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深夜、堕落したブルーライト、ぼくら勝手に孤独になって輪廻。

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散文詩/自由詩まとめ。
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#恋愛

デイドリーム・ダンスフロア

死ぬまで行かないナイトクラブ
踊ると羽根が散るんだよ
きみは天使じゃないけど
この世で1番天使に近くて
だから死に近い気がする
詩にしたい匂いがする 

死ぬまで行かないナイトクラブ
遺灰は夜に撒いてよって
つまんない映画みたいなこと
笑いながら言うから
永遠に死なない気がする
眠れない匂いがする

死ぬまで行かないナイトクラブ
死ぬまで行かないでナイトクラブ
きみの歌が流れる天国でも
どうせぼく

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果汁4.29パーセントのパックジュース

 
100%のグレープフルーツジュースの苦みが好き、かわいいカフェで飲んだコーヒーが美味しかったけど名前もう忘れちゃった、
アプリについてる通知のバッジとか、大して使ってないインスタのストーリーのピンクの枠とか、ゆるせなくって見もせずにただタップするだけの時間、
自分の面倒くささが相変わらず好きで、でも生活や世の中は呆れるほど面倒くさくて動きにくい、
手足と頭がばらばらに意思を持ってるみたいだよね

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サイバーストーク・ラプソディ

 
タマシイなんかなくなっちゃえよ、
嫌いだったクラスメイトがもっと嫌いになった熱帯夜、 好きだったひとはきっと好きだったひとではなくなってどこかでなんとなく生きてたりする、誕生日にプレゼントされた歌の切れ端で人魚姫は泡になる、のが、許せなかった、愛のかわりなんてだれにもなににも務まらない、くせに、あの凡庸な歌をまだ覚えている。
 
 
ブルーライトすら上手にわたしを照らしてくんない、抱えた古いミ

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堕天使はリップクリームのなかで眠る

 

くちびるのいろをおしえてあげようか、
 
 
心臓がみっつあって、上手に鼓動をわけられたらいいのに、と思う。ひとつでは日付変更線をこえられないような気分になる、とき、大抵のことがうまくいかない。
こい、と、口をゆっくりうごかすあいだ脳をあやつっているだれかを想像してください、その姿が、虹色のさかなだったときにだけ、わたしのことを恋人と呼んでください、わたしも、そのさかなをうつくしいと思えるあ

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電脳式カーマ・デーヴァ

 
セックスのうしろで光る液晶で命を賭してたたかう少女

三時間六千円のガチャの中あたしURじゃなくてごめんね

ゴーグルがなくとも濡れたまなうらでプレイできちゃうVRきみ

棒読みの愛があなたと似てたからあだるとびでおを見て泣いてんの

プラグ抜けたからなにもかも消えました愛はセーブできないとかバグかよ

 
 
 

すっごい技術でふたりの間をいったりきたりしてたはずの愛、

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あんたの首輪は赤いから

 
 わたし生まれ変わったら、来世は、犬になりたいのだ。

 
 だいすきなあなたが飼っているちいさなフレンチブルドッグになって、赤い首輪をつけられて、たべものの名前(ココアとかわさびとか)をつけられて、可愛がりたいときにだけわしゃわしゃと撫でられて、ごはんをもらって、ふだんは家でさみしく帰りを待って、ドアが開く音で駆け寄って、リードをつけられて散歩に連れて行ってもらって、たまにベッドにもぐりこ

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ケーキナイフと虚言症

 
どうぶつが細胞のために嘘をつくこと、愛おしがれるの、カミサマだけかもしれないけど、それならわたしそうなりたかった、妄言、甘い囁きが身体のど真ん中をとおったあの瞬間にしんじゃえればしあわせだったのかな、って、ひとりきりになるたび思う。
はだかになっても女の子の身体にはナイフを隠しておくだけのちいさなポケットがついている、手渡したら、心臓をひと突きしてくれるかしら、最後まで、間違うきみが見てみたい

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おだやかなしろい朝のゆうれい

 

ねぇ、きみ、いきてるだけでアイシテルよって、言葉にはしないけどあたしずっとつないだ手から伝わっていかないかなって念じてる、のは、あたしのことも、理由も条件もなくこの生があたしだってことをあいしてほしいからで、はだかになるたび、見返りを求めないアイなんて嘘っぱちだよって呪いのように繰り返した。
眠りにつこうとする、きみは、それを、流暢な外国語みたいだと思っている。

 
真夜中に慟哭もでき

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健全で不完全な燦然とした×××

 
セックスも愛も詩にできないなら物語にならないなら終わりだと思った、ちいさな花屋さんになって花を数えてきみと暮らしたいねって、おいしいところだけ思い浮かべてウソをつく、生活、大体の生活、まちを、あるく、ひとのすべて、こんなにうつくしいのにお金になんなくて涙が出そう。

またねって手を振って横断歩道を渡る間ずっと、いなくなっちゃおうかなって、思ったりするの、隣でぷかぷか浮いている次の約束、ぱちん

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恋をさだめたけものの罪は

 
なにが健康でなにが不健康なのかもうわかんなくなっちゃったし、健康なことがほんとうにいいのかも不健康なことがほんとうに悪いのかもわかんなくなっちゃったの、パパ、ママ、あたしキスしたらやっとしぬことができるのかしら。
彼らが生活を営むためにはじめた恋で、わたしは、生活から解放されたい。

 
(思考するどうぶつの美意識はゆがみ)
(曲線のうつくしさを理解できない)
(絵画の前で立ち尽くす)

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