【花巻・北上・奥州】不登校児ってどれくらいいるの?
住んでる街の不登校児はどれくらいいるの?
全国で不登校児は約30万人。今、全国的に不登校支援や公教育以外の学びの選択肢の整備、また既存の学校教育改革が急がれています。
不登校の実態
令和6年7月10日現在、北上市において不登校に関する本格的な実態調査は実施・公開されておらず、その実態は明らかになっていません。
大人も多様な働き方、生き方を選べる令和の時代に、子どもも自由に独自のキャリアデザインを描いていきたいという要望も増え、既に北上市内でも授業をオンライン対応する学校もあります。
お隣の花巻市の不登校児は報告されているだけで170名程(小中学校合計)。学校に行きたくないという意思を見せている、タッチ登校など不登校傾向も合わせると予測は300名近く。
奥州市は223名の報告です。
不登校支援を拡充する上で、実態が明らかになっていないという一面があります。
岩手県内でも不登校が2,500人超!
特に小中学校で増えています。
不登校支援に変化
「学校に戻すことを目標としない」 by 文科省
今まで国の不登校支援は金銭的にも人員配置的にも「学校に戻すこと」が目標とされていました。自治体の公的な不登校支援も、その枠内の支援となっています。その結果、親にも学校にも言いたいことが言えず、苦しんで精神疾患になったり、自死を選ぶ子もいます。
令和元年には文科省も学校復帰という結果のみを目標にしないこと。また子どもにとって不登校の期間は休養や自分を見つめ直す、大切で積極的(ポジティブ)な意味を持つことがあること。その上で子どもが自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指せるよう、学業や進路選択を周囲がサポートする必要があることを明記しています。
参考
文科省の不登校支援ページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302905.htm
地域に多様な学びの選択肢を!
岩手にも民間のフリースクールが誕生していますが、まだまだ選択肢が多くありません。子どもたちが、公立学校にあわないだけで人生をあきらめることのないよう、出来るだけ早く、新しい認識や支援の実装が広がり、地域に多様な学び方、生き方、子どもたちの明るい未来の選択肢がふえることを願っています。
今後、出来るだけ、岩手県内の不登校関連情報を集約してお伝えしていきます。
また、不登校当事者インタビュー、経験者インタビュー、フリースクールの先生、NPOインタビュー、発達支援教室の先生のインタビュー、(できれば市議さんのインタビューなども)を準備しています。取材のお手伝いをしたい、不登校児童がいたらLINEからご連絡ください。