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「紫式部の姉」が道長の恋人だった? という可能性を考える

 こんにちは、owarimao です。NHK大河ドラマ『光る君へ』を楽しく見ています。大石静さんによる脚本がとてもよくできていて面白いです。
 ドラマの中には、いくつかのショッキングな設定がありましたね。初めのほうに出てきた「主人公の母が〇〇に殺害された」というのもその一つです。
 紫式部の母という人は、後世に伝わっている情報が少ないので、早くに亡くなったと推測されています。「殺された」というのは大胆な設定ですが、絶対ありえないとまでは言い切れません。「そうだったかもしれない」のです。同じことは、ほかのいろいろな筋書にも当てはまります。
 けれども『光る君へ』には、私が知るかぎり一つだけ、明らかに史実とはくいちがっている(意図的に変えてある)点があります。それが、今日のタイトルにある「姉」の話です。

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