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妖精の誕生―フェアリー神話学


妖精の誕生―フェアリー神話学

 世界的に有名な、妖精の解説書です。
 妖精というものを知りたいならば、第一に、本書を読むとよいでしょう(^^)

 原著が書かれたのは、なんと、一八五〇年です。十九世紀ですね。二〇一五年現在からは、百五十年以上も前です。
 そんな昔の本でも、今なお、役に立ちます。世界の妖精について、これほど広範に、わかりやすく取り上げた解説書は、現在でも、少ないからです。
 これは、驚くべきことですね。原著者のトマス・カイトリー氏が、いかに先進的だったかを示します。

 細かい所を見れば、二〇一五年現在では、古くなった情報もあります。
 それらを差し引いても、本書は、読む価値があります。
 本書で、基礎的な妖精の知識を学んで、それから、もっと新しい解説書を読めばよいと思います。

 妖精に興味があるならば、ぜひ、本書を一読しましょう。決して損はしません(^^)

 以下に、本書の目次を書いておきますね。

原著者まえがき

1 序論
 フェアリー信仰の起源
 フェアリーという語はどのようにして生まれたか
 フェアリーの分類

2 東洋のロマンス
 ペルシアのロマンス
 アラビアのロマンス

3 中世のロマンス
4 フェアリーの国
5 スペンサーの『フェアリー女王』

6 エッダとサガ
 アルファル
 ドゥエルガル

7 スカンジナビア
 エルフ
 小人またはトロル
 ニス
 ネックと人魚

8 北方諸島
 アイスランド
 フェール諸島
 シェトランド諸島

9 ドイツ
 小人
 野生女
 コボルト
 ニクス

10 スイス

11 イギリス
 イングランド
 スコットランド低地

12 ケルト人とウェールズ人
 アイルランド
 スコットランド高地
 ウェールズ
 ブルターニュ

13 南ヨーロッパ
 ギリシア
 イタリア
 スペイン
 フランス

14 東ヨーロッパ
 フィン民族
 スラブ民族

15 結論

訳者あとがき

民話目次
 ペリの妻
 ロキと小人
 トルストンと小人
 小人の剣ティルフィング
 底革のハンス
 オーゲルプの教会に奉納された杯
 ボデディスの伝説
 トロルのお産
 トロルと踊った少女
 とりかえ子(ニス)
 ニスの引越し
 ニスの後悔
 小人の結婚式
 ムギを盗む小人
 とりかえ子(小人)
 小人の夫
 ヒンツェルマン
 百姓とニクス
 フェアリーの宴会
 ポーチュン
 など



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