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クリエイターとしての話

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自分自身の創作活動に関する話から、誰かの創作に役立つかもしれない考え方まで、色々と書いています。
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#考察コラム

なぜ今、紙の本がいいのか。紙の本の利点

私は紙の本が好きです。 というか、読み物全般が好きです。 ただ、全ての読み物を紙で買っていると自室が破裂するため、最近は電子書籍もかなり利用しています。 なのにやっぱり紙の本が好きなので、つい紙の本を買ってしまい、本棚から溢れた本と格闘する日々です。 出版業界は以前より紙の本が売れなくなり、かなり苦しい状況だと聞いています。最初は紙で単行本が出たにも関わらず、売り上げが芳しくないので続刊が電子書籍のみになってしまった、という作家さんのお話も聞いたことがあります。 そん

読書が役に立つ人、役に立たない人の違い

私は自分の精神病が一番ひどかった時、図書館に通って本をたくさん読んで、自分の病を治そうとしたことがあります。 病気を治すための読書だったはずなのに、心理学だけでなく物語・哲学・ビジネス(お金)・その他自己啓発・伝記・旅行記・写真集・芸術・イラスト教本・動植物昆虫の図鑑……いろいろなものを読んできました。 今まで読んだ本で得た知識は、病気の克服だけでなく現在の仕事や生活にも良い影響を与えています。 精神病の症状は99%出ませんし、親との関係も改善されましたし、パートナーとも

「ファンです」と言い迷惑行為をする人が嫌いだったことについての考察

「ファンです」「好きです」と言って近づいてきて、迷惑行為をする人たちが嫌いでした。 しかしそれ心理学に当てはめて冷静に考えてみたら、「その人たちのことが羨ましかった」んですよね。 意味わからん、と思うかた多数でしょうから、心理カウンセラーとしてちゃんと解説します。 「ファンです」「好きです」を免罪符にする人々と同じになるのが怖かった先日書いたこの記事の通り、私が20年以上好きな声優・大塚明夫さんにファンレターを書いて、昨日投函しました。  ↓ ファンレターを書いている

イラストレーターになりたいなら近道ばかり探すのをやめてみる

オリジナル記事掲載日:2021年8月5日 イラストレーターに限らず 「何かになりたい」と 望みながら叶わない人って、 近道を探しすぎな気がしました。 過去の自分自身や、 自分がよく見る世界が たまたまそうだっただけ かも知れないので、 一つの意見として参考に していただければ幸いです。 * * * うまくいかない、 なかなか叶わないと 悩んでいるときって、 つい「最善の道」とか 「最短の道」とか 「効率の良い方法」 ばかり探しません? 「これさえやれば劇的に 絵が上

私は自分を許していないし、許すために生きているのだ。

先日、原稿修羅場のためにnoteを更新するのを忘れていて、勢いで記事を書いて気づいたことがあります。 私は、過去の自分を許していません。 そして、許すために生きたり創作活動をしたりしているんだろうな、と思います。 その記事↓ noteを以前からお読みの方はご存知かと思いますが、私は24年間「境界性パーソナリティ障害」という精神障害でした。 心理学を勉強したり自分と向き合ったりしたお陰で克服し、現在は「今の自分、いいじゃん!」という状態で生きているのですが、過去の自分がま

時間を使うのが下手な人のための、紙&ネットツールを使った対処法

オリジナル記事掲載日:2020年6月7日 今年3〜4月くらいに 仕事を詰めすぎて 大変なことになったのですが、 その時やっていた対処法が 誰かの役に立つかも、と思ったので 記事にしてみます。 わたしはクソ忙しい時は まず紙に 「その日やることリスト」を書き、 その後Googleカレンダーで 「その日やる順番」を 細かく決めます。 やることリストの書き方「本当に頭がよくなる1分間ノート術」 紹介記事にも書いていますが、 わたしは毎朝 「その日やる(やりたい)こと」を ノー

産みの苦しみと共存するには、煩悩と向き合うしかないのだ

オリジナル記事掲載日:2020年11月6日 実は最近アナログイラストの 仕事をやっているんですけど、 ものすごく自分と向き合う 羽目になりますね。 子どもの自分の欲求や 煩悩といかに向き合うかが 絵描き、いや全ての人にとって 重要なことなのかも知れません。 * * * アナログイラストというのは 現実で鉛筆や絵の具等を使って 描くイラストのことです。 (念のため) 正直、アナログじゃなくても 最近めちゃくちゃ 漫画を描いていたので 「子どもの頃の自分」は たびたび頭

女性なのに巨乳も露出の高い服の絵も描きたい私は、肩身が狭かった

昨日の記事終盤に書いた話を、別記事にしたほうがいいと思ったので独立させる。 昨日の記事で紹介したのだが、初めて展示会用の絵でセクシー系の絵を描いた(2枚目)。友人達から「猫より胸に目がいってしまう」と言われた。 実はこういったセクシー系の絵を描くのも私にとっては冒険だった……というか、そもそもこのキャラクターを生み出す事自体が私にとって冒険だった。 巨乳暗殺者メイド・ミリアちゃん。 彼女は、友人M美さんから「この漫画は巨乳が出てこないのか」と言われて無理やり創ったキャラ

創作や発信でどう思われるか気にならなくなった話

あまりにもスピリチュアルっぽいので身内にしか言っていなかったんだけど、今日突然「漫画で描いてみよう」と思った話。 最近、自分でも分かるくらい創作活動がどんどん活発になっているんですよね。 たぶんこういう考え方(イメージ?)が定着したからだと思います。  ↓ 「外っかわにネタの泉がある」というのは、もちろん他人からネタをパクっているという意味ではありません(笑)。 たぶんユング心理学で言うところの「普遍的無意識」に近いんじゃないかなあ、と思います。 普遍的無意識とは、個

お役立ちブームは終焉を迎え、創作の時代がやってくる(気がする)

今、何かを発信してお金を得たいなら、「お役立ち系」がいいと思う。 というより、何年か前から「お役立ちブーム」がずっと続いている。 けれどいずれブームは終焉を迎え、創作の時代が再びやって来る気がする。 なぜかというと、私自身がもうけっこう「お役立ち投稿」に飽きてきたからだ。 SNS、特にTwitterでバズりたいなら、共感が大事だとあらゆる人が言ってきた。共感ネタにお役立ちをプラスしたりなんかしたら、もう最強だ。 私もそれを狙って、Twitterで「共感+お役立ち」系の心

「私と違う世界」を見て、自分の進む創作の道がまた明確になった

平田本陣記念館(島根県出雲市)で開催されていた原画展「ダヤンと不思議な劇場」へ行ってきました。 実は私、こっそりとベイビーダヤンを愛好しておりまして、それを横で見ていたパートナーが「行こう!」と言ってくれたのです。 展示が見られるだけで良かったのですが、「折角だから池田あきこ先生本人が来られる日に行こう!」と言われ、今日12月25日に行くことになったのでした。 「サイン会の整理券も間に合ったらもらおう!」となぜか意気込んでいるパートナーに押され、残り枚数ギリギリのサイン

先延ばし癖アリアリの私がどんどん行動できるようになった理由(わけ)

ここ数年、「すごい行動力ですね!」と言われることが増えてきました。 元々、私に行動力なんてありゃしません。 完璧主義で、考えすぎるほど考え、言い訳してダラダラして、結局ギリギリまで何もやれず、〆切間際にいつも時間に追われる人間です。 そういう人間がなぜ「行動力ありますね!」と言われるようになったのか? ビビってる私・凡人の私を認め、自分自身の味方になれたからだと思います。 「すごい人」になりたかった私私はすごい人になりたかったんですよ。 自分がかかっていた「境界性パーソ

創作を進める恐怖から、仕事に逃げているのかもしれない

「漫画が描きたい」とずっと言っているし、実際描いている。 でも全く描く時間が足りない。だから思った日数で完成しない。 「最近、仕事が増えたな」と思う。実際、依頼も問合せも増えている。 ただ、何を優先するかは自分で決められる。 本当は創作を進めるのが怖くて、仕事に逃げているだけなのかもしれない。 「もっと作品を読む人が増えて欲しい」と思っていたけど、いざちょっとバズったりするといつもビビる。 そこで追撃してさらに作品を描いてアップすればいいのに、毎回失速してしまう。そして失

【固定記事】バズってないし万フォロワーでもない私が、本を出版できた理由

通常、無名の一般人が出版社から書籍を出していただくには、バズるかSNSで万フォロワーつくかしかありません(自費出版でもない限り)。 そのどちらもなかった私が書籍を出版していただけた理由は、「SNSとブログで執念深く投稿し続けたから」でした。 ◆無名の一般人、自費出版でなく本を出す私は10年フリーランスでイラストレーターをやっている者です(ちなみに島根県民)。 最近は「漫画家カウンセラー」という肩書きで活動しています。しかしながら、いわゆる「無名の一般人」です。 本日、学