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創作を進める恐怖から、仕事に逃げているのかもしれない

「漫画が描きたい」とずっと言っているし、実際描いている。
でも全く描く時間が足りない。だから思った日数で完成しない。
「最近、仕事が増えたな」と思う。実際、依頼も問合せも増えている。
ただ、何を優先するかは自分で決められる。

本当は創作を進めるのが怖くて、仕事に逃げているだけなのかもしれない。

「もっと作品を読む人が増えて欲しい」と思っていたけど、いざちょっとバズったりするといつもビビる。
そこで追撃してさらに作品を描いてアップすればいいのに、毎回失速してしまう。そして失速している内に波が終わるのだ。

誰にも読まれないことより、沢山の人に読まれるほうが怖い。色々言われるのが嫌なのだろうか? と思ったけれど、単純に「成功するのが怖い」だけのような気がする。成功するかどうかもわからないのに。
というより、私にとっての「成功」とは何ぞや?

いつも挑戦中、みたいな状態でいたいのだろうか。
自分のカウンセリングでよく、相談者さんに言う。
「人間とは、本能的に現状維持を求める生き物ですよ」
もちろんそれは自分にも当てはまる。

私は漫画家になりたかった。
漫画ばかりかいて生活する人に。
「憧れの漫画家を目指す私」をキープしておきたいだけかもしれない。

ビビる自分を説得しながら漫画を描く。遅い。もっと早く描きたい。
描けないのは仕事が忙しいせいじゃない。
自分の創作活動を今以上に進めるのが怖いのだ。

恐怖に立ち向かわねば。

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伊藤巴(ともえ)@漫画家×カウンセラー
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