つまり、私が書く理由
小さい頃から、書くことが好きだった。具体的には小学6年生の頃からだったと思う。博学な父と、国語の教師のもとに生まれた家には、無数の本があり、日常的に本を読む環境と、合わせて読書感想文を書くという習慣があったのを覚えている。
どんなに分厚い本を読む時にも、本を開くと自分の中にピアノのようにリズムが降りてきて、それに合わせて読んでいた。
小学6年の時に学校で、物語を書くという宿題が出た。私はとてもドキドキした。今でも覚えている。私の初の書き下ろしタイトルは「空色のソラ」。