とりあえず宇宙について考えていれば人生はめっちゃ楽しい
ということに最近思い至りました。
理学部でも物理学科でもなんでもない、来年から音楽学部1年になる科学無知なただの人間ですが、しかしこれはとっても楽しいなと。
ここのところ音楽よりも宇宙について考えたり調べたりしてます。
というか純粋な音楽そっちのけで科学に関するあれこれを見てます。
直近は「宇宙はなぜ哲学の問題になるのか (ちくまプリマー新書)」という本にめっちゃ面白いなこれ、とどハマりしていて、なるほど理学や物理学だけでなく哲学や音楽からのアプローチもできそうだなと。
あとはこれもすごいですね。
もっと早く知りたかった。しかしmac版がない…… Windows PCを買えばいいだけですけども。
……
まぁそんなこんなで、人生とは宇宙について考えていれば一生面白いなこれ、と22歳というかなり遅い年齢にして気がついてしまいました。
10歳くらいで気がついていたら科学の道へ行ったのだろうか……?
それについてはわからないので今は考えないことにします。
で。
それは僕の性格かもしれませんが、現実社会のあらゆることって割とどうでもいいというか、なんの意味があるのだろうというか。
例えばブランド品やゴシップ、流行、芸能関係や社会的地位、誰それが所有している金銭の多寡、といったことに全くもって興味がありません。
どうせみんな何十年かしたら死ぬのに、そんなこと知って(気にして)どうすんの? としか思ってなくて。
もちろんそれらが好きな人を批判するつもりはないですけれども。
創作物であっても、確かにあらゆるものは素晴らしいです。ゲーム漫画アニメ小説音楽超大好き。一生そこに浸っていたい。
しかしそれでも限界があるというか。
コンテンツとは人間が作り出すものである以上(もしかしたら今後AIが自動で作りまくるかもしれないけど)、何かしらの制約がそこにはあるじゃないですか。
どんなに好きなものがあってもそれが無限に続く保証はどこにもないし、むしろそれが好きであればあるほど悲しくなります。
あぁ、もうこれの続きが作られることはないのか、と。
創作物ではなくて現実の問題では、もちろん”不要な問題”、”社会に悪影響を及ぼす問題”はなければないほどよいと思いますが、単に頭を働かせる対象としての問題、つまり趣味でパズルを楽しむといったようなことも、解決してしまうとつまらないじゃないですか。
例えば、「この路線が高架化あるいは地下化されると住環境はこうなってするとダイヤはどうなるのであれがこうなる、しかし道路が〜」といったことをたまに考える(それが楽しいから)のですけど、時が経ってそれが実際に何かしらの形で実現されたら、そこについて完全に自由に思考することはできなくなりますよね。
現実の形に、実在するものに何かしらの引っ張りを受ける。
もちろん一つの問題を解決したらまた次の問題(思考実験の対象)が出てくることは確かですが、しかし対象が人間が直接関与し影響を及ぼす性質上、有限性があると言えるのではないでしょうか。
他にはなんでしょう。
人間関係というのは期待するから裏切られるという現象が生じるのであって、そもそも期待しなければ何もストレスは発生しません。
しかしだからといって何もないまま人生を終えるのは極端であるわけです。
じゃあどうすればいいのか。
宇宙は無限なので、というかまさにuniverseという名の通り全てを包括しているので、裏切りとか人間社会の些細なあれこれとかから全く無縁なわけですよ。
何をどうやっても終わることはない(とりあえず僕の寿命の間は)し、終わらせることもできない。
「AIによって人間の芸術が奪われる〜」とか考えなくてよくなるし(音楽にとって果たしてそれはどうなるだろうか、とても重要な課題だと思う。結構焦ってる)、「この作品はつまらない」といったどうでもいい論評からも距離を置くことができる(しかし宇宙を専門に研究されている方は論文等の批判を受けることがあるのかもしれませんが)。
だから、ずっと宇宙について考え続けることができる。
星々は涙が出るほど美しく、無限の銀河に想いを馳せれば、いつだって己の愚かさに気がつかされて成長し続けることができる。
何かしらの思ったことを、例えばこうしてnoteに書けば新しい反応やそれによって情報がもっと得られるかもしれないし。
……そんなわけで、宇宙について頭を使っている限り、損をすることが何一つとしてなくないか? と気がついてしまったのです。
これ、最高の趣味だと思う。
現代に生まれてよかったなぁと心から感じます。
必ずしも難しい大学へ入らなくとも、インターネットがあればほぼ無料であらゆる情報にアクセスすることができるし、日本語だけでなく英語の文献もAIの補助を借りればなんとなく読むことができる。
もちろん文章だけでなく動画もたくさんある。
一生かかっても絶対にわからないものがそこにはある。
だから、宇宙最高!
最近はそんなことを思っているよ、という話でした。