「粋」通信 〜1ヶ月〜 「男は夜泣きに起きれない」はホント?
我が子が1歳になるまでのあいだ、誕生日である毎月26日頃に1ヶ月の振り返りを綴っていく「粋」通信。8月26日に生後2ヶ月を迎えることができました。この1ヶ月の我が子の成長と、私の1ヶ月を振り返っていきたいと思います。
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大赤字生活 (無収入2ヶ月目)
まずは 今月の給与明細を晒したいと思います じゃん!!!
ゼロ円の給与明細って発行されるんですね。
産休・育休手当はお国からの入金になるので会社からの振り込みはありません。ちなみに 育休は 手取りで言うと 6~8割くらいもらえます。意外と多くないですか? え、安心〜〜♫ と思うじゃないですか。
問題は 入金の遅さ。
初めて お金が入金されるのは、産後4〜5ヶ月後なんですよ。6月26日に生まれたら!入金されるのは 11月とか!!!
ま!?!?
なお 我が分娩費用は 出産育児一時金(42万円)じゃ間に合わず、子を産むだけで20万円くらい余分に出費しました。大赤字。(そら少子化進んでくわ)
その上 生活費が毎月かかってくるわけで、、、月の生活費25万円だとしたら 出産時点で手元に150万円くらいキャッシュがないとやってけないんですよ。なにそれ。(パートナーの収入だけで生活まかなえてたなら 特に問題なし。我らは2人同時に育休取ったので 世帯収入が息絶えました)
出産することなんて少なくとも生まれる半年くらい前からわかってるはずなのに 何でそんなに時間がかかんねん 笑
めっちゃ にこにこする
さて、金の話はさておき。
今月1番の成長といえば、子がニコニコするようになったこと。
先月は口角が片側だけ上がって「ニマ」だったり、両側が上がってふんわり「ニコ」と微笑んだりだったのが、、、
今月は、口角が上がるだけでなく、口を大きく開けて「ニコーーーー」「ニコニコニコー」と笑うようになりましたーーー!
いやぁかわいい。これは、かわいい。
そして そして、もう1つ大きな変化。
先月は、いつ笑うかは時の運。笑わせるなんて神の領域、という状態だったのですが、、、今月は、、、ある程度狙って笑かすことができるようになりました。
となると、やっぱりやりたくなるわけです。
題して「誰が一番、笑ってもらえるのか選手権ーーー!!!」
やり方は自由。もっとも多く笑ってもらえた人が勝者となります。結果は
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義母、圧勝!!!
義母の作戦は 赤ちゃんにニコニコ話しかける、だけ。ただ それだけなのに、それが めっちゃうまいんです。
赤ちゃんって話せるわけでもなく 「あぷあぷ」言ってるだけなので、正直 話しかけろと言われても 何を話したらいいのか わからないじゃないですか。私はそうでした。
義母はなんでもない日常の話をしたり、我が子の気持ちを想像して代弁してみたり。永遠に、話せない赤子とのお喋りを楽しんでいるのです。そうか〜 赤ちゃんにはこうやって接すればいいのか〜〜〜、と勉強になります。
私の作戦は、リップロール。
唇を震わせてプルルルルルルルと音を出し続けます。こちらも見事笑ってくれました。しかもなんと、笑う確率(略して笑率)100%を叩き出すことに成功!!!
これはいいものを見つけた!と思ったのも束の間、翌日には 笑わなくなっていました。赤子の成長恐るべし。(夫と同時にダブルリップロールしたら笑いました)
ビリは夫。
頑張って話しかけるも笑ってもらえず。「笑顔が足りない」と指摘すると、その日から笑顔の練習をはじめました。
そのほかは、しっかり目が会うようになったり、目で追ってくれるようになったり、眉毛を動かせるようになったり、足のムチムチが増したり、便秘になったり(今はすっかり快便)、拳しゃぶりをするようになったり
生後1か月で寝返りをしかけたり(一般的には生後4か月~6か月)
たくさんの成長を見せてくれました。
哺乳瓶練習 & ミルク試飲
生まれてこのかた、一度も哺乳瓶を使ったことがなかった我が子。(助産院ではコップ。退院後はずっとおっぱい)
このまま母乳育児をしていく予定ではあるのですが、いつか預ける時に備えて、哺乳瓶&ミルクも対応できるようになろう…!ということで 練習をスタートしました。
ところで、おっぱいとミルクって、都合よく使い分けできないって知ってました??? 私は子が生まれるまで これほど根深い問題だとは 知りませんでした。
母乳は 飲んだ分だけ作られる
今週はミルクで、来週は母乳、なんてことは容易にできません。(※)なぜなら母乳は 飲んだ分だけ作られるから。
来週 母乳を与えたかったら、今週 同じ量を体外から排出しておかないと 母乳は作られないのです。ゆえに 最初の方はミルクで育児になれてきたら母乳、とか、 家にいるときはミルクでお出かけの時だけ母乳、は難しいのです( ※ 子が飲まずとも うまく搾乳して、とにかく体外に排出してれば、できるっちゃできる)体外に出さないと激痛 & 高熱
体外に排出しないと母乳が作られないだけでなく、ほっておくと乳腺炎にさいなまれます。激痛が走り、そして高熱が襲ってくるとか。とにかく しんどいらしいので 縁がないに越したことはありません。私はまだ乳腺炎の経験はありませんが 3時間授乳しないだけで やや硬くなるのを体感しているので この先に乳腺炎があるのか…と恐れ慄いております。人体すごい。突然の哺乳瓶拒否
哺乳瓶を与えたら赤ちゃんは飲んでくれる、と思うじゃないですか。実は ここにも障害はありまして、、、赤子がある日突然、哺乳瓶を拒否する、なんてことがあるそうな。「ママのおっぱいじゃないとイヤ〜〜〜〜」とギャン泣き。そうなれば 長時間の預けはできなくなります。お泊まりなんてもってのほか。授乳と授乳の間、2~3時間しか 子と離れることが許されなくなるのです。まじか。
というわけで、都度 億劫だなと思いつつも(母乳ならさっと乳首を出すだけで完了するので)、いつか預ける日のために 搾乳をして、その場で絞った母乳を哺乳瓶で与えるという練習をスタートしました。
今のところ順調に飲んでくれております(もちろん練習してもなお 拒否されることは ある)
ちなみに、、、母乳やミルクってどんな味するか、覚えてますか?
私は全く記憶にありません。
興味本位で 自分の乳から滴る母乳をぺろっと舐めてみたんです。
「......あまい」
ほんのり甘く さらっとした風味。これは 美味しい。イメージとしては カルピスのような。(体調やタイミングによって濃さは変わるらしい)
対して、ミルク。赤ちゃんに与える時と同じ温度に戻して飲んでみました。
「あっま!!!!!!」
「ほほえみ」という銘柄のミルクを飲んでみたのですが、私にとっては甘すぎました。くどいと言っても過言ではない……。イメージとしては ネクター。液体だから余計そう思うのかも?と思い、固形のキューブ状態でカリっとかじってみました。
その瞬間、脳内に流れてきたのは
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そういうことだったのか〜〜〜〜!と衝撃が走りました。
粉ミルクは ミルキーの味がします。
沐浴ギャン泣きの理由が判明
毎日の沐浴。途中まで(シャワーでお湯をかけ、顔・頭・体をあわあわし、シャワーを顔にぶっかける時まで)は 気持ちよさそうな顔をしているのですが、体を拭こうとバスタオルに着地する瞬間 泣き始め、スキンケア中にヒートアップ、服を着せる時には 火がついたように泣き喚く、という日々でございました。
はてさて、なぜそんなにも泣くのか?
スキンケアが冷たいのか?バスタオルの下が硬いのか? お湯が終わって寒いのか? と試行錯誤していたわけです。
これはもうどうしようもないのかもしれないと思っていた ある日、、、ついに発見しました。
と、その前に これまでの沐浴の流れをお話ししますね。
今までは 授乳後 すやすや眠る我が子を見て「次起きたら お風呂に入ろうか〜」と 起きるまで待っていたんです。
とっても気持ちよさそうに寝ているから起こすのも悪いし、自分たちも他のことができるし、と思って。
これが間違いでした。
「次 起きたとき」って よく考えてみれば 空腹を理由に目が覚める時なんです。
空腹を抱っこで誤魔化されながら 風呂に入れられて、お湯につかっているときは ほっと一息、空腹を忘れるのでしょう。が、しかしお湯からあがると思い出すわけです。
ぼく は はら が へっている !!!!!
と。そらそうだ。
これに気づいてからは 授乳後 気持ちよさそうに(お口まであけて)寝ている我が子の睡眠を遮り、すぐに風呂に入れることにしました。
結果、、、びっくりするくらい全く泣かなくなりました。
ごめんよ。おかーちゃんも、おとーちゃんもこんな簡単なことに気づかなんだ。
あぷあぷ あぷぅ〜〜〜〜
ある日、こんなツイートを見かけました。
これ、ほんとそうだなぁと思いまして。「誰か」がいつもそばにいるから私は イライラすることなく、追い詰めることなく 過ごすことができていて。
「誰か」がいなければ 今 こんなに楽しく我が子に話しかけられてなかった気がします。
2人きりで部屋にいて、喋れない赤ちゃんに声をかけつづけるって 結構しんどくて。 誰かがきいているから、反応のない赤ちゃんとも楽しくお喋り(アテレコ)して笑えるんだろうなぁと実感するわけです。
1ヶ月検診の助産師さんにも、先日預けた元保育士のベテランの方にも、「よくお喋りするね〜〜〜!」と褒められる我が子。(あ、喋ると言っても「あぷ〜〜〜」とか、「うぶぶぶぶ」とか、「あうーーー」とかですよ)
義父と義母と夫、常に誰かが一緒にいて、それぞれがお互いの存在を意識しながら楽しく我が子に話しかけているから 我が子もお喋りするんだろうなぁと思います。1人じゃないって本当に幸せですね。
悪露が終わらん
そんな悩みの少ない毎日を送っていた この1ヶ月、唯一の懸念は「悪露が終わらない」ことでした。
「1ヶ月くらいで悪露は終わる」と聞いていたのですが、1ヶ月を1週間過ぎても終わらず、2週間過ぎても終わらず……。
悪露をはやく排出するには、できるだけ安静にしていること。
私にしてみれば 安静にしていたつもりだったのですが、たぶん世間からすると そうではなかったのでしょう。なかなか 出血が止まることはありませんでした。お盆を過ぎて「お!!!ついに止まったか!!!」と思いきや、数日後にまた再開したり…… 2ヶ月過ぎた今でも パッドを当てながら生活をしています。完全に終了するのはいつになるやら。
調べていたら 分娩時間が長いと子宮が馬鹿になって、悪露が長引くこともあるとか。それやん。
我が子よりも、夫よりも、義母よりも 先に寝る
育休1年取得した夫と、超協力的な義母という最強とも言える環境で育児をしている私。生後1ヶ月を過ぎる頃から、夜 我が子がすんなり寝てくれないことが増えてきました。
たいていは おっぱいをあげたら寝てくれるのですが、それでも 寝てくれないときは、母乳が枯渇しているとき。(おっぱいが出てるかどうかは体感としてはわからないので、吸いながら文句を言ってたら枯渇と判断)その場合、母乳が生成されるまで待つしかありません。
そんなとき我が子を抱いて夫が声をかけてくれるのです。「先に寝てて」と。我が子がぐずって寝ないときと 私が眠くてたまらないときは大抵 重なるので、この一言がどれだけありがたいことか。
夫は 1〜2時間 あやして、なんとか誤魔化して、そして 私の母乳生成が追いついたであろう頃に そっと授乳可能かを聞いてくる。仮眠させてもらっているので、少し元気になった私は 我が子に授乳をする。
そんなこんなでこんな会話をすることに。
たまに 夫も疲れているときは 義母が抱っこしてくれているらしく(私はそのとき寝てしまっているので 毎度朝になって知る.....)いつぞや 義母が1人で深夜2時まで あやしてくれていたと聞いた時には 心の底から感謝しました。
結婚しなくてもいい時代に、子育てしにくい社会、そして男の子の親なので そんな機会がくるかは わかりませんが、いつか孫ができたならば こんなふうに そっと手を差し伸べられるようになりたいな、と優しさを噛み締めております。
「男は夜泣きに起きれない」はホント?
ところで 夜中、子供が泣くと母はすぐに目覚めるっていうじゃないですか。わたしも最初の頃はそうだったんですよ。でも生後1ヶ月を過ぎた頃から、子が泣いてても気づかず寝てることが増えてきました。(おい)
疲れすぎて気づけないという可能性もあるのかもしれないのですが、夫に任せられる安心感が増した結果なのではないかと推測しています。
誕生、起きない母。笑
逆にね、生まれてすぐは全然起きなかった夫が、ちょっとの夜泣きで起きるようになってきたんですよ。(わーお)
で、世の中には「男性と女性で脳の作りが違う、だから男は起きれない」みたいな話があるじゃないですか。そのエビデンスを探してみたんですね。夫が。
結果、、、
どこにもなかったんです。
ないんかーーーい。まじか。
これは 世の中の起きない夫へのイライラを うまく割り切るために編み出された作り話なのかもしれません。
つまり、起きるかどうかは、育児への主体性や 当事者意識の問題で、それらは母の方が強いことが多いので そう言われるようになった説。
したがって我が夫は 育児への主体性や 当事者意識が高まったため起きるようになった、と。
で、ふと思うんです。
仕事で当事者意識が芽生えるときって、突如リーダーが欠けてしまったときとか、リーダーが頼りない時じゃないですか?
だからね、、、多分 私、頼りないんですよ 笑笑笑
誰かがなんとかしてくれる!とか、赤子はそう簡単に死なない!とか思っちゃってるんでしょうね。否、思ってます。笑
逆に 世の奥さんは頼りになり過ぎちゃうんでしょうね。ポジティブに考えれば 全て任せても大丈夫という信頼を夫から獲得しているということ。素晴らしいことです。
飯抜き寝落ちが減少
先月はたびたび発生していた 夜ご飯を食べずに寝落ちしてしまう現象。
先月は夜間、30分とか1時間おきに起きていたのが、今月は1時間半〜2時間くらい(長いときは3時間)まとまって寝てくれるようになり、その結果 ご飯前に寝落ちするということがなくなりました。
さらに お昼寝必須だったのが、なくても大丈夫な日も増え、日中の活動時間も増加!!!
「まだ寝返りもしないし、子のお昼寝時間も多い、今のうちだ!」とここぞとばかりに やりたいことをやった1ヶ月でした。
例えば、、、
・テレビで甲子園を見る
・行政書士の勉強
・10月にやる生誕祭の準備
・シュノーミングのレッスンに通い始める
・実家に帰って、とうきびをむきまくる
・パフェを食べに行く
・観光列車(ノロッコ号とラベンダーエクスプレス)に乗る
などなど。
今月は、たくさんお出かけすることができました。
お出かけ、たのしい!!!
新生児期が終わったので、今月はたくさんお出かけをしました。クリーニング屋に行っても、スーパーに行っても「かわいいねぇ〜」「お顔見せて〜」「元気もらったわ〜」と 人気。「そんな小さな子を連れて」と揶揄されることもなく、たくさん ちやほやしてもらえました。
お盆に帰省した 祖母の家では 近所のおばあちゃんに「珍しいもの見たわ〜〜〜」と微笑まれたり。(過疎地域は赤ちゃんいない)
あとは、江別の映画館で夫が映画をみている間、ふらっと行ってみた蔦屋書店に感動。
立ち読み自由、カフェもフードコート飲食店も、キッズスペース、男性も使える授乳室もある。何より嬉しいのが 店内に子連れが多いこと。音楽もそれなりの音量でかかっているので、たとえ子が泣いても 引け目を感じにくい!!!
片方が映画を見て、片方が蔦屋書店で待つ、と言うスタイルが早速 確立されました。
あとは キッズカフェにも行ってみました。施設料も含まれているので 札幌民からしたら 料理の値段は ちょっと高めではあるのですが、東京の基準で考えれば普通くらい(札幌だと 800円のランチが、大阪だと1200円、東京だと1500円というイメージ)
大学時代に 札幌に住んでいたときは まったく気づかなかったのですが 札幌ってキッズカフェが多いのかも? 調べてみるとたくさん出てきました。これから 開拓していきたいと思います。
ようやく恩送り
あとは、今月 ようやく子育ての恩送りができました。今までは もらうオンパレード。服のおさがりや、育児グッズのおさがり、困った時に預かってもらったり、、、と世の先輩たちに お世話になりっぱなしでした。今月、サイズアウトした新生児サイズのオムツを 妊娠中の方にプレゼントすることができました!!!
引き続き、適宜もらった恩を送っていきたいと思います。
以上、生後1ヶ月の振り返りでした。え、今月はサクッと行こうと思ったのに、今月も7500文字声とるやんけ。おかしいなぁ。
それでは、また来月〜〜〜!
今度こそ終わり!