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ビンテージショップで常連になるのは『選ばれた人』だけだと思ってた

ビンテージショップで常連になるのは『選ばれた人』だけだと思ってた

6年前、28歳の秋。
友達と知人の合間くらいの同世代女5.6人くらいで集まったとき。
そのうち1人が異様に洒落た服装で現れた。他の誰かが「そのコートかわいいね!」と声をかけたら「ビンテージの服にハマってる」とのことだった。

「もう安い服とかじゃなく大事な数着を長く着続けることにした」とか語るその子を死んだ目でみながら私は「いいなあ」とか「私もそうしたいなあ」とかじゃなく「そういう人生の人は良いよ

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サボることを教えてくれた上司たち

サボることを教えてくれた上司たち

学級委員ぽい、とよく言われてきた。自分ではあまり自覚はないけれど、確かに宿題は必ず終わらせるし、待ち合わせには遅れないし、やってはいけないことは、絶対にやらない方だ。

学生のときは、この性格に助けられていた。

与えられた課題を期日までに終わらせ、決められた時間に授業に出る。やるべきことがクリアだったし、きちんとこなしていくことで評価された。夏休みの最終日に、終わらない課題に絶望するというシチュ

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いつかの教育実習生が贈る「学級通信」

いつかの教育実習生が贈る「学級通信」

「先生、勉強って何のためにするんですか?」

大学4年生の教育実習中、担当させていただいた学級の中学1年生から質問されました。
先生と生徒とで毎日やり取りする交換ノートで。

かれこれ3年前の記憶ですから、朧気な記憶を元にやり取りを書き出してみます。

ーーその生徒は、“ザ・女の子”な感じの女子生徒で、勉強をするのにいまいち身が入らない様子の、いろんな物事に対してつまらなさそうにクールに構えている

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絵の仕事を得るための営業のはなし

絵の仕事を得るための営業のはなし

最近、「絵の仕事が軌道に乗るまで、どのくらいの頻度で営業をしてきましたか?」というご質問をいただきました。答えは返したのですが、少しお話できそうな内容だったのでnoteにも書くことにします。

ここでいう営業というのは売り込みのことだと思います。出版社とか、デザイン事務所に連絡をし、作品ファイルを持ち込むなり送るなりして仕事をいただく、という方法。

この営業方法、はじめはかなり勇気がいりますよね

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「みんな“なりゆき”で生きていた」ジブリプロデューサー鈴木敏夫が語る 目標を持たない生き方

「みんな“なりゆき”で生きていた」ジブリプロデューサー鈴木敏夫が語る 目標を持たない生き方

スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫さん。それまでの映画宣伝を刷新して今までにないやり方をいくつも生み出し、興行収入の日本記録を何度も塗り替えてきました。2001年に公開された『千と千尋の神隠し』は、308億円という桁違いのヒットとなり、未だ日本の興行収入ランキングトップのまま。
そんな鈴木さんのことを、ある人は「風のように生きている」と言います。風のように生きるとは何なのか? その生き方に迫っ

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