見出し画像

パリ「ルーヴル美術館」閉館時間前に係員に追い出される!! Episode 5

こんにちは。フォトグラファーのnonです。
海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
こちらでは、これまでに旅した写真日記を書いていますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

限られた日程・時間の中で、いかに主要作品を効率よく多く鑑賞できるか自ら実践してみました。もちろん、歩きながらのチラ観とかではなく、普通に鑑賞して写真もしっかり撮ることが基本です。

るるぶ/まっぷるにルーヴル美術館の鑑賞時間別のモデル・コースが記載されていますが、1〜2時間で3、4点となっています。

19:50に見学スタートし、21:30までの100分コースとなります。

まるでヴェルサイユ宮殿かオペラ座ではないかと思える「アポロンのギャラリー」

20:49 「アポロンの間」

ドゥノン翼の角から中庭を覗きます。右側の建物がシュリー翼、正面がリシュリュー翼です。コの字型であることがよくわかりますね。

夜9時でも青空が見えます。

シュリー翼を通ってリシュリュー翼の先にある、「ナポレオン3世の居室」に向かいます。

途中見た置物

カフェ・リシュリュー・アンジェリーナの営業は21時まででしたが、あいにくこの時点で21:07でした。

ナポレオン3世の居室へと続きます。

Grand salon グラン・サロン
ナポレオン3世

ナポレオン3世の居室を出て、3階へ上がります。

先ずは目指すはルーベンスの部屋。この時21:25分。閉館が22時ではなく21:45とは気が付いていましたが、21:30で観客の囲い込み追い出しが始まるとは思ってもみませんでした。

ルーベンスの部屋をなんと独り占めです!

主要作品17『マリーのマルセイユ上陸』
ピーテル・パウル・ルーベンス 1622-1625
「マリー・ド・メディシスの生涯」を描いた作品の一つです。

フィレンツェで行われた結婚式で指輪を受け取るマリー
ピーテル・パウル・ルーベンス

結婚式にはアンリ4世は多忙のために来られず、マリーの叔父さんが新郎の代理を行ったとのことです。

主要作品18『レースを編む女』
ヨハネス・フェルメール、またはヤン・フェルメール 1669-1670年頃
縦24cm、横21cmと小さいです。

ジャン・クーザン作『エヴァ・プリマ・パンドラ』

21:30 突然、係員の羊飼い(羊=観客)の追い込み、いや追い出しが始まります。えっ、まだ15分あるはず。3階ではまだ最後のお楽しみで「トルコの浴場」「いかさま師」「真珠の女」など残されています。係員の隙をついて最後の一つに絞ってダッシュです。

最後の一つに選んだのは、

主要作品19『ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみなされる肖像』
フォンテーヌブロー派 1594年頃

アンリ4世の寵妃ガブリエル・デストレと、おそらく彼女の姉妹の一人であるヴィヤール公爵夫人、もしくはバラニー元帥夫人と考えられています。

二人の女性係員からもう時間ですよと言わんばかりに「Last One!」と言われて記念写真をパチリ、すかさず「One More!」と言って絵だけの写真もパチリ。最後の写真は、係員たちの視線を感じながら0.5秒くらいの早業で撮った写真です。

お帰りはあちら、と言う感じで、絵を見ながら階下に降りて行くのではなく、エスカレーターに乗せられて皆さん地下まで一斉に退出させられます。

途中エスカレーター付近で中庭を撮りました。まだ外は明るいです。

外に出ると、ルイ14世の騎馬像がここにもありました。

カルーゼル凱旋門はナポレオンの戦勝記念に建てられました。

まだ明るくて、東芝のLEDによるルーヴル美術館のライトアップには少し早いので、再度カフェ「ル・ヌムール(Le Nemours)」に行き、22時過ぎまで時間をつぶします。

Hotel du Louvre
最初に泊まった日本人は、岩倉具視、伊藤博文、大久保利通、木戸孝允といったそうそうたるメンバーで日本政府の欧米視察団一行でした。

22時を回り、黄昏の赤さが失われて藍色の空が広がり、マジックアワーの時間帯に入ります。

ルーヴル美術館見学は、初めてにして100分(1時間40分)の見学時間(19:50〜21:30)で主要作品19点を観ることができて、まずまずだったかなと思います。
最後の数点が実際の閉館時間の調査不足で観ることができなかったのは残念ですが、再度パリに行くための理由(大義名分)ができました(笑)。

ちょっぴり残念な気持ちも、マジックブルーの空の下でルーヴル美術館のライトアップを見てどこかに行ってしまいました。

明日は、パリ最終日。そしてドイツから始まった10日間の旅の最終日でもあります。訪問先はシャンゼリゼ通りとアンヴァリッドを予定しています。それとパリのレストラン。実はパリに来て観光優先で、まだレストランに行ってないのです。

To be Continued


最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

#旅行記 #フランス #海外旅行記 #この街がすき
#旅のフォトアルバム #海外旅行 #写真 #博物館
#Paris #ヨーロッパ #パリ #カメラ #ルーヴル美術館
#ルーヴル #美術館 #ミュージアム #ルーブル美術館
#ルーブル #ミュージアムパス

いいなと思ったら応援しよう!