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ひとりごと

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気の向くままに。毎日の学びをつらつらとメモ。
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#日記

「器用にテンプレートをつくる自分」からの脱却

日本で今の仕事をする前、あれはベトナムにいたときだ。「社交的で人と完璧に接するあなたの“ほんとう”がわからない」と、言われたことがある。大学を卒業して、はじめて社会に出て、1年ほどたった頃、だ。 大学時代からわたしは、「誰かのために働きたい」「誰かを幸せにしたい」と、事あるごとに口にしてはホスピタリティについての本を読み漁り、「ホスピタリティといえば」の、結婚式場や塚田農場でバイトしたり、客室乗務員に憧れてインターンのために毎朝5時に起きて(それも寒い冬の2月に)羽田空港ま

「人生の最高の出来事は、人と出会い深く知り合うことだ」

自分が自分じゃなくても、無条件に受け入れてくれる居場所というのは、なんとも尊いものだ。仕事ができたとかできてないとか、優秀だとか優秀でないとか(そもそも"優秀"ってなんだ)、そんなことを一切抜きにして自分が自分でいられる場所。 休日に、渋谷を歩いていた私は、たまたま見つけたカフェに入った。その店は人気店だったのか少し混んでいて、数人並んでいたので「帰ろう」、とおもった。(わたしは、よっぽどのことがない限り並ばない。) 「ごめんね、ちょっとだけ、待てる?」と、数秒前に初めて

東京の街の“寂しさ”が、東京を愛するわたしをつくった

「東京にいる君は、なんだか大人になったね」。久しぶりに会ったその人は、わたしにそう言った。 もしかしたら“大人になってしまったね”と、訳するほうが正しいのかもしれないな。 その人とは、わたしがまだ社会人になる前に浅草のゲストハウスで出会った。まだまだ社会のことも何も知らずにヘラヘラしているわたしに「君はいつも幸せそうだからずっとそのままでいてね」と、笑顔で言ってくれた人だ。ベトナムに住んでいたとき、隣のタイに住む彼は、わたしのことをいつも楽しさの渦に巻き込んでくれた。そし

2019年「省エネモード」は解除したままで【ベトナム・ホーチミン】

人生で、出会える人の数はもうすでに決まっているのではないかと思うときがある。 わたしは人が好きだ。「ひとりでは生きてはいけない」と心の底からの好奇心とともに本気でそう考える。かと思えば、誰とも会いたくなくて、「ひとりが一番だ」なんてノートを広げてひたすら自分の頭の中を整理する根暗な自分もいる。 好奇心旺盛で「ひたすら人に会いたい期」が半年続くとしたら、その後半年くらいは「人に出会うのを控えたい期」が訪れる。うまく調節はできないものかとも思うけれど、調節して100パーセント

わたしは好きな人の100を知らない

「君はかなり外向的な人間で、僕はかなり内向的な人間だ」。今は海の向こうにいるその人がわたしに、そう言った。 「内向的な人間はただ、自分の信念に向かい、ただ自分を知り、目標を達成することだけに時間をつかうんだよ。」 そう自信満々に言う内向的な彼に、「外向的」と言われる自分がただ、空っぽだと言われているような気がした。 わたしがベトナムに住んでいた頃その人は、ひとりで本を読むのが好きだと言うわたしに、(だからわたしは自分を外向的だとはあまり思わない)会うたびに本のプレゼント

大好きだったバイト先、塚田農場狛江駅前店が閉店した話。

日本に帰ってきてから、大切なイベントごとにちゃんと参加できるようになった。友人の結婚式、愛しの甥っ子たちの誕生日会。 「ベトナムにいるから、行けないや」が通じなくなって、ひとつひとつに向き合うようになった。 こないだ、家族会議に参加しに、週末にちょこっと東京から地元へ帰った。 「本当に帰ってくるとは思わなかった、日本にいるんだね」と、母が言った。ベトナムと日本だって別に遠いとは思っていなかったけれど、それと比べたらと東京と福島なんてもう近所だし、日本国内ならどこへでもフ

ちっぽけな個人が、人類みんなの幸せを願うことは、できないから、

ツイッターのフォロー数を増やせば、すべての投稿が見きれなくなる。フェイスブックの友達が増えると、本当に見たい親しい友達の投稿が目立たなくなる。全てを見ることはできなくて、全てを大切にすることは、できない。 * 今日、オフィスでグラスにたっぷり入った水を机にぶちまけた。叫ぶ私、隣で見ていたハーさんが、すかさず大爆笑。「エリちゃん、またなの〜〜!?のび太みたい!!!」 のび太。おっちょこちょいの私のことを、ドラえもんののび太のようだとハーさんが言った。ハーさんはずっと笑って

日常って、尊いと思う。

1年目になる、ベトナムで迎える朝。 起きて時計を見る。7:10だ。まずい。ニュースを横目で見ながら一瞬で身支度をしてUberのアプリを開きながら髪をとかす。今日の運転手は離れたところにいる。間に合うかな。7:50にビルに着く。ドアマンが、慣れない日本語で言う「オハヨウゴザイマス。」オフィスに入ると朝が得意な社長がコーヒーを飲んで仕事をしている。「社長、頭ボサボサですよ。」「そういえば、今日は起きてから一度も鏡を見ていなかった。」少ない髪をクシでとかす。他愛もない話をしながら

自分を幸せにするということ。

”自分で自分を幸せにできなかったら、 一体誰が自分を幸せにしてくれるっていうの?” って、同僚のベトナム人に言われた。 彼女の名前はHaさん。 Haさんは確か35歳くらい。結婚は、していない。一人でハノイ市内に暮らしている。平均年齢が23歳のこの国で、Haさんのように結婚をせず家族と離れて暮らしているのはかなり、いやほんとかなーり珍しい。 Haさんは、人生の楽しみ方を知っている。 自分が幸せになれる方法を知っている。 いつも笑顔で冗談が大好き。人間が好き。勉強が

幸せになるのではなく、幸せだと思える心を手にいれる。ということ。

ベトナムで過ごす、2度目のお正月になる。 今年は、仲良しの日本人で集まって、おでんを食べて紅白をみた。 ベトナムと日本の時差は2時間。ベトナムでにいると、年越しを2回することになる。 ベトナム時間12月31日22時0分。日本で年が明ける。日本の家族にメールを送る。 あと2時間後、ベトナムでも年が明ける。ベトナムは旧暦を利用しているから、ここのお正月本番は毎年2月。テト。 だから日本のお正月はあんまり盛り上がらないよ〜。 なんて去年も言われたけど それは大間違い!

夢を、見忘れた。

初夢 「正月に初めて見る夢のことで,その内容からその年の吉凶を占う夢占の意図があった。正月2日が仕事始めであるので,2日に見る夢を初夢といい,〈一富士・二鷹・三茄子(なすび)〉を縁起の良い夢の代表とした。」−コトバンクより ということは、今日見る夢を初夢というわけか。安心した。だって昨日は、夢を、見忘れたから。 昨夜はきたる2018年のことを考えていたらワクワクと興奮で眠れなかった。 遠足前の小学生のような、大学生の頃ディズニーランドに行く前の晩のような、そんな気分だった

誰かを好きになること。

自分の恋愛は苦手なくせに、人から相談されることが多い。そのたびに「(自分はできないけど、)こうするといいと思う!」って得意げに話す私がいる。 こんな男の人がいた。仮に彼の名前をケンジとする。 ・ハナコ(仮名)のことが大好き。 ・人を好きになると周りが見えなくなるタイプ。(恋は盲目) ・ハナコの恋人になりたいが、ハナコが高嶺の花すぎて自分には不釣り合いだと思い込んでいる。 ・ハナコの恋人になれないなら、友達としては見れないから、縁を切りたい。 ちなみにハナコはこんな女の人

“人は必要な時に必要な人に出会う。”

私の好きな言葉。この言葉は小畑友紀さんの漫画「僕等がいた」で出会った言葉。 今出会っている人は、今の自分に必要な人だから大切にする。無駄な出会いはないってと。私は、この言葉はすべてのことに当てはまると思っている。「人」を「言葉」に置き換えてもしかり。 “人は必要な時に必要な言葉に出会う。” 自分にぴったり当てはまる言葉って、響く言葉って、好きな言葉って、そのときによって違うと思う。私は手帳に好きな言葉を書いたり日記を書いたりするのが好きで、続けているけど、昔の自分には響

人生はドラクエのようなものである。

わたしは、自分が主人公のドラクエのようなゲームを、24年間ずっとプレイしている。 ゲームの目的: プレイヤーの目的は、伝説の勇者「ロト」の血を引く勇者として、「竜王」にさらわれた姫を救い出し、そして竜王を倒すことである。その目的を達成するためには、敵キャラクターであるモンスター(魔物)を倒して経験値と通貨となるゴールドを稼ぎ、レベルを上げ強い武器・防具を購入してプレイヤーキャラクターを強くし、探索範囲を徐々に広げていき、また、町の人々から情報を得て、それをヒントに重要アイテ