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コーヒー日記⑥

考えを発信することの意義

あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。

マハトマ・ガンジー

言葉や行為がいつどういう効果をもたらすか。それを完全に予測することはできません。
確かなことは、言葉や行為を「しない」場合、その効果はゼロということです。

一回一回の行動・言葉・投稿。それ自体は世間にとって無意味であっても、継続することは、自分にとって、結果として意味のある行為であると信じたい。

コーヒーという”贅沢品”

わたしたちは、人間の生存にとっての必要という限界を超えた支出が行われる時に、”贅沢”を感じます。

そのように考えると、コーヒーも一つの”贅沢品”といえます。
コーヒーがなくても、人間は生存することができるからです。

ではなぜ人間は贅沢をするのか。
それは、人間が人間らしく生きていくため。贅沢をすることでしか得られない満足感があるからです。
贅沢により得られる満足感は、承認欲求が満たされるためでなく、内発的な感覚です。

あなたには、どのような”贅沢”がありますか。

わたしにとってのそれは、言うまでもなくコーヒーです。
先日久しぶりに体調を崩し、38℃超えの高熱で2日間仕事を休みました。
身体はふらふらだったし、食欲もなかったけれど、それでも自分でドリップして、コーヒーを淹れました(笑)

体調を崩していても、それでも心から「したい!」と思えるもの。
それがその人にとって、最高の贅沢かもしれませんね。

浪費によって大量消費を防ぐ

浪費はどこかで満足して止まるという点は極めて重要です。なぜならば、自分たちが奪われている楽しみや豊かさを取り戻すことによってこそ、大量生産・大量消費・大量投棄に基づく消費社会の悪循環に亀裂を入れることができるという視点が得られるからです。

國分功一郎著 『目的への抵抗』

浪費とは、純粋に自分が欲しいと思うものを買うことだと思います。
『純粋に自分が欲しいと思うもの』とは、承認欲求に基づかない、自分の内側から湧き上がる欲求ともいえます。

確かにこのように意識すれば、清貧に努めなくても、大量消費・大量投棄を防ぐことができると思います。

物を買わないという、「~しない」行為でなく、純粋に自分が欲しいと思うものを買うという、環境に配慮しつつも「~する」行為の方が、人はモチベーションを維持できるのではないかと思っています。

目的を越えた活動、仕事

結果として充実感を得ていることと、充実感のために何かをすることとは、外側から見ていると区別ができないかもしれません。~~しかし、この区別は大切です。

國分功一郎著 『目的への抵抗』

目的をもった行動をする。それは仕事では当然のことのように思います。

ただ、あまりにも目的に支配されてしまうこと。
それは危険です。
歴史上、目的に支配されることは、全体主義にも繋がっているから。

わたし自身も、目的に支配されていた一人でした。
仕事はもちろん、趣味であっても、自分の人生にとってプラスと思える目的がないと、とても不安になった。時間の無駄に思えた。
何事も目的をもって行動している人に憧れた。
漫画を読んでいるとき、友達と談笑しているときでさえ、必死に目的を探した。
そんなわたしの生活は、振り返ってみると、不安や虚無、それだけでした。

かといって、目的のない行為だけをして過ごす。
そんなことは難しいでしょう。

では、目的のある行動であっても、目的のない行動のしているときのように、純粋にそれを楽しんでいる、そういう行為はなにか。

そういう行為こそが、その人にとっての天職であり、人生を豊かにしてくれるのではないか。

目的から出発して、目的を超える。
そんなマイナーチェンジが、今のわたし、わたしたちには必要なのかもしれません。

同じことを続けることの大切さ

わたしは、 #オードリーのオールナイトニッポン のリスナーなのですが( #リトルトゥース )、ラジオでよく話に出てくる、バーモント秀樹さんのことを、密かに尊敬しています。

実際に芸を見させていただいたことはないのですが、オードリーのお二人の話によると、ずっと同じ芸風で、しかもネタも一言一句ずっと変わらないのだそう。
これって、結構すごいことじゃないですか?

何かを続けていると、「これでいいのかな?」とか、「ここを変えた方がいいんじゃないかな?」とか、色々なことが浮かんできます。
もちろん、そうやって改善し続けることも大切かもしれません。

一方で、同じことを続けること、これはかなり勇気と忍耐が要ることです。
変化と成長を強要される世の中で、あえて同じことを続ける。
今の社会では、むしろこうした行為が(俗っぽい言い方をすれば)、差別化になる、こともあるかもしれません(笑)。


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