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【noteコンテスト】#はたらいて笑顔になれた瞬間

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2022年3月18日~4月17日まで開催の投稿コンテスト「#はたらいて笑顔になれた瞬間」についての投稿をご紹介するマガジンです。お手本クリエイターの方の記事などもご紹介していきま…
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#私の仕事

一期一会で終わらせたくなかったから

「工藤さんが違うところでも頑張るって言ってくれたこと、嬉しかった。 大変だろうけど、頑張ってね!またお邪魔しにいくからね」 そう電話で伝えてくれたお客様の言葉に、わたしは気づいたら涙を流していた。 働くことで辛くて涙を流すことはあると思っていたけど、嬉しくて涙を流すこともあるのだと。 このとき初めて知った。 わたしは今年で社会人7年目になる、 お菓子の販売員だ。 入社して配属になった店舗では5年半ほど勤めていた。 そのお客様とは新入社員のときに出逢った。 1年の中

誰かを幸せにすることで自分が幸せになる。

RYuJiです。 仕事をする目的はなんでしょうか? 働いてお金を稼ぐこと。サービスや商品を提供して誰かの役に立つこと。 人それぞれ色々な目的があると思います。 その中で私が考える仕事をする目的とは『自分の存在意義を見出す』ことだと思います。 自分の存在意義というと固くなりますが誰かを幸せにする手助けをする。 このようなイメージです。 私は株式投資の短期トレードをしています。そのため誰かの役に直接立つことでお金を稼いでいるわけではありません。 ではどのようにして

ゆびきりげんまん

昨日は天気も良く春日和だった。 駐車場のポールに繋がれ飼い主さんを待っているいつもの愛くるしいパグの親子も、気持ち良さそうにじゃれ合っていた。 私の勤務しているお店もそのおかげかお客様も多く、朝からずっとてんてこ舞いであった。 私はあるドラッグストアにおいて、登録販売者として勤務している。 お花見や歓迎会などの影響か胃薬などがものすごく売れているので、そのデータを収集し売り場の変更の為パソコンに向かっていた。 「あ、すいません、ちょっといいですか?」 とスタッフが慌て

僕にとっての副業は、自分をこの世界につなぎとめる最後のアンカーロープだった

僕が初めて副業をしたのは、新卒で働いた会社の1年目のときだった。 社会人最初の1年を間もなく終え、新しい年度を迎えようとした春先、僕はアルバイトの面接に向かった。 当時は副業を認める会社なんてまずなかったから、会社に内緒で。 仕事を教わっている立場の新人のくせに舐めている、といわれても仕方がない。でも、入社早々、理想と現実のギャップで身も心もボロボロになっていた自分を保つためにはどうしても、その副業が必要だった。 その副業というのは、ヨットスクールのインストラクター。

「編集者」になるのに10年かかった話

「風、あったかくなってきたなー!」 この風、めっちゃいいな。 サブスクにして売ってくれたら月額980円くらい払うんだけどな。 なんて春の風を楽しみながら駅まで歩き、改札を抜け、すぐに来た電車に乗って、つり革をつかんで。 ふと目の前に座ってる人のスマホを見たら、その人。 私が書いたnoteを読んでいた。 「ぴょ!?」って思った。 変な声出そうになった。 読んでいたのはロングヘアの若い女性だった。 背中を丸めて、スマホをのぞき込んで、 左手の親指でスクロールして私のno

お客さまに「誰も見ていませんよ」と言ってしまった話💦

お客様が洋服を選んでいるところを見るのが好きです。どちらがいいかしらと聞かれれば喜んでお答えします。違う商品も提案します。お手伝いできるのが楽しい♡ 「どっちの色が似合うかしら」 そう聞いて下さったのが始まりです。 背筋のすっとしたショートヘアの方です。背が低いのとウエスト周りにボリュームがあるのがお悩みだと察しました。お持ちになったのは紺とカーキの二色。リネン混のワイドパンツです。上には白のドレープブラウス襟付きをお持ちでした。 試着して頂くと紺もカーキもお似合いで