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教科「情報」の魅力を引き出す探究的な学びの推進を(情報処理学会教育コーナー「ぺた語義」より)
【いよいよ明日!】11/25(金)オンラインセミナー”「情報」×「探究」で問題解決!”(ELDI会員限定)
情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。
明日のELDI主催のセミナーは、”「情報」×「探究」で問題解決!”と題し、「情報教育と探究学習の結節点」を考える機会としたいと思っています。
まだまだ世間には見方が広がっていないと感じますが、教科「情報」の学習では、「探究的な学び」が極めて大事になることから、今回のセミナーの内容の方向性を決めたと言っても過言ではありません。
たとえば、情報処理学会の教育コーナー「ぺた語義」において、第131号(PDF)では、文部科学省の「情報」の教科調査官を務める田崎丈晴先生が、「教科「情報」の魅力を引き出す 探究的な学びの推進を」というタイトルの巻頭コラムを寄せています。
以下、本コラムから引用して紹介します。
「情報 I」は,問題の発見・解決に向けて,事象を情報とその結び付きの視点から捉え,情報技術を適切かつ効果的に活用する力を養う
学習指導要領では,生徒がこのような力を,情報技術を活用して問題の発見・解決を行う学習活動を通して身に付けること,それに向けて,主体的・対話的で深い学びの実現を図ること,その際には,探究的な学習活動の充実を図ることを求めている.
生徒たちが革新的,創造的な発想で問題解決に取り組み,情報社会に主体的に参画し,その発展に寄与しようとする力を,探究的な学習活動を通して養えるよう,大いに取り組まれることを期待している.
高校の教育課程において、情報教育と探究学習が密接に関係していることがわかる記述ではないでしょうか。
明日のセミナーでは、登壇者から、次のような視点でのお話がある見込みです。
経産省の視点から、情報と探究が密接に関わっていることのお話
探究活動から情報活用能力の育成につなげている三豊市の視点からのお話
教科「情報」の授業から探究学習のキッカケを作る高校教師の視点からのお話
情報教育を進める上で、探究的な学びは不可欠である。
探究的な学びを進めていくと、情報活用能力の必要性に気づく。
そして、「情報」×「探究」を意識した活動が、生徒の資質・能力を高め、結果として共通テスト「情報」への対策にもつながっていく。
多くの方にこのような理解が広がることを祈っています!