【必読】SNSのフォロワー数にすぐ敏感になりやすい人へ
はじめに
干支1周するくらいSNSの世界に浸って気づいたこと。
それは、SNS上では、フォロワー数が1人でも減った時に、誰が外したのか過剰に気にする人が一定数いるってことだ。
だからこそ相互フォローではなくて片方のみのフォロー関係を目視できる「片思いチェッカー」なるものが存在しているし、
こちらがフォローしているのにフォローバック(※SNSにおける特定の相手からのフォローを返すこと。以下「フォロバ」と略)してもらえないこと=友達認定をしてくれてない、と思う人もいるようだ。
私もかつては自身のフォロワーが1人でも減ったり、こちらがフォローした相手がいつまでもフォローバックをしてくれないと、「もしかして嫌われているのだろうか」と何日も悩んでしまった経験がある。
幸いにも今はその悩みから解放されているので、自分なりの形でお伝えする。
少々長くなるが、最後までお付き合い頂けると嬉しい。
なんでフォロバされないの?
結論から言うと「ほぼあなたのせいじゃない」。これは確実に言える。
但し、あなたがビジネス勧誘目的など見るからに怪しいアカウントや、強すぎる思想色や攻撃性を帯びたアカウントではないことが前提。
フォローした相手がフォロバしないのには概ね下記のような4つの理由がある。
恐らく上記の中で「フォロバされない」と嘆く方々が最もメンタルに来る理由が「興味がない」というものじゃないかな。
人間は興味がないものに目線が向かないように脳ができているので、興味を持てないものをわざわざ覗こうとしない。
SNSを誰かと繋がる目的で利用する人の場合は少なからず承認欲求や孤独を紛らわせたい思いがある。
そのうちの1つとして、フォローした人と友好関係を築きたいというものだろう。
もしかすると同じような悩みを抱えていたり、同じ趣味や界隈として繋がりたいと思ってフォローしたのかもしれない。
また、上記に挙げた4つの理由のうち、以下の2つのような「誰のせいでもない」理由だってある。
大抵のSNSはフォローされてもフォロバするかは自由である。
あなたのことが苦手だからと言ってフォローを返してないとは限らないのだ。
また、たまに居るのが本人にリプライやDMをしてまで、「あなたにまだフォロバしてもらってません」と相手にフォロバをせがむ人。
これは悪手なので今すぐやめた方が良い。
片思いフォローどころか片思いすらさせてもらえなくなるかもしれないから。
なんでフォローを外されたんだろう?
次に、身に覚えがないのにフォローを外される理由についても考えてみた。
結論から言うと「気にすんな」。
これでスッキリした人はこの項目はスルー推奨。
だが、それでもどうしても気にしてしまう方に向けて、自分の過去の経験も踏まえて噛み砕いて考えてみる。
◇興味を失った
まず考えられるのがこちらの原因。
「一方が他方に興味を失う」と言うのは、相互フォロー関係のどちらかが共通の趣味や話題に興味を持たなくなるからだ。
例えばポケモンが好きという共通点で繋がったAさんとBさんが居たとしよう。
できればBさんの立場になって考えてみてほしい。
以下、独断と偏見で作った架空のプロフィールである。誰かを貶める意図はない。
Aさんはポケモンの話題が好きでポケモン公式やポケモン好きの人が呟くTLで固めたいタイプの人。
Bさんはポケモンに限らず共通の趣味があればフォロワーと交流したい人。身体を動かすのが好きでポケモンgoを始めたのがポケモンを好きになったきっかけ。
2人はポケモンの好きなキャラ、ゲーム戦略について時折リプライし合う仲だった。
しかし、半年後くらいを境にBさんがポケモンのことを全く呟かずに他の趣味であるバイクやモンハンの話ばかりするようになった。元々幅広い趣味を語るアカウントのBさんにとっては自然なことである。
引き続きポケモンの話題を目に入れたいAさんは、Bさんのフォローを外すことにした。
ひょっとするとBさんは多少なりとも落ち込むかもしれないが、これは双方のアカウントのプロフィールを見てもうっすらと分かる通り、AさんのSNSの使い方がそもそもBさんと異なっていたからである。
他にもあるんだろうが、もう個人の感情なので邪推してもしゃーない。気にすんな。
◇投稿内容や言葉遣い、アイコン等が苦手だった
これもフォローを外される原因として良くあるものだ。何が癪に障ったのかは知る術はないし無自覚なら「何か気に入らなかったんだろう」と受け入れてスルーしよう。気にすんな。
中にはフォローを外すだけでなくブロック・ブロ解する人もいる。
いずれも「今後は交流を控えたい」という意思の表れだ。
でもそれもやっぱり、気にすんな。
◇距離感が苦手だった
これも本人は自覚が難しいところかもしれないが、距離感を履き違えると嫌悪感をおぼえるユーザーも存在する。
私自身もまた、どんな人であっても距離感が近づけてしまうと苦しくなるタイプなので大いに共感できるが、具体的には初手からタメ口、年齢居住地職業を聞いてくるような「君って前前前世から友達だっけ?」的距離の詰め方してくるタイプは警戒されてしまう。
また、逆にいつまで経っても仲良くしてこないみたいな理由でフォローを外されることもあるらしい。
いずれにせよ、気にすんな。
◇絡まない人を整理した
定期的に絡まない人を整理してFF欄を整えたがる人もいる。
例えば何ヶ月も浮上してない人、一応相互フォローだけど双方タイミングが合わず絡む機会のなかった人などを外す。
この場合は主にブロ解が多いかな。
これももう、気にすんな。
仕方ないことなので、SNSの人間関係は流動的であることは常に念頭に入れておこう。
「また機会があればよろしくお願いします」と心の中で呟く。はい終わり。気にすんな。
◇誤フォロー外し
これも本当にまぁ、気にすんな。
決してあなたが苦手だった、合わなかったというわけではなくて間違って指に触れたり仕様上外れるとか、よくあることなので。また気づいたらフォローしてもらえるといいね。
SNSのフォロワー数を気にしなくなる方法
そんなに「気にすんな」と言われても難しい人のために、ここ数年私が実践している方法をお伝えする。
これはあくまで個人単位の対処法なので、これが合わないという人は自らの対処法を考えたり他の方のやり方を参考して実践してみてほしい。
①FF数は視界に入れない
私はいちいち自分のSNSのFF数を数えていないし把握してない。多分150人くらいだったかな?
最もベストなのは自身のプロフィール画面を見ないように努めることだと思う。
フォロワー数が150人、翌日には149人、更にその1週間後には3人減ってたなんてよくあることだし、地球上でちっぽけなアカウントの更に小さな現象にいちいち気になっていては人生の無駄だから。
②フォロワー欄の確認をする習慣は控える
批判を覚悟で申し上げると、毎日毎日フォロワー欄を確認するのはもはや病気です。
サイレント点呼をして、「あれ?あの人、ブロックしたのかな、垢消ししたのかな」。
別垢で確認したら垢は消してない。じゃあ、フォロー外されたんだな」って嘆くのはもうやめようぜ。
来るもの拒まず去る者追わず。
③フォロワーのフォロワーを無闇に探ろうとしない
「そんなのフォロワー数に直結するの!?」と思うかもしれないが。
だがこれも、余程の理由がない限りはやらない方が良いと思う。
フォロワーも他人だが、フォロワーのフォロワーはもっともっと他人だ。
タップしたが最後、相手からのブロック表示を見て更に落ち込む、そんな経験がある人はもう二度とそれしないこと。
リアルの人間関係と同じかそれ以上にネット上の人間関係は複雑だ。
複雑な人間関係の網をかいくぐって探るのは、疲れ気味のメンタルの人は本当に避けようね。
それでも気にしてやまない人へ
間違いなくSNS疲れなので、煽り抜きでインターネットやめろ〜!
noteさえも疲れてるようなら私の記事を読んだらすぐアンストしておけ〜!
SNSだけが承認欲求の捌け口ではない。
家族や友人、職場の人、通院先や習い事、近所の人など、リアルの繋がりを緩やかに大切にしよう。
ここ数年SNSに入り浸りながら地元と東京を新幹線で往復していた時によく思ったのが、「この家々に住む人々のうち私のことを知ってる人なんて、きっと誰も居ないんだ」ということだった。
それは、旧Twitterで2000人強のフォロワーを抱えていた時も同じような感覚だった。
匿名のSNSの知名度なんてたかが知れていて、一般市民にそこまで知れ渡ってない。
ネットの海での評判を気にする暇があるなら、今生きているこの身で楽しめること、経験できること、そこで触れ合える人との交流も疎かにせずに生きてみるのも、1つの手かもしれない。
おわりに
SNSでフォロバしてもらえない、フォロワー数やフォローを外された理由などを延々と考え悩んでしまう人に向けて記事を書いてみた。
私も色々と偉そうに綴ってみたものの、実のところ現在進行形で各所でSNS疲れを起こして小休止中だ。
そして書き綴ったことはほぼ全てブーメラン。紛れもなくインターネットをやめるべき人間だ。
そんな自分だからこそ、これまでどんな側面でSNSに疲れを感じたのか振り返ってみると、やはりフォローバックしてもらえないもどかしさや、フォロワー数が1人減っては嘆くというような些細なことが原因だった。
SNSは、使う用途と呟く内容、情報の取捨選択、フォロワー同士の距離感を上手く保てば最高のツール。
一方でフォロワー数の微々たる増減を気にしたり、特定の人との関係性に依存してしまうとリアルをも蝕むツールにも早変わりしてしまう。
もし、仮にSNSでかかる負荷をいなした上でもSNS疲れを感じたならば、無理をしてスマホやタブレットに齧り付くことなく、一旦デジタルデトックスしてみるのも手だ。
この先の皆様のSNS生活が、インターネットの海の関係性や自身のフォロワー数、嫌われていないか、などの不安に捉われないような、自由かつ日常を健全に彩るものになることを切に祈る。
では。