book #4 「沈黙法廷」と、心の空白の話。
映画「空白」を観た。
みんなちょっとずつ傷を抱えて、日々をそーっと生きている。でも誰かや何かを守ろうとする時、その人の思う「正義」が思わぬ方へ向かうことがあるかもしれない。そこから広がる波紋が、知らない誰かまで傷つけることも。
じりじりヒリヒリ。日常にある繊細な心の描写が、痛くて熱い。心の空白と向き合うのは、エネルギーが要る。
ほぼ同じ時期にドラマ「沈黙法廷」を観て、原作を読みたくなった。
心の中に大なり小なり目を背けたい空白があったとして、それがどうしようもなく心をむし