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お金について考える本

 いまの時代は、さまざまな情報はネット上で検索できることが多い。制度の変更が激しい事柄は、最新版といえどもすぐに陳腐化してしまうこともある。たとえば、六法全書のような本は理想的には毎年買い換える。五年以上たったら、憲法以外のことは、現実との乖離が大きくなってしまう。

 社会保険や税制改正などの情報を得たいとき、10年も前の本はまったくと言っていいほど使い物にならない。いま流通しているNISA関連の書籍も、間違いなくすぐに陳腐化する。


#ニーサ
#NISA


 お金に関連するノウハウ本はすぐに陳腐化するが、基本的な考え方・理論的なことが書かれた本は、息が長いように思う。
 この記事では、最新の情報ではないけれども、今でも通用すると思われる、お金に関する本をいくつか挙げてみたい。


#ロバート・キヨサキ
#*金持ち父さん貧乏父さん

 もう出版されてから、20年以上経つけれども、基本的なお金についての考え方が平易な言葉で語られている。
 予備知識がなくても通読可能で、専門的なお金に関する話も理解できる名著。

 私は英語の勉強をかねて原書で読みました。単語レベル的には、「英検2級」程度の語彙力で十分に読めます。
 TOEICや英検を目指す人にもお手頃な洋書だと思います。


#ジェイコブ・ソール
#帳簿の世界史

 帳簿に着目して書かれた世界史。高校世界史の教科書でも登場する人物も数多くあらわれる。この本も予備知識がなくても通読できる。
 「お金」の流れから歴史を見るというのも面白いと思います。政治的な大きな出来事も、財政問題と深く結び付いているのは、当然と言えば当然なのですが。

 私はこの本は英語と日本語訳と、両方で読みました。
 さきほどの「金持ち父さん」より、レベルは高いですが、英検2級の上のレベル~準1級レベルの実力があれば通読可能です。
 ただし、歴史を扱う書物なので、世界史に登場する人物名は、あらかじめ頭に入れてから読んだほうが理解がスムーズになります。

 邦訳から英語原書に進むのがオススメの読み方です。


#内山節
#貨幣の思想史

 ウィリアム・ペティからマルクス、ケインズと言った近代経済学者に至るまでの、貨幣に関する思想史を網羅的に学べる本です。
 出版されてから、30年近くになりますが、思想史の本なので、いま読んでも知識になります。
 「帳簿の世界史」と同じように、経済を通して日本史や世界史の学び直すのに資する本だと思います。


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単に学習法だけを取り上げるのではなく、英語の周辺の知識と身につける方法を考えます。また英語を学ぶ意義について、時折振り返ります。

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