第2弾:善玉菌だけで大丈夫?~薬剤師がオススメする快便メニュー~
結論:グルタミンも一緒に摂取しよう!
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
はやとくです。
以前の記事で、快便のためには
整腸剤や善玉菌食品だけじゃなく
オリゴ糖や食物繊維も一緒に摂ること
をおすすめしました。
こちらの記事の最後に
実は病院薬剤師としてオススメするポイントが
もう1つあると締めくくりました。
今回は、そのもう1つのポイント
『グルタミン』に関する内容です。
病院薬剤師として
手術後や絶食後の腸管機能の回復や、
がん患者さんの疼痛緩和に伴う便秘への対応
をしてきた経験から、
✅グルタミンが必要な理由
✅グルタミンの働き
✅具体的な食材
について解説していきます。
▶医療現場で使用される『GFO』
みなさんは『GFO』ってご存知でしょうか?
G:グルタミン
F:ファイバー(水溶性食物繊維)
O:オリゴ糖
の頭文字をとったものなのですが、
病院薬剤師として勤務していた時に
よくみる栄養補助食品です。
少量で腸管細胞の増殖や
免疫能の活性化などが期待できます。
入院患者さんが長期絶食などによって
腸管の機能が低下している場合などは、
まずは腸管機能を向上させることが必要となり
GFO を用いると効果的な場合があります。
▶グルタミンはなぜいいの?
グルタミンを補給すると、
小腸細胞のエネルギーになったり
小腸粘膜の萎縮を改善したり、
免疫バリア機能が高まります。
腸内環境が悪いことが原因の1つに
腸管の動きや免疫の低下も関係しています。
前回の記事で解説した
食物繊維とオリゴ糖に加えて、
グルタミンを合わせることで
より腸内環境を整えることができます。
腸内環境が悪いことをスラム街に例えましたが、
グルタミンは善玉菌が『定着』するために
住みかを与えたり、政策を整える役割になります。
▶グルタミンが含まれる食材
グルタミンを含む食材は
❏魚
❏卵
❏肉
❏大豆
グルタミンはアミノ酸の1種なので
タンパク質を摂取すればいいのです。
通常のバランスの取れた食事であれば
なにかしらのタンパク質は摂取できています。
グルタミンは熱に弱い性質があるので
より効率よく摂取するには
生で食べられる食材がいいでしょう。
▶まとめ・おすすめのメニューは?
前回の記事でもお伝えしたように
善玉菌の効果を発揮するためには
『定着』させることが必要です。
❶善玉菌
❷オリゴ糖
❸食物繊維(水溶性)
❹グルタミン
これらを含む食材を組み合わせたメニューは
「はちみつきな粉フルーツヨーグルト」
「わかめきのこ味噌汁と卵かけご飯定食」
「マグロ山芋おくら納豆ネバネバ丼」
前回のおすすめメニューに
きな粉、卵、マグロを追加してみました。
また運動すると体内のグルタミンが
大量に消費されます。
運動後はグルタミン含有の
プロテインがオススメです。
今回はこれで以上です。
お通じの不具合には腸管自体の機能不全が
影響していることもあります。
善玉菌・オリゴ糖・食物繊維だけじゃなく
『グルタミン』も取り入れるようにしましょう。
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※持病などによっては、主治医や栄養士から制限されている栄養素がある場合があります。そういった制限がないかご確認ください。
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