ケルト事典
ケルトのことがお好きなら、持って決して損はしない本です(^^)
ケルトの文化について、990もの項目が載っています。まさに事典です。
このお値段で、これだけの項目数は、むしろ安いと言えるでしょう。
ありがたいのは、ケルト語の固有名詞の多くに、発音記号が付いていることです。
ケルト系の言語は、日本人には、馴染みがありませんからね。アルファベットのつづりを見ても、どう発音したらいいのか、わからない単語が多いです。
このために、日本語の表記も揺れています。
そもそも、ケルト系の言語の音を、カタカナで表記するのが、無理なのですね(^^;
ケルトの文化を調べたい場合に、これが、けっこう大きな障害になっています。
アルファベットのつづりと、発音記号とが付いているおかげで、カタカナ表記に惑わされず、調べることができます(^^)
ただ、項目は、あいうえお順に並んでいます。
ですから、調べる手順としては、「そっくり同じでなくても、似た発音の単語を探してみる」ことから始めるのが、良いでしょう。
日本語で読めるケルト文化の事典としては、東京書籍の『ケルト神話・伝説事典』と並んで、一番だと思います。
以下に、本書の目次を書いておきますね。
はじめに
原書の序文
ケルト人と私たち
事典の内容
項目の構成と内容
使用の手引
アイルランド語とウェールズ語の綴【つづ】り方
発音
見出し項目の解説中に引用された碑文集成の略語一覧
凡例
アイルランド語のカタカナ表記について
ウェールズ語のカタカナ表記について
ケルト事典
ア
から
ワ
ケルトおよびガロ=ローマ発掘品を収蔵する博物館
参考文献