助けてもらえる人の行動
日頃の行動や態度によって自分が困った時、助けて欲しい時に周りの人が助けてくれるかどうかが変わります。
自分が困っている人を見た時に「助けてあげようかな」と思う人と思わない人がいると思います。その判断は普段の行動や態度だと思います。
普段の行動を変えるだけでいざ、という時に助けてもらえるようになります。
どのような行動が助けてくれることにつながるか、具体的な行動を紹介します。
・定期的に他人に助けを求める練習をする
普段から定期的に助けを求めていないと、いざという時に助けてもらえません。
普段から「この人は助けを求める人」、周りから「この人は助けを求めている」、「助けても余計なお節介だと思われないから助けよう」と思ってもらうとが大切です。
普段から周りの助けを借りず自分一人でなんでもやってしまう人はいざという時に周りの人は助けてくれません。
それは周りの人が「あの人を助けたとしても余計なお節介だと思われそう」という不安があるからです。
普段から助けを求めない人に対しては「いつも一人で解決してるから大丈夫だろう」という気持ちになります。
だから日頃から定期的に助けを求めている人は周りに安心感を与え、いざという時に助けてもらえます。
助けてもらえる人の特徴はちょこちょこ人にお願いをしたり、小さなことでも助けを周りに求めることです。
<定期的に助けを求める時に大事なポイント>
1、タイミングを共有
自分はどういう時に助けて欲しいのかを周りに言っておく
例)朝苦手だから朝早くの仕事の時は助けて欲しいな、機械が苦手だから機械を使う仕事の時は助けて欲しいな
どういう時、状況に助けを求める人なのかを相手に示しておくことが大事です。示しておくと周りの人は「あの人はこれが苦手だから手伝ってあげようかな」という気持ちになって、助けてくれます。
2、弱点の共有
人は自分の弱いところを隠そうとする(特に男性)
いざという時に助けてもらえない人は弱点を隠している人です。どうしても人は自分の弱みを相手にさらけ出したくないと思ってしまいます。
しかし人は弱みで愛される生き物です。自分の弱さをさらけ出している人の方が周りから愛されます。
どういう時に困りやすいのか、どういうことが自分はできないのか、をあらかじめ周りに言っておくといざという時に周りに助けてもらえます。
3、悩みの共有習慣
定期的に自分の悩みを言い合う習慣を作る
この人は完璧じゃないんだと思わせることが大事です。
この人にとって自分は必要ないんだなと思われると人は離れていきます。なんでもできてしまう完璧主義者の人のもとに人は集まりません。
その人の近くにいると自分の存在価値がなくなると思ってしまうからです。
普段から自分の悩みを相談し、自分は完璧ではないことを周知させるといざという時に助けてくれます。
・普段から他人を助ける
当たり前ですが普段自分が周りの人を助けていないのに自分が困った時に助けてくれるはずがありません。
自分は何もしていないのに、自分が困ったら助けてくれ。
こんな都合の良い人を助けたいと思いますか?
自分のことなんて誰も助けてくれないと思っている人がいますが、そういう人はそもそも自分が他人を助けていません。
他人を助ける時、特に自分が辛い時に他人を助ける習慣を身につけた方がなお良いです。
それは自分が辛い時の方が他人のニーズが分かりやすいからです。
自分が辛い状況にいる時の方が他人の苦しみや悲しみを理解することができる能力が上がります。
大富豪の家で育った人が貧乏でお金がなくて困っている人の気持ちを理解することは困難です。
お金に困っている人の悩みは、過去にお金で困った経験があったり、実際にお金に困っている状況の人が1番理解できると思います。
また、辛い時に他人を助ける行動は自分にも良い影響があります。
辛い時に助ければ助けるほど脳に余裕を作り出して自然に解決策を見つけ出します。
自分が辛い時に他人を助けていると脳が「意外と余裕があるんだ、他人を助ける余裕があるんだ」と錯覚するからです。
人間にとって焦りや不安の状態のときは問題解決能力が落ちます。
自分が辛い時こそ他人のために時間をさく、他人を助ける。
そうすれば自分にとっても他人にとっても良い方向に進んでいきます。
<助けてもらえる人になるためのポイント>
・他人を助けることを習慣化する
・他人を助けることへのハードルを下げる
👉誰かの苦労を少しでも減らしてあげることができることをする。大掛かりなことをしなくても少し相手の苦労を減らすだけで良い
・助ける時に見返りを求めない
👉リターンを求めるほどコストがかかるものはやらない方がいい
見返りを求めるほど大きな助けはしなくても良い
本当に自分が困った時、一人ではどうしよもできな時、そんな時に普段の行動が自分を助けてくれるかどうかを左右します。
<参考文献>