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「自分」の形を確かめたい

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きもちを言葉にすることで、自分が何を考え、何で構成されているか確認したい。
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#エッセイ

書きたいことなんてなくなってしまったと思っていた

2020年9月。 最後に投稿してから、約2年半ぶりの投稿。 正直、もうこのnoteに投稿することはないかもと思っていた。 ひとたび書かなくなってしまってからは わざわざ書くほどのことなんて自分の中に なんにもないような気がしていた。 自分がどんな人間で、どんなふうに考えるのか知りたくて 悩みながら一生懸命書いていた27歳。 あれから2つも歳をとる間、毎日が目まぐるしくて、 自分がどんなふうに世界を感じているかなんて どうでもいいような気さえしていた。 でもそんな自分も

新川和江「わたしを束ねないで」

先日茨木のり子さんの詩の話に少し触れ、色々な詩を読んでみたくなった昨今。 とても素敵な詩に出会ったので載せたくなった。 装丁も素敵な本なのでぜひずっと手元に置きたい。 宝物のように輝く言葉。 「わたしを束ねないで」 新川和江 わたしを束ねないで あらせいとうの花のように 白い葱のように 束ねないでください わたしは稲穂 秋 大地が胸を焦がす 見渡す限りの金色の稲穂 わたしを止めないで 標本箱の昆虫のように 高原からきた絵葉書のように 止めないでください わたしは羽撃き

noteを始めたことで自分のネガティブさと暗さと面倒くささに気づいた

本当にオチも何もなく、タイトルそのままの記事です。 27年間、自分は明るい人間だと思って生きてきました。 周囲からも「明るいね」って言われることが多かったし、 そう思っていた。 しかし、自分のnoteに投稿したこれまでの記事を読んで思う。 自分、暗っ。 特に去年の冬以降どんどん重苦しい記事になっているのは気のせいか? もうタイトルから全体的に暗い。 思えば去年の3月、 自分が何を目指しているのか分からなくて、 将来に思い悩んで、自分自身のことをもっと理解したくて始め

正式に婚約しました

7月上旬にプロポーズいただいて二人で結婚の約束をし、 自分のめんどくさい性格が滲み出ているタイトルの記事を書いてから一月半。 8月末に双方の両親への挨拶を終え、承諾を貰い、晴れて正式に婚約したことになりました。指輪はまだ買っていませんが、とりあえず今月下旬から一緒に住みます。人生初の同棲です。(引っ越し準備がやばい。何も始めていない。) 上記の記事では、いざプロポーズされたらスパッと心が決まるものだね、という話を書きました。 その気持ちは今も変わらないですが、早速この間に

永遠の愛なんて誓えるのだろうか

唐突ですが、先日プロポーズされました。衝撃です。 わたしの人生に本当にこんなことが起きるんだ!?というのが正直な感想でした。 記事を遡って頂ければなんとなく察していただけそうですが、 わたしは非常に頭でっかちというか、物事を考えすぎるきらいがあります。 自分でもめんどくさいなとちょっと思っています。 これ以上無理ってところまでうじうじ考え続け、 いざ結論を出すと思い切りよく進んでいき、 そこでまた新しい悩みにぶち当たる・・・(以下ループ) という極端な性格。 そんなわた

なぜ愛は終わるのか|映画「ブルーバレンタイン」

タイトルがお洒落だから、そして何よりライアン・ゴズリング主演だからという理由だけで見始めた映画は、大変切ない気持ちにさせられるものだった。 これは、夫婦の愛が冷たく終わりゆく様子を描いた物語である。 ※映画を見て考えたことなので、あんまり映画レビューでもないです。 ※話の都合上、「ブルーバレンタイン」「結婚まで1%」という映画のネタバレがあります。お気をつけください。 ※章立ての問いに対する答えは特にありません。 "Blue Valentine"(2010)皆様お馴染

料理の中のストーリー

今日は特別な食事をした日だった。 父の日のお祝いで、お昼からワインを飲んでお寿司を食べた。 そのランチだけでも豪勢な食事をした日だと思うのだけど、 弟が初任給でシャンパンを買って送ってくれた。突然のサプライズ。 弟があまりに成長するから、なんだか家族みんなで涙ぐんでしまい、早速夜に飲もうということになったのだ。 そのタイミングで、お取り寄せしていた素敵なイタリアン食材が届いた。 もうシャンパンに合わせるしかない。 幸せな人生を味わう。 * そんな夕食を取りながら、な

安全な歳の重ね方(27歳になりました)

いつから誕生日はちょっと気が重いイベントになったのでしょうか。 たぶん誕生日をあんまり純粋に喜べなくなったのが、ハタチすぎた頃。 嬉しさ半分、焦り半分、みたいなそれが 一気に重たくなったのは25歳の誕生日から。 加速度的に歳をとることの重みは増していって、 今年なんて「ああ、26歳が終わっちゃう!もう二度と26歳こない、ああいやだ」...って誕生日の前ずっと思ってた。 (LINEで友達と「もうアラサーだ、30代も目の前だ」なんて言い合ったりして。) そして一昨日、27歳

大事なものを捨てる覚悟は本当にあるのだろうか

退職届が受理され、来月いっぱいで会社を退職する事が正式に決まりました。 3年勤めた会社。ベテラン社員から見ればたったの3年、されど3年。 新卒で配属され初めて東北に移り住んだ2017年の初夏。 以来、毎日仕事のことばかり考えて必死にやってきたつもりです。 嫌な思いしたこともいっぱいあったはずだけど、 そうするうちに築きあげた大切なものもたくさんあります。 友達とも家族とも違う間柄だけど、毎日一緒にいて、3年間かけて「仲間」にしてもらった。 色んな人に応援されながら3年間やっ

【さらに続き】【最終】 その翼を折らないで

(前記事から続きます) 自分なりに乗り越えられたのは、「ラッキー」だったからとにかく、わたしの2年半の社会人人生は、他者からの目線や言葉によって「女性であること」を様々な場面で意識させられ、 それに葛藤し、自分なりに乗り越える事に多くの労力を割いてきたと考えています。 しかし、この経験は自分にとって貴重で、何らかの形で役に立つだろうとポジティブにも捉えられています。 ただし、そう思えるのは、わたしがある種恵まれていて、 自分なりの結論として昇華できる色んな条件が揃ってい

【続き】 その翼を折らないで

(前記事から続きます) (前回記述した個人的出来事の顛末なので、結論だけ読みたい方は次記事に進んでください) 翌日(金曜日)の出来事わたしは自分の涙腺が壊れきってしまったことに衝撃を受けながら、 めちゃくちゃ会社を休みたいと思ってましたが、 今日行かなかったらもう二度と会社行けなくなるような気がして、シャワーを浴びて、服を着て出社しました。 会社の人に涙は見られたくなくて、フロアに入る前に泣き止もうと必死になり、深呼吸してデスクまで向かいました。 これは自分でも驚きで

その翼を折らないで

性被害やセクハラに遭ったと目の前の人に相談されたら、 あなたは何と声をかけますか? また、内心どのようなことを感じますか? 今月18日、伊藤詩織さんが東京地裁にて民事訴訟に勝訴しました。 どちらの主張が正しいかというのは、 今回の地裁にて判決が下り、引き続き高裁・裁判所にて明らかにされていく事と信じてますので、今回の記事のトピックではありません。 (わたし個人としては、伊藤さんの主張が信頼できると思っています。) 刑事訴訟としては不起訴となってしまったこと、 日本の刑法

「好きだと思える自分」を選ぶ。

生きていれば、誰だって立ち止まって悩むことがある。 もやもやして、どう解決していいかわからなくなって、身動きが取れなくなることがある。 わたしは、何かを即決できるタイプではない。 こだわりや好みは激しいくせに、決断する時にはもの凄く悩む。 思えば、人生で何かを選び取る時、いつもうじうじ悩んでいた。 悩んで、悩んで、納得できる結論を選び取るまでとにかく悩み続けるタイプなのである。 *高校時代、友人Sのくれた言葉そんなわたしが、人生で大いに悩んだ時期の一つが大学受験だ

必然性に基づく不運

今日は会社で失敗してしまいました。 ミスをすると、鉛を食べたみたいに胸が重い気分を味わいます。 それほど大きなミスではありませんでしたが、 再発させると信用をなくすので、 とにかくもう起こさないようにしなければいけません。 *なぜミスは起きるのか誰だって嫌な気持ちを味わいたくありません。 だから、ミスを起こさないために一生懸命です。 どうしてそれでも起こしてしまうのでしょうか。 仕事の中では、多くの作業をどんどん捌いていく必要がありますから、ひとつのことにかけられる時間は