仕事のストレスから自律神経失調症になり、何年も苦しんだ経験を書いています。適応障害やうつ病なども含め、他者からは見えにくい”透明な病”に悩む方のお力になれれば幸いです。その後の移住の話、今住んでいる京都の話などいろいろと記録として残していきます。月の裏側から地球の皆さんへ。

仕事のストレスから自律神経失調症になり、何年も苦しんだ経験を書いています。適応障害やうつ病なども含め、他者からは見えにくい”透明な病”に悩む方のお力になれれば幸いです。その後の移住の話、今住んでいる京都の話などいろいろと記録として残していきます。月の裏側から地球の皆さんへ。

マガジン

  • 京都プリン紀行

    京都を中心に、喫茶店やお菓子屋さんのプリンを食べて回った記録です。

  • 透明な病と生きる 自律神経失調症

    仕事のストレスから自律神経失調症となり、様々な症状に苦しめられ人生を何年も無駄にした。そして他人には見えにくい、その「透明な病」とどう向き合ったか。同じ悩みを持つ人に伝えたい、発症から今に至るまでの記録です。 転機を迎える第3章まで公開中。

  • 京都移住

    「透明な病」シリーズに続く、京都移住にまつわるエピソードをまとめています。移住を考えている方、京都が好きな方、ぜひ読み物としてどうぞ。

最近の記事

京都プリン紀行 #4

京都の街を上ったり下がったりしながらプリンを食べて回る京都プリン紀行、4本目です。 今回は珈琲が美味しい2軒をご紹介。それぞれのお店の珈琲に対するこだわりと同じくらい、こだわりを感じられる珠玉のプリン。名の知れたお店だとは思いますが、気持ち的には人に教えたくない、それくらい素敵なお店です。 6軒目 鳥の木珈琲多くの名店が立ち並ぶ御所南エリア、夷川通にあるお店。縦軸で言えば間之町通と東洞院通の間にあります。御所からのアクセスで言えば、拾翠亭がある間之町口からまっすぐ南に2本下

    • 富山旅あるばむ 3日目

      2日目はこちら↓ 富山旅もついに最終日。 宿で過ごす時間をできるだけ多くしようと、この日も7時頃には起床。 チェックアウトまでのんびりしました。 朝ご飯は前日と同様に白米とお味噌汁。 朝食後は窓から見える立山連峰に向かい、ゆっくり読書。窓際席っていいですよね。 しばらく猫と戯れたりした後、10時頃に宿をチェックアウト。 まるでおばあちゃんの家にいたかのような癒しの時間、素晴らしい景色、自然の恵みを感じる体験の数々。ここに来てよかったとつくづく思いました。 富山巡り⑩

      • 富山旅あるばむ 2日目

        1日目はこちら↓ 今回は富山旅2日目の様子をまとめました。 朝 6時頃起床 宿のサービスのごはんをいただきました。あじしおを振っただけのシンプルな白米、和室で食べるからこそ余計に美味しく感じます。 天気は快晴、宿の大きな窓から差し込むまばゆい朝日が美しかったです。 富山巡り③ ヒスイ探しリベンジ 前日が夕方行ったがゆえにあまり拾えなかったのか?と思い、朝早くからヒスイ海岸へ向かい再探索。 前日と比べると風も穏やかでしたが、波が強くて押し寄せる幅がかなりランダムなため

        • 富山旅あるばむ 1日目

          先日、2泊3日の日程で富山まで旅行に行ってきました。どうやって行くか悩みましたが、調べてみると電車+新幹線でも車でも費用があまり変わらず、車の方が自由だし、ということで京都から運転して行くことに。 片道300キロ弱、寄り道しながらの旅を写真とともに辿ります。 1日目 朝7時出発(15時に富山の宿にチェックイン予定なので) 寄り道① 滋賀県・マキノのメタセコイヤ並木湖西ルートで敦賀方面に進んだので、途中で寄り道。ずっと行ってみたかった場所。 朝早かったので人も車も少なく、天

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        • 京都プリン紀行
          4本
        • 京都移住
          3本
        • 透明な病と生きる 自律神経失調症
          7本

        記事

          恋愛不耐症

          私には夢がある。いや、今はもう「あった」と言うべきだろうか。 自分の行く末について想像できるようになる歳になってから、漠然と抱いていた。大人に近づくにつれ、その夢に対する想いは強くなっていった。 私には生まれつき祖父がいなかった。父方も母方も、私の両親が子供の頃に早くして亡くなっていた。そのため、私には祖父との記憶というものが一つもない。幼い頃に同級生なんかが語る、夏休みにおじいちゃんの家に行ったとか、お小遣いをもらったとか、何かを買ってもらったとか、そういう体験にひときわ

          恋愛不耐症

          京都プリン紀行 #3

          前回の記事はこちら↓ 京都津々浦々のプリンを食べたり持って帰ったりするプリン紀行、第3回です。 今回は京都市内やや南東あたりの2軒をご紹介。 4軒目 喫茶ジャニー五条河原町交差点から西に2本目、麸屋町通に入って少し上がったところで今年5月にオープンした新店。外見も内観も昔ながらの純喫茶という雰囲気ありありですが、実は居抜きではなく古民家を改装して「昭和の純喫茶風」に新しく作られたお店。 二条通の[串揚げとおでん コムロテツヤ]、大宮の[おでんと釜飯 ムロ]などの有名店を手

          京都プリン紀行 #3

          京都プリン紀行 #2

          前回の記事はこちら 京都のお店でプリンを食べたりお持ち帰りしたりするプリン巡り、第2弾です。前回は前置きが長すぎて1軒しか紹介できませんでしたが、今回以降は2軒ずつくらい書けたらと思います。 早速いきましょう。 2軒目 喫茶ジラフ四条河原町エリアで、寺町通りと河原町通りの間、いわゆる「裏寺」にあるお店。 アーケードのある花遊小路よりも一本北側にあります。その辺りといえば、ポップな数字の羅列など独創的なテキスタイルで知られるSOU・SOUのお店が立ち並ぶ目にも楽しい一角。

          京都プリン紀行 #2

          京都プリン紀行 #1

          京都には喫茶店や和洋のお菓子屋さんがたくさんあります。が、5年以上住んでるのにほとんど行ったことがなかった私。 喫茶店の雰囲気は好きなんですがなかなか足が向かず…そう、何を隠そうコーヒーが飲めないんです、私。好き嫌いではなく、カフェインの多いものが体質的に合わないのです。なので幼少の頃からありとあらゆるコーヒーを避けてきました。 だいたいの喫茶店は、お飲み物といえばコーヒーがメイン。紅茶やジュースもラインナップしてるお店が大多数なのは知っていますが、それらを頼むとどうしてもお

          京都プリン紀行 #1

          京都移住(3) 上洛2018、そして今へ

          re就活~引っ越し準備きっかけとなった有給消化での京都旅行、土地・人・様々な経験を得てから2年後。 ある程度心身の調子も整ってきたところで、定職への復帰を考えるタイミングとなり、それと同時に移住することを計画しました。いったん退職してからの再就職ゆえ、求人があればどこにでも住める状態。それまで住んでいた地から離れるのであれば、いろんなものがあって退屈しない街にしよう、と考えました。 まず住みたい土地の候補を挙げ、そこに出ている求人を探す。次の定職は、前職での経験を基に「働きや

          京都移住(3) 上洛2018、そして今へ

          文学フリマ初参戦

          昨日大阪で開かれた文学フリマ大阪12に参戦してきました。参戦と書くとコミケみたいだな…行ったことはありませんが… 文学フリマ自体初めてだったのですが(なんとて読書をちゃんとするようになったのは今年からですからね)、まさかあんなに人がすごいとは。世の中に文学を愛する人がこんなにも。そして私も含め、「文学=小説」のイメージが強い人が多いと思いますが、もっともっと幅が広いものだということを知りました。 出店者の皆さんの個性溢れる思い思いの本やグッズの数々。紙と文字が持つエネルギー

          文学フリマ初参戦

          京都移住(2) 2016,心の旅

          先の記事では、京都移住のきっかけとなった2016年の京都旅行について書きました。 そこで出会った、とある「宿」が移住をさらに後押しすることとなります。 本稿では、その宿について書きたいと思います。 なぜ一介の宿にフォーカスして書くのか? それはその宿がもう存在していないからです。 私が出会った運命の宿、間違いなく人生の1ページにはっきりと刻まれている。 それがこの京都の地に存在していた証を残したい。純粋に自分のための記録。 感謝と敬意と憧憬を込めて。 (これを読んで、もし

          京都移住(2) 2016,心の旅

          京都移住(1) 移住前―京都旅行記2016.2

          前章はこちら 透明な病と生きる 第5章 ”退職、それから”|月 (note.com) そうだ移住しよう前章にて、私が “透明な病” を患い、その元凶たる仕事を辞め、さらなる解放を求めて環境を一変させるべく移住を決意するまでを書きました。 結論を先に述べると、私はこの後京都に移住することとなります。 それまで関西圏に住んだことがあるわけでもなく、京都とはなんの縁もゆかりもなかったのですが、移住先をいろいろ考えている中で一つのきっかけを得て京都に移り住むことにしたのです。 そ

          京都移住(1) 移住前―京都旅行記2016.2

          透明な病と生きる 第5章 ”退職、それから”

          第4章はこちら https://note.com/otherside_tsuki/n/n8b24cdb1410e 第5章 退職、それから 前章までに、ブラック企業でのストレスと過労にて自律神経失調症となり、その根源を断ち切るためにその会社を退職するまでの流れを書きました。自律神経失調症のことを中心にしましたが、実際には適応障害やうつ症状もある程度混在していたのかもしれません。しかし、それらの症状をはっきりと分けて認識することは困難です。 本章では、退職した後に自分の心身をど

          透明な病と生きる 第5章 ”退職、それから”

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第4章 ”透明な鳥籠”

          第3章後編はこちら 透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 後編|月 (note.com) 第4章 透明な鳥籠鳥の目線で見てみる 第3章後編で書いた「きっかけ」を経て、私は自身の仕事と生活に対する考え方を変え、心身の不調を引き起こす原因と戦うことを決めました。 そもそも何故このような状況、自律神経失調症になったのか。いったい何がストレスだったのか。 ひとまずその時に持っていた目線を一旦捨て、俯瞰で自分と周囲を見てみることにしました。 導き出し

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第4章 ”透明な鳥籠”

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 後編

          第3章前編はこちら 透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 前編|月 (note.com) 第3章 ゆらめく影は、甦る悪夢 後編本章後編では、前編で記述した7つの身体的症状に続いて、第8の症状として心理的症状について記していきます。心身両方の症状が出揃いステータス異常はもはや数え役満。そこでどうなったか、そしてそこから脱する決意をするに至った経緯を書きます。 【閲覧上の注意】  途中、ショッキングな出来事についての記載がありますが、できるだけ

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 後編

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 前編

          第2章はこちら https://note.com/otherside_tsuki/n/n13c5f027725a 第3章 ゆらめく影は、甦る悪夢前章で私と自律神経失調症の戦いの始まりを書きましたが、それはまだ氷山の一角でした。自律神経は全身の様々な部分をコントロールしている以上、それに異常をきたすということはそれだけ様々な症状が出現し得るということです。それは私も例外ではありませんでした。 本章では、私が味わうこととなった症状を羅列していきたいと思います。時系列ははっきり覚

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 前編