ビジネスや副業に欠かせない商品設計『消費者の欲求ウォンツ』とは?
ビジネスや副業では、消費者の欲求=ウォンツがなければ成立しません。
ウォンツ(Wants)とは、消費者の欲求・欲望のことで商品づくりに欠かせない視点のことです。
今回は、新井一さんの著書「会社で働きながら6ヵ月で起業する」を参考にビジネスや副業に欠かせない『消費者の欲求ウォンツ』について紹介していきます。
ウォンツ(Wants)とは?
ウォンツ(Wants)とは、消費者の欲求・欲望のことです。
マーケティング用語では「ニーズ(Needs)」と近いイメージがありますが、少しだけ違いがあります。
「ニーズ(Needs)」とは、消費者が商品・サービスに対して抱く「必要性」のことです。
「ウォンツ(Wants)」は、商品・サービスに対して抱く「欲求」を指します。
例えば、消費者が感じている「空腹」、「のどの渇き」はニーズで
「肉を食べたい」、「コーラを飲みたい」など特定の商品・サービスに対して感じる欲求がウォンツになります。
ウォンツの見つけ方5選
ビジネスや副業に欠かせない商品をつくるためには、消費者の欲求であるウォンツを見つける必要があります。
消費者の欲求を見つけるためには、5つの情報をチェックするする必要があります。
①法律の変化、規制緩和など
⇒税金が変わる、外国人労働者が増える
③大企業の動向、発表など
⇒大手が合併、商品の値下げ(値上げ)
④世の中のトレンド
⇒副業解禁、リモートワーク
⑤みんなが気を付けようと思うこと
⇒定年退職の年齢引き下げ、老後二千万円問題による、NISAやiDeCoなどの資産運用
身近にある変化に落とし込む
ビジネスや副業に欠かせない商品をつくるために、消費者の欲求であるウォンツを見つけたら、できごとによって起こる変化を考える必要があります。
変化が起きたら「何が求められるようになるのか」を4つのカテゴリから想像していきます。
・そのできごとがあると、身近な人の『お金』に起こる変化
・そのできごとがあると、身近な人の『仕事』に起こる変化
・そのできごとがあると、身近な人の『恋愛』に起こる変化
・そのできごとがあると、身近な人の『健康』に起こる変化
ビジネスや副業につかうサービス商品は、「お金、仕事、恋愛、健康」に絞って消費者の欲求にどう変わるのかを掘り下げていきます。
例①:税金が上がる
⇒「会社員のお小遣いが減る」
⇒「エステサロンなどへの自己投資が減る」
⇒「サロンへの集客コンサルティングが求められる」
例②:自動運転が実用化される
⇒「タクシーの運転手さんが失業、不安を抱える」
⇒「AI、ITに負けない働き方を教えるキャリアコンサルティングが求められる」
例③:外国人労働者が増える
⇒「日本人と結婚したい外国人が増える」
⇒「外国人との出会いやトラブル相談が増えて解決の場が求められる」
例④:定年退職の年齢が引き上げられる
⇒「早期退職制度で、人員整理をする大企業が増える」
⇒「不安や再就職困難でメンタル不調になる人が増える」
⇒「再就職支援や心のケアが求められる」
変化を追うことで、さまざまな消費者の欲求にたどりつきましたね。
お金・仕事・恋愛・健康は、人間の悩みの代表格です。
つぎに消費者の欲求を満たす大事な2つのポイントを紹介していきます。
『痛みの回避』と『快楽の追求』
消費者の欲求であるウォンツは、お金・仕事・恋愛・健康という変化に対して「痛みを回避」と「快楽の追求」を求めます。
ひとは、もうこれはやりたくない!と「痛みを回避」するために、調べたりお金を払います。
例:もうブラック企業で働きたくない
⇒「退職代行サービスを利用して退職する」
また、もっと刺激的で楽しいことをしたいというときにも、お金を払うのです。
例:推しているアイドルと握手がしたい
⇒「握手券のためにコンサートチケットを買いまくる」
どうですか?どっかで聞いたことのある商売方法ですよね。
わたしたちは、消費者の欲求であるウォンツをうまくコントロールされて過ごしているのです。
世の中にあるサービスや商品は、すべて消費者の欲求=ウォンツを調べてから売られていたのです。
最後に
今回は、新井一さんの著書「会社で働きながら6ヵ月で起業する」を参考にビジネスや副業に欠かせない『消費者の欲求ウォンツ』について紹介しました。
ウォンツ(Wants)とは、消費者の欲求・欲望のことです。
消費者が感じている「空腹」、「のどの渇き」はニーズで「肉を食べたい」、「コーラを飲みたい」など特定の商品・サービスに対して感じる欲求がウォンツになります。
ビジネスや副業に欠かせない商品をつくるためには、消費者の欲求であるウォンツを見つける必要があります。
世の中のできごとや流行りから生まれる変化を考えることで、ビジネスや副業に使えるサービスを生み出すことができるので、やってみてくださいね。
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