心の傷は深く人生に影響する
こんにちは。えめです。
今回、統合失調症に限らず
精神科全般に関係する話になります。
#PTSD #アダルトチルドレン #自分の感情がわからない #記憶が飛ぶ
この辺が気になる方は参考になるかと思います。
テーマ
ほぼ全ての精神疾患に影響している原因
お付き合いいただけますと嬉しいです|・ω・*)
「統合失調症の原因②PTSDなどにより心に蓋をした」についての内容になりますが、
次の記事で統合失調症の原因②もっとシンプルバージョンを再アップするので、
統合失調症の原因を知りたい方で、今回量が重たく感じた方はシンプルバージョンをご覧ください🙇🏻♀️
心に蓋をする、幼少期の心の傷は、様々な精神疾患を引き起こす
結論から言います。
精神科にはいろいろな疾患名がありますが、
統合失調症
パーソナリティ障害
双極性障害
解離性障害
うつ病
不安障害
適応障害
これらは、全て、繋がっています。
私は何度も記事で伝えてきていますが、
精神科の疾患名は症状の特徴で名前がつきます。
疾患名が違うので「別の病気」と思うかもしれませんが、
①統合失調症
②パーソナリティ障害
③双極性障害
④解離性障害
⑤うつ病
⑥不安障害
⑦適応障害
7つの疾患名の方集めたところ、
根本原因はみんな同じ
なんてこともあります。
逆に、
1人で7つの疾患名の経験をする人もいます。
なぜか?
医師達は、患者経験がないので、
見えない精神科の病気がわからない。
医師達は、対処療法として、
出口の症状を抑える薬を開発し、
症状に合わせてどの薬を処方すべきか考えました。
なので、
医師は出口(症状)から私達を診ます。
でも、
患者サイドから分析してみると、
同じ原因が
各疾患に深く関わっていることがわかります。
入り口は同じところにあったのです。
その入り口とは…
幼少期の心の傷。
様々な精神疾患を引き起こす原因となる
心の傷について、
次から説明していきたいと思います。
※各疾患、心の傷が原因のパターンと、
心の傷は関係なく、身体的なものや、特性や、環境的なものが原因で起こったパターン、
いろんなタイプ・原因がごちゃ混ぜになって疾患名が決められています。
なので、精神疾患の原因全て=心の傷という構図にはなりません。
ただ、原因が被っていて、それぞれが全く別の病気でもないので、診断名がコロコロ変わり、患者さんに混乱させている、という現状があります。
幼少期の出来事は人生に大きく影響する
幼少期の心の傷というと、
毒親とか、重大な事件とか、
その辺を思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、心の傷を負うシーンというのは、
かなり身近にあって、
転勤や家庭事情での引っ越し、
妹や弟の誕生、
自分の気持ちや意思が受け止められなかった経験、
大人からの強制、配慮のない言葉、
卒業式などの別れ、
自信があったものの自信喪失、
無力感を感じた出来事、
親がかなり頑張らなければいけない環境(ワンオペ育児含む)や病気、
身体の不調や環境ストレスなどでのキャパオーバー、
友人などとの上手くいかなかった出来事、
自分の失敗経験、
などなど。
大人が気づかないところで、子どもが大きく傷ついているシーンはたくさんあります。
心に傷を負ってしまうと、
✅自分の感情や、疲れなど身体の感覚に蓋をするので、自分のことがわからなくなってしまう
✅自分の心の成長より別のことを優先してしまい、心の成長が遅れる
✅「心の安全基地」が作れず、いつも「お邪魔します」という気持ちで自分の存在がフワフワしたように感じる。いつも緊張してしまう。
✅心の傷の記憶を思い出して苦しい思いをするのを避けるために、記憶までの神経の道路を通行止めにしてしまう(神経回路が跳ねるように半分脳をシャットダウンさせる)
こんな弊害が起こることがあります。
✅自分に蓋をして、自分のことがわからなくなる
心に傷を負った時、
これ以上傷つきたくないって思いますよね。
そうなると、身体の本能的な反応で、
自分のこと(感情や身体の感覚)を感じる部分に、麻痺をかけたり、意識を外すなどして、
自分のことをわからなくさせます。
一時的なものならいいのですが、
記憶が残っている限り、麻痺を続けるので、
自分の存在に対するいろんな判断の優先順位を下げてしまいます。
これが無理をする原因に。
※無理がたたって統合失調症でどのように症状になるのかは原因③脳機能の低下でお話しします。
自分がわからないので、原因①でお話しした、
「認識の仕分け」ができず、
現実が混乱する状態にもつながってきます。
詳しくはこちら↓
自分に蓋をすると具体的にどんな風になるかはこちらを参考にされてください↓
※ごめんなさい、このシリーズは、産休を挟んだことで、何を書きたかったかわからなくなり、ラインナップ途中で休止してます🙇🏻♀️💦
✅心の成長が遅れる
心の成長が遅れると、アダルトチルドレンタイプになります。
詳しくはこちら↓
アダルトチルドレンの側面があると、
非常に繊細で、傷つきやすいので、
周囲に傷つけられないか常に警戒します。
なので、警戒や繊細さを全面に出し、
よく精神科のイメージで想像されるピリピリ感がでる人もいます。
しかし、
心の蓋を持っているタイプでは、
心の蓋が強いせいか、性格か、かなりの急性期以外は警戒や繊細さが表に出ません。
その代わり、
心の無意識の部分で、不安が高まります。
これが、妄想、幻聴化したりすることも。
不安がピークになると、
ガチガチに緊張したり、
疲れてしまうと、一切動けなくなったり。
そういった症状につながってきます。
✅「心の安全基地」が作れず、自分の存在がフワフワしたように感じる。
自分が安心して過ごせる場所って大事です。
脳は、
・自分が今感じていること
・自分が今接している人
・自分が今いる場所
これらをいつも確認しています。
脳はこれらの情報から、
「自分は今ここにいて、こんな状態である」
と認識して、
「じゃあ休憩しようか」「あれをやろうか」
などを判断しています。
でも、休憩する時って安全な時ですよね?
・自分が感じていること
・自分が接している人
・自分がいる場所
どれかに安心できていないものがあれば、
ちっとも休むことができません。
自分が何を感じているかわからない。
人に警戒する。
安心できる居場所もない。
こんな状態でどう休めます?
休めないと、脳はいつもフル回転。
脳の機能は落ちてしまいますよね。
現実世界が混乱して支離滅裂になるのも当然です。
※脳機能についてはまた記事アップします。
✅心の傷の記憶を思い出して苦しい思いをするのを避けるために、半分脳をシャットダウンさせてしまう
突然ですが、ポケモンやったことありますか?
ポケモンでは、主人公が負けてしまうと、
「目の前が 真っ暗に なった」
と言って、セーブポイントに戻ってしまいます。
パラレルワールドな感じですが、
負けショックで意識がなくなり、
負けた流れがなかったことになったという、
セーブポイントからはじまるための演出です。
こういう感じのを精神科では「解離」と呼びます。
「解離」は、
脳の致命的なダメージを防ぐために、
脳(意識)を一部、または、全部シャットダウンする反応です。
シャットダウンされる際に、
苦しい記憶が残らずシャットダウン(解離)できれば、
人生のほんのわずかな時間の記憶がないだけで、
生活に大きな不自由なく過ごすことができます。
しかし、シャットダウンが間に合わず、
苦しい記憶が残った状態でシャットダウン(解離)してしまうケースも少なくありません。
すると、
苦しい記憶に似ている出来事に触れるたびに、
回路から跳ねるようにしてシャットダウン(解離)したり、
吐き気や震えなど体調不良を起こすことがあります。
広義のPTSDです。
幼い頃に、大きなストレスがかかると、
ストレスの大きさに応じて、
脳の「認識を情報整理する部分」に何%か
シャットダウンが起こります。
これが起こると、
シャットダウンが生活に支障を起こさないように、
「表の自分」と「もう一人の自分」
が生まれます。
私の記事では、これを、
「大人の自分」と「子どもの自分」
と表現しています。
他の方では、
「主人格」と「サブ人格」とも言います。
こんな表現をすると、
精神科に特別な状態のように聞こえますが、
割と普遍的な状態です。
たとえば、
瞬間的にイラッときて、
「我を忘れて」しまうことってありますよね。
いつも言わないこと言ってしまった、とか。
あれも、プチ解離して、
いつも子どもの自分を隠してたけど、
出ちゃったってやつです。
あとは、お酒の席で人が変わるやつ。
あれもアルコールの化学成分で、
人工的に「解離」が起こって、
「もう一人」の自分が出ちゃうやつです。
みんな、
大なり小なり過去にストレスがあるのか、
何かしら、「もう一人の自分」を持っています。
話を少し戻して、
長いこと「もう一人の自分」を隠してしまうと、そこそこしっかりした意見を持って、
「表の自分」と戦い始めることがあります。
ただ、戦いを始めた際に、
間に「解離」の回路が挟まっていると、
戦場が跳ね橋のように断絶してしまい、
戦いになりません。
なので、
無意識から呼びかけることになります。
それが不安になったり、
慢性的な疲労になったり、
幻聴になったり、
妄想になったり。
することがあります。
よく分からないことは、
大体、解離か、
次の項目の「脳の機能低下」が関わっています。
まとめ
✅心の傷はほぼ全ての精神疾患の原因である
心の傷により
✅自分のことがわからなくなり無理をする
✅心の成長の遅れにより不安を抱える
✅安心できず休んでも休めない
✅解離で治療が見えにくくなる
以上のことは、あくまで患者サイドの世界を分析しまくってまとめた考察になります。
患者さんにお話をお伺いすると、大体は心の傷のお話をメインにされることが大半です。
子どもは大切に育てていきたいですね。
また、
子どもを一人で育てていくのは無理なので
(アダルトチルドレンなど心の成長を一人でしているのも無理なので)、
みんなで「あっ」って理解できて、
「サッ」と手が出せる世の中を作っていけるように活動頑張りたいなと思っています。
精神科革命にご協力いただける方、是非お声かけください。1人じゃ何もできません泣
どうぞよろしくお願いします🍀
長くなってすみません、
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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