余命10年の覚悟で生きる。
1年くらい前から、自分の余命は10年しかない。という体で生きるようにしてきた。
別に医者から、「お話があるので親族の方を診察室に呼んでもらえますか?」とか、もっとストレートに「あなたの余命は10年です」とか言われたわけでは、決してない。
どちらかというと、季節の変わり目や気圧のちょっとした変化で鈍く痛む古傷のようなもの、定期健康診断で、とても注意力のある先生や技師のかたが、目ざとく見つけてちょっと声をかけてくれる程度のとっても微かな兆し、だったものの存在を意識し始めたからだ