Today is a good day.　~1.2.3~

ショートエッセイ　【Today is a good day.】
毎日を居心地良くご機嫌に過ごしたい。私のインスタグラムでお届けしている、気ままな短編エッセイをまとめてご紹介します。

【Today is a good day.　1 】

洗濯が好き。
⁡
洗濯機を回すと聞こえる水の音で
１日が動き出す
⁡
⁡大きなバスケットの洗濯かごは
洗濯物の景色を一瞬でときめきに変えてくれた
⁡
⁡ベランダに出ると
その日の風に包まれて
考えていたことが全部消えて
頭の中はスーッと軽くなる
⁡
⁡カラフルな洗濯物たちはどれも
私の大切な人たちを昨日守ってくれたもの
⁡
⁡そよ風とお日様の恵をたくさん浴びて
洗濯物が喜んで踊り始める

さぁ　わたしも。
⁡
⁡“ 洗濯という家事は　私を幸せにしてくれる　”
⁡
⁡今日も私は　いい気分。

⁡

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⁡【Today is a good day. 2 】

夜はたっぷり眠る。
⁡
朝を迎えに行きたいから。
⁡
⁡太陽が昇ってくるのを見たい。
⁡
その瞬間に立ち会うと毎朝私は思い出す。
⁡
太陽は勝手に昇ってくるのではなくて、
⁡地球が自ら動いて太陽の光を迎えに行っていることを。
⁡
⁡私は宇宙の中の一部
⁡私は地球の上に立っている一部
⁡私は大きな自然の一部
⁡
⁡こんな気持ちにただでなれるって
⁡なんて贅沢なんでしょう
⁡
こんな心で始まる朝は
どんなに優しい朝でしょう
⁡
⁡こんな優しい朝で始まる１日は
⁡どんなにいい１日でしょう
⁡
⁡朝から家族に怒ったり、焦ったり、
雑念でいっぱいになることもないでしょう
⁡
朝1番に　地球がひっくり返るくらいに
見える世界をリセットしにいく
⁡
⁡Today is a good day.
⁡
⁡だから私は　朝を迎えに行く。
⁡

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⁡【Today is a good day. 3 】

コーヒーを家でドリップするようになったのは
⁡子どもが２歳になったとき。
⁡
⁡毎日の日課になっているのは
⁡その時間が　私の密かな喜び　だから。
⁡
⁡コーヒーを淹れているときって
⁡他のことは考えられなくなる
⁡
⁡熱いお湯をゆっくり回しかけると
⁡コーヒーの粉がゆっくり音を立ててしずみ
⁡ふわっと湯気が上がる
⁡
“ ゆっくり　ゆっくり　ゆっくり ”
⁡
私の呼吸も深くなっていく
⁡
新鮮なコーヒーの粉はお湯をかけると
⁡ぷっくりと膨らむ

⁡その姿はまるでカフェラテ
⁡“ 幸せの象徴 ”
⁡
⁡やがてぽとぽととドリップされる音と
⁡なんとも言えない深い香りで
⁡それ以外の邪念は入ってこなくなる
⁡
⁡そうしてできた飲みものは
⁡今日の気分のカップに注がれて
⁡私の体に入っていく
⁡
⁡苦くて、重くて、深いのが好み。
⁡
⁡全自動のコーヒーメーカーを買ったこともあったけど
⁡私は “ 注ぐ時間 ” が好きだったんだとわかって手放した
⁡
このコーヒーサーバーは　
⁡一度ひびが入ってしまったけど　
⁡もう一度同じものを買い直した、私の中の「特別」な持ち物
⁡
⁡コーヒーの粉は　近所のお気に入りの焙煎所で
⁡少量ずつ買いに行くのが私の楽しみ。
⁡
⁡シャイな店員さんがやっている小さなお店で
⁡シャイな会話をお互いするのが楽しい
⁡
⁡コーヒーがこの世からなくなってしまったら悲しい
⁡
おばあちゃんになっても　
私はコーヒーを飲んでいると思う
⁡
飲みものをこえて
⁡私にとってコーヒーは　“ 喜び ”。
⁡
⁡