蓮みたいな感じが何においても心地いいような感じがする。夜、テレビをつけたら「メイクは生き方を表す」と。本を開けば「おしゃれ心は、外ににじみ出る」と。近頃ずぼらな私への警鐘かしら。

昆布締めと漬けのダブル丼、サイコー!
おしゃれ心、の話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?