痛い!と感情を吐き出すと痛さが5分の1になる
こどもは、痛い痛い!ってよくいいますよね。
じつは、がまんせずに「痛い!」と言葉に出すことによって、痛さレベルが5分の1になる研究結果がでたのです。
今回は、痛い!と感情を吐き出すと痛さが5分の1になることを紹介してきます。
痛い痛い!と叫ぶには理由があった
日本人は、がまんするのが得意で、美学のように思われています。
ストレスをがまんしているうちに、身体も精神もやられてしまうなんてことありますよね。
「くるしい」「つらい」「痛い」という言葉をうちあけることで、癒しの効果につながるのです。
注射の実験
ある心理学の実験では、こどもが注射を受ける際に「痛い痛い痛い」とおおきな声で叫ぶグループと、ジッとがまんするグループにわけました。
注射終了後に、痛みを数値で評価してもらうと、「痛い痛い」といったグループの痛さレベルは、がまんグループとくらべて5分の1に緩和されていたことがわかりました。
痛い痛い!と叫ぶ行為には、痛みをすくなくする効果があったのです。
末期がん患者の感情吐き出し効果
ワシントンのガン医療センターで、末期がん患者に対しておこなわれた筆記エクササイズについての研究があります。
筆記エクササイズは、20分という決められた時間で、「ガンが自分たちのなにを変えるのか、そしてその変わったことに対して自分はどのようにおもうのか?」を記述させるかんたんなものでした。
結果、筆記エクササイズ参加者の49%が「病気に対する考え方が変わった」と答え、38%が「いまの病気の状態に対する気持ちが変わった」と答えました。
とくに若い患者、最近ガンと診断された患者に、高い効果が認められました。
文章や言葉で「表現する」だけで、自分のつらさ、くるしさ、痛みなどが軽減するのです。
弱音を吐くのはいいこと
こどもだけでなく、おとなであっても、ひとは弱い生き物なのでストレスを感じたら相談しましょう。
痛みもつらさも相談するだけで、軽くなることが証明されています。
がまんをし続けても、つらいだけなので「言葉で表現」してみるとラクになれますよ。
最後に
今回は、痛い!と感情を吐き出すと痛さが5分の1になることを紹介ました。
こどものように、がまんせずに「痛い!」と言葉に出すことによって、痛さレベルが5分の1になる研究結果がでました。
ひとは、文章や言葉で「表現する」だけで、自分のつらさ、くるしさ、痛みなどが軽減することがわかっています。
日本人は、弱音を吐くことが苦手な人種とされていますが、自分を大切にすることも必要です。
こどもだけでなく、おとなであっても、ひとは弱い生き物なのでストレスを感じたら相談しましょう。
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