
家庭用ゲームソフト開発を行うゲーム会社・株式会社サイバーコネクトツー代表取締役・松山洋の継続課金マガジン。ゲーム・漫画・アニメ・映画などエンターテインメント業界の話を中心に毎週記…
¥1,000 / 月
初月無料
- 運営しているクリエイター
2021年5月の記事一覧
神に会ったら言っとけ!放っとけってな!
最初に『ベルセルク』を読んだのは読切の時でした。当時の私は大学生で、同期や先輩たちと「とんでもなくヤバイ漫画が始まった」と語り合っていたのがつい先日のように思い出されます。
それからヤングアニマル(旧アニマルハウス)で本格的に連載が始まってからも毎号購入して夢中になって読み続けていました。
『黒い剣士編』から始まり、やがて過去編にあたる『黄金時代編』の中盤で鷹の団を離れたガッツの喪失感によりお
一線を超えればわかること
物事には何でも始まりがあって、全てはそこからスタートします。
サイバーコネクトツーというゲーム開発会社にも毎年新人が入社してきて、そんな彼らは必ず誰もが通るたくさんの『初めて』を経験します。
この業界で何年も(25年も)やっている我々からすると『当たり前のこと』でも彼らからすると生まれて初めて目にすることや耳にすることばかりだと思います。
そしてそれは別にゲームソフト開発という特殊技能に限っ
正義とは完全無欠な時にのみ正しい
韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』で主人公がレ・ミゼラブルからの引用として、こう宣言してから復讐劇を開始します。
「正義とは完全無欠な時にのみ正しい」言い換えると「中途半端な正義を振りかざすくらいなら俺は悪でいい」ということになります。
もちろん全20話で構成された本作もドラマとして非常に楽しめましたし、私が大好きな復讐劇だったので特に後半の4話は夢中になって観ることができました。
そして、一番