断捨離していて気づいた買い物って命を交換しているのと同じこと
今日は天気がよかったので奥さんと部屋の掃除をしました。
物を捨てるときに「これはダメ!○○だったんだから!」ということ多くないですかね。
今回は愛情がありすぎて物が捨てられないアナタに『買った物は命と交換して得たものである』ということを紹介していきます。
「これ捨てていい?」『ダメよ○○だったんだから』
今日あったのがこんな会話内容です。
奥さんの服を断捨離することになりました。
決心がつかないそうなので立ち合いをして過去に買った洋服を選別しました。
世界規模で繰り広げられているであろう会話です。
沼「これ捨てるよー」
奥『ダメっ、これ2万チョットしたんだから』
沼「いや、最後着たのいつよ?」
奥『2年前、でも高かったから売れるかもしれないし・・・』
なんだかゴミ屋敷の主人みたいな会話になってしまいましたが、こんな感じで最終的には45ℓのゴミ袋3つ分の服を処分しました。
ここで恐ろしいのは話を聞いている限り1枚当たり、最低でも約1万はするのです。
20数枚捨てましたね。
ということは最低でも20万円分です。
豆知識1:ちなみにこの日、私が着ていたのは5年前に1980円で買ったドン・キホーテのヒートテックシャツでした。
豆知識2:一番眠っていたのは7年前に買った1度も履いていないショートパンツでした。
もはや店の在庫が家にある状態です。
なんなら店在庫のほうが先に処分されていたことでしょう。
奥さんは猫を保健所から引き取っていて18年目です。
めっちゃ愛情深い人なのは知っていましたが7年もショートパンツを保護しているとは知りませんでした。
人間とは一度手に入れたものは手放したくないもの
人間がある物を持っていることに特別な価値を置き、それを手放すことを嫌がる効果を「保有効果」と呼びます。
ノーベル経済学賞を取ったダニエル・カーネマンの行った心理学実験では「大学のロゴ入りマグカップ」をAグループの学生に与えて「いくらなら売るか?」と聞いて、Bグループの学生には「いくらなら買うか?」と聞きました。
◆保有効果の実験結果
Aグループの学生は「7.12ドルなら売る」と答えました。
Bグループの学生は「2.87ドルなら買う」と答えました。
自分が保有しているマグカップの主観的価値が、他人が思っている価値より2倍以上も高いという「保有効果」がこの実験で確認されたのです。
よくニュースでゴミ屋敷の主人に対してリポーターが「これ捨てないんですか?」と聞いてブチギレされているのはこの効果のせいなのです。
豆知識3:私は夕方6時台のニュース特集「万引きGメン」と「スズメバチハンター」シリーズが大好きです。
買い物とは「働いた時間で得た報酬と引き換えたもの」
たくさん捨てているときに奥さんはストレス発散のために買っていたとも言っていました。
沼「この服は嫌な仕事をして得たお金で買ったものじゃないの?」
それを着ないし捨てるっていうことは寿命を捨てているようなものだと思いました。
嫌な思いをして得た金で買ったものを捨てるなんてストレスにまみれていますよね。
・嫌な仕事をするストレス
・ストレス発散に大切なお金を使い減るストレス
・20万で買った服を40万の価値だと思っているのに売れないストレス
・40万の価値があると思うものを捨てるストレス
最後に
買った物は大切な命と交換して得たものであると説明しました。
本当にアナタが欲しいと思っているものは、命を削るだけの価値がありますか?
命と交換してでも欲しいものでしょうか?
命を削るような暴飲暴食・タバコ・酒にお金をつぎ込んでいませんか?
もう1回胸に手を当てて考えてみてください。
そして浮いたお金を沼ペンギンにサポートしてみて下さいね。
この記事が参加している募集
80歳まで生きるとすると、人生の残り日数は3万日です。 40歳だと1万5千日、仕事・睡眠・プライベートの3つで分けると5,000日 プライベートタイムを家事・風呂食事・趣味の3つで分けると1,666日しかありません。 そんな貴重な時間を使って読んで頂き嬉しいです!