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心、響かせ。

高祖母に習った

ワガママいい
駄々をこねたとき

暴言を
親族にはいた

すると

叱ったり
怒ったりしない
親族たち

その場にいた
高祖母が近寄って
ジッと見つめ云った

「丁寧にお話なさい」

「言葉を大切になさい」

「忘れちゃダメよ

言葉は
心を響かせ
キモチをのせる
器なの

同じ言葉でも

相手のキモチが
透けて見えるの」

どういうことなのか
もはや
駄々をこねた
自身のワガママを忘れ

高祖母に習ったものだ

叔母さまにも
童話の聴かせが
とても秀逸なひとがいて

とくに
北風と太陽が好きで
何度も聴いた

絵本
読み聞かせではなく

暗くした寝所
少し開いた
カーテンの隙間
月の光射す

ボクの傍で
静かに始まる
声物語

ひとの優しい香り
ホッとする体温

そして
穏やかな声

ボクはきっと
心を響かせる
声の音が好きなんだ

ひとことで
「ひとがら」というけど

学校でも
社会でも
この「ひとがら」

それこそが大切
ボクはそう感じる

とくに
社会、政治などは

多くの人の
「納得」「理解」など
必要不可欠だ

ともすれば
肩書や立場で
モノをいう
人々を見かける

多くの軋轢の中
しかたなく
そういう発言の
人々も存在すると思う

しかし
だからといって
それに
右に倣えしなくともいい
従う必要は無い


自分の人格
自分の
人間的な魅力
誠実な
振舞いにこそ

相手が心開き
理解し納得し
対話をすすめていける
カギがある

人間としての
生き方

心の姿勢

魂からの想い
心を響かせ

自分自身の体内
すべてから

喉を使い
声となる

キミも知ってるよね
喉には仏様がいる

のどぼとけ
喉仏


言葉は大切
詩を歌にして唄うひとも
言葉を紡ぐ人も

よくよくご存じ

さあ
心響かせ合い
分かち合おう

キミの言葉は
世界の誰かの勇気になる



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