書籍「過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書」
ジェーン・スーさんと、桜林直子さん(サクちゃん)のPodcastが本になったこちら。
Podcastは聴いてないんですが、面白そうと思って読んでみました!
結果、拍手👏
大切に覚えておきたい金言の数々。
ほんまにそうやなぁ〜自分もやってみよう、気をつけてみようっていう話の連続。
私がビビッときた話のいくつかをご紹介します。
サクちゃん
これまでの人生、自分が本当に望んでいるかで決めてきたか?と問うと、NOな気がします。
本当の意味で「決断」したことってないんですよね。
勉強、受験、大学選び、就職先。
流れるままに生きてきた気がする。
サクちゃんと同じく、30歳を過ぎてようやくそのことに気付きました。
一つ一つ、意思を持ってきちんと選んでいく感覚を、これからもっと大事にしていきたい。
そうしたら、もっと自分が足を地面につけて生きてる実感が持てるんちゃうかなあ。
なんとなく、ふわふわ浮いているような感覚がずっとあるんですよね。
これは大事ですよね。
自分を大事に扱うっていうこと。
自分の希望とか欲に、無視しないでちゃんと向き合ってあげること。
私はまず産後のわがままボディに向き合いたい(早急に)
スーさん
安全な箱の中にとどまって、誰かが与えてくれるまで待っていると、欲しいものは手に入らず、削られていくだけ。
これまでリスクってほとんど取ったことない気がします。
32歳、そろそろ箱から出てリスクを取っていきたい。
人生を生きていると、もちろん傷ついたり、傷つけたりするけども、誰も自分に致命傷を与えることはできないってことですね。
こう思ってると、なんか気が楽じゃないですか?
どんなことがあっても、致命傷にはならないのよって。
傷は絶対に治癒するし、私にはその力があるのよって。
勝手に自分で自分を「こういうタイプの人間」って決めつけてるところってあるかも、と思いました。
でも、好きな本、好きな服、好きな映画、関わる友人や先輩・後輩って、年々変化していきますよね。たしかに。
だから、ちょっと今の自分は前の自分とこういうところ違うかも!
こういうのも好きになってきたんや、こういうのも受け入れられるんや!って柔軟に捉えていきたいもんですね。
ところで、サクちゃんとスーさんの話を読んでいると、「傷つけてくる人」ってそんなに世の中にいるもんかね?という疑問がわいてきました。
私が恵まれているだけかもしれませんが、明らかに失礼なことを言ったり、無視してきたり、不遜な態度をとる人って、あまり出会いません。
もちろん高校くらいまでは女子のもめごとって色々あったし、自分が他人を傷つけたこともあります。心から後悔してます。
でも大人になってくると、皆一定の常識は持っているような気がする。
会社の人、友人、保育園のママたち。
身を置く環境を変えると、また違ってくるんかもしれへんけどなあ。
サクちゃんとスーさんは、関わる範囲や社会関係が広いからこそ、厄介な人とか裏切ってくる人とかに出会うことも多いのかも。
もう一つ思うのは、こういう類(人生とか、人間の感情とか行動について)の本を好んで読んだり、ラジオを聴いたりする人と、全く関心がない人に真っ二つに分かれるよねってこと。
私はサクちゃんとスーさんが話してるようなことを誰かと話し合うのが好きやし、本で読むのも、人が話してるのを聴くのも好き。
でも、夫に話しても、多分「そんなこと考えてどうするん?時間のむだやで」と言われて終わりそう。知らんけど。
人間の内面を深く掘り下げたり、考えたりすることに興味がない人はほんっまにないと思う。もう生まれた星が違うという感じ。
夫は夫の良さ(そしてその良さは私が持っていないものだったりする)があるので、どっちがいいという話ではないんですけどね。
そして実は、そういう話ができる人ってかなり限られてる気がする。
私は母と会ったらすぐそういう話します。人生とか人間とかの話。
娘が大きくなったらそういう話ができる関係になれたらいいなぁと思ってます。夫に似たら無理やな。
ってなわけで、色んな気づきを与えてくれる本です。
スーさんやサクちゃんをご存じない方も、ぜひ!!!