私が法学部に入った理由
おはようございます。ひろです。
私は、大学では法学部に所属しています。
正直なところ、入った理由はありません。大学受験で受かったのが、専修大学の法学部しかなかったので入りました。
実際、何にでも活かせれば何でもよかったし、何をして生きていこうかのイメージがありませんでした。
でも、私は法学部に対して目標がなく大学に入ったお陰で、大学生活の中でより幅広いチャレンジをすることができています。
大学が開いてるキャリア講座や、教育実習ゼミ、関東学連など様々な活動を経験してきて、3年目にして法学部に入ったことによる効果が出始めてきました。
それは、論理的思考力が上がった事です。
論理的思考力が上がった事によって主に以下の面で成長をかんじています。
プレゼンテーション力と傾聴力です。
プレゼンテーション力
関東学連の事業で施設運用の提案をする際や、ビジネスアイデアコンテストの原稿を作る時などに、法律論文の論拠の立て方が非常に役に立ちました。会議や発表の場だけでなく、先輩に自分の不安や現状をさらけ出して相談する時や、普段の何気ないコミュニケーション等でも有効です。
法律の論文や判例は、論拠が非常に充実しています。いわゆるPREP法です。
まずは結論、1番の主張を伝える事でその話の軸を伝える。次にその理由と具体例を用いることで、その主張をさらに強化していきます。そして、最後にもう一度主張を伝えることで、理解してもらいます。
これはコミュニケーションにおいて基本の法則ですが、裁判判例など、国に影響を与えているものほどそれが徹底されている事がわかります。
傾聴力
人の話を聞いている時も論理的思考力を働かせる事ができるようになりました。具体的にいうと、第3者的視点で論点をずらさずに相手の話を聞くことです。会話や会議などで、自分が質問した事に対して、そこを答えて欲しいわけじゃないと言った事はよくあるのではないでしょうか。そのため、聞く側にとって、その話の1番の軸(論点)をずらさずに聞くと言うことが重要になります。
その点、法律を勉強する際にもその事例のどこが問題であって、どの部分の判断をするべきなのかを考えなければいけません。どれだけ良い論拠立てをしても、論点がずれていれば0点となります。
そして、何より論理的思考力を働かせるには、エゴを入れないことです。状況を整理し、より客観的な立場から質問やフィードバックをするにあたり、そこに自分の気持ちを入れ込んだ瞬間に視野が狭まります。判例等を見ても、裁判官のエゴは絶対に入っていません。
私が書いてきたことはすべて、基本中の基本です。しかし、実際にはすごく難しく、習得のための訓練が必要です。社会で生きるための論理的思考力を完璧につけてさえしまえば、あとは専門知識をつけるだけだと思います。なので、最初は法学部に入った理由はありませんでしたが、今は自信を持って学んだ事を活かせる事を嬉しく思います。
そのため、将来的には、作業よりもコミュニケーションと考える時間の方が多く、よりメリハリのある環境を求めていきたいと思います。
今後の会社説明会やインターンシップなどでは、打ち合わせやコミュニケーションと作業の割合、社内の仕事と社外の仕事の割合などにフォーカスしてみると面白いと思います。
以上、法学部に入った理由と今後の活かし方まで「ファクト→抽象化→転用」と、今読んでいる『メモの魔力』に沿って進めて参りました。
拙い文章でしたが、今日もご一読いただきありがとうございました。また明日もよろしくお願いします。