仕事のストレスから自律神経失調症になり、何年も苦しんだ経験を書いています。適応障害やう…

仕事のストレスから自律神経失調症になり、何年も苦しんだ経験を書いています。適応障害やうつ病なども含め、他者からは見えにくい”透明な病”に悩む方のお力になれれば幸いです。その後の移住の話、今住んでいる京都の話などいろいろと記録として残していきます。月の裏側から地球の皆さんへ。

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  • 透明な病と生きる 自律神経失調症

    仕事のストレスから自律神経失調症となり、様々な症状に苦しめられ人生を何年も無駄にした。そして他人には見えにくい、その「透明な病」とどう向き合ったか。同じ悩みを持つ人に伝えたい、発症から今に至るまでの記録です。 転機を迎える第3章まで公開中。

  • 京都移住

    「透明な病」シリーズに続く、京都移住にまつわるエピソードをまとめています。移住を考えている方、京都が好きな方、ぜひ読み物としてどうぞ。

最近の記事

京都移住(3) 上洛2018、そして今へ

re就活~引っ越し準備きっかけとなった有給消化での京都旅行、土地・人・様々な経験を得てから2年後。 ある程度心身の調子も整ってきたところで、定職への復帰を考えるタイミングとなり、それと同時に移住することを計画しました。いったん退職してからの再就職ゆえ、求人があればどこにでも住める状態。それまで住んでいた地から離れるのであれば、いろんなものがあって退屈しない街にしよう、と考えました。 まず住みたい土地の候補を挙げ、そこに出ている求人を探す。次の定職は、前職での経験を基に「働きや

    • 文学フリマ初参戦

      昨日大阪で開かれた文学フリマ大阪12に参戦してきました。参戦と書くとコミケみたいだな…行ったことはありませんが… 文学フリマ自体初めてだったのですが(なんとて読書をちゃんとするようになったのは今年からですからね)、まさかあんなに人がすごいとは。世の中に文学を愛する人がこんなにも。そして私も含め、「文学=小説」のイメージが強い人が多いと思いますが、もっともっと幅が広いものだということを知りました。 出店者の皆さんの個性溢れる思い思いの本やグッズの数々。紙と文字が持つエネルギー

      • 京都移住(2) 2016,心の旅

        先の記事では、京都移住のきっかけとなった2016年の京都旅行について書きました。 そこで出会った、とある「宿」が移住をさらに後押しすることとなります。 本稿では、その宿について書きたいと思います。 なぜ一介の宿にフォーカスして書くのか? それはその宿がもう存在していないからです。 私が出会った運命の宿、間違いなく人生の1ページにはっきりと刻まれている。 それがこの京都の地に存在していた証を残したい。純粋に自分のための記録。 感謝と敬意と憧憬を込めて。 (これを読んで、もし

        • 京都移住(1) 移住前―京都旅行記2016.2

          前章はこちら 透明な病と生きる 第5章 ”退職、それから”|月 (note.com) そうだ移住しよう前章にて、私が “透明な病” を患い、その元凶たる仕事を辞め、さらなる解放を求めて環境を一変させるべく移住を決意するまでを書きました。 結論を先に述べると、私はこの後京都に移住することとなります。 それまで関西圏に住んだことがあるわけでもなく、京都とはなんの縁もゆかりもなかったのですが、移住先をいろいろ考えている中で一つのきっかけを得て京都に移り住むことにしたのです。 そ

        京都移住(3) 上洛2018、そして今へ

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        • 京都移住
          3本
        • 透明な病と生きる 自律神経失調症
          7本

        記事

          透明な病と生きる 第5章 ”退職、それから”

          第4章はこちら https://note.com/otherside_tsuki/n/n8b24cdb1410e 第5章 退職、それから 前章までに、ブラック企業でのストレスと過労にて自律神経失調症となり、その根源を断ち切るためにその会社を退職するまでの流れを書きました。自律神経失調症のことを中心にしましたが、実際には適応障害やうつ症状もある程度混在していたのかもしれません。しかし、それらの症状をはっきりと分けて認識することは困難です。 本章では、退職した後に自分の心身をど

          透明な病と生きる 第5章 ”退職、それから”

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第4章 ”透明な鳥籠”

          第3章後編はこちら 透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 後編|月 (note.com) 第4章 透明な鳥籠鳥の目線で見てみる 第3章後編で書いた「きっかけ」を経て、私は自身の仕事と生活に対する考え方を変え、心身の不調を引き起こす原因と戦うことを決めました。 そもそも何故このような状況、自律神経失調症になったのか。いったい何がストレスだったのか。 ひとまずその時に持っていた目線を一旦捨て、俯瞰で自分と周囲を見てみることにしました。 導き出し

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第4章 ”透明な鳥籠”

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 後編

          第3章前編はこちら 透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 前編|月 (note.com) 第3章 ゆらめく影は、甦る悪夢 後編本章後編では、前編で記述した7つの身体的症状に続いて、第8の症状として心理的症状について記していきます。心身両方の症状が出揃いステータス異常はもはや数え役満。そこでどうなったか、そしてそこから脱する決意をするに至った経緯を書きます。 【閲覧上の注意】  途中、ショッキングな出来事についての記載がありますが、できるだけ

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 後編

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 前編

          第2章はこちら https://note.com/otherside_tsuki/n/n13c5f027725a 第3章 ゆらめく影は、甦る悪夢前章で私と自律神経失調症の戦いの始まりを書きましたが、それはまだ氷山の一角でした。自律神経は全身の様々な部分をコントロールしている以上、それに異常をきたすということはそれだけ様々な症状が出現し得るということです。それは私も例外ではありませんでした。 本章では、私が味わうこととなった症状を羅列していきたいと思います。時系列ははっきり覚

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第3章 ”ゆらめく影は、甦る悪夢” 前編

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第2章 ”地獄を見れば、心が燥く”

          第1章はこちら 透明な病と生きる 自律神経失調症 序言~第1章 ”炎の匂い、染みついて”|月 (note.com) 第2章 地獄を見れば、心が燥く私が復帰した後、私の病気のことも先輩の病気のことも、原因を明確に立証することができず職場に問題があるとは言えませんでした。なので病前と比べて特に扱いが変わるわけではなく、また元のように働き続けることになりました。 あとになって考えれば、病気をきっかけに「もう限界だ!こんな職場辞めてやる!」と言えば通ったのではないかと思いますが、少

          透明な病と生きる 自律神経失調症 第2章 ”地獄を見れば、心が燥く”

          透明な病と生きる 自律神経失調症 序言~第1章 ”炎の匂い、染みついて”

          序言人生は誰しも一度きり。自分らしく生きて、幸せになりたいと願って日々を生きる人がほとんどでしょう。そのために学校へ行ったり、仕事をしたり、趣味を楽しんだり、恋愛をしたり、様々な活動をしてライフステージを上っていきます。それが順調に運ぶことが「人並みの幸せ」と言えるのかもしれません。 私もそれを願って生きていたうちの一人でした。大学へ行って就職して、そこそこに働いて恋愛して結婚して、子供を育て、家族で過ごす喜びとともに歳を取っていく。そんなささやかな生活が夢でした。 しかし

          透明な病と生きる 自律神経失調症 序言~第1章 ”炎の匂い、染みついて”