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京都プリン紀行 #1

京都には喫茶店や和洋のお菓子屋さんがたくさんあります。が、5年以上住んでるのにほとんど行ったことがなかった私。
喫茶店の雰囲気は好きなんですがなかなか足が向かず…そう、何を隠そうコーヒーが飲めないんです、私。好き嫌いではなく、カフェインの多いものが体質的に合わないのです。なので幼少の頃からありとあらゆるコーヒーを避けてきました。
だいたいの喫茶店は、お飲み物といえばコーヒーがメイン。紅茶やジュースもラインナップしてるお店が大多数なのは知っていますが、それらを頼むとどうしてもお客の中では少数派になってしまう感じに気が引けて、自分でチェーン店以外の喫茶店へ行くことがほとんどありませんでした。

時は流れて今年のこと。細々と続けていたSNSで、同じ京都にお住まいだったり京都が好きな方との繋がりが増え、その関わりの中でどこからか流れてきた写真…それが喫茶店のプリンとの出会いでした。
そうか喫茶店ってプリンとかケーキとか、それぞれのお店のスイーツもあるんだ…そしてプリンはコーヒー、クリームソーダと並ぶ、昔ながらの喫茶店のアイデンティティでもある。

プリン食べに行けば喫茶店入れるじゃん。

我ながら天才かと思いました。
調べてみると、日本全国それぞれの街には無数の喫茶店があり、その多くにプリンがある。似ているようで個性がある、千差万別のプリンが。
そして私はケーキよりもプリンが好き。
子どもの頃、誕生日はバースデーケーキでなく洋菓子屋さんのプリンを選んでいたほどに。

斯くして、私は京都プリン巡りを始めたのです。
その備忘録として、回ったお店と食べたプリンを少しずつ紹介していきたいと思います。
(ちなみに、巡る中でコーヒーそのままでなくカフェオレなどコーヒーを何かで割って薄めていれば飲めることも判明しました 普通に喫茶店行けるじゃん そして専門店のカフェオレも個性があって美味しい)

1軒目 逃現郷(とうげんきょう)

上京区今出川大宮にあるカフェ。
読んで字の如く、現実逃避にぴったりな、レトロモダンな落ち着いた店内がとても素敵。一枚板のカウンター、2人席のテーブルからなるコンパクトなお店で、多くの方がお一人で来られているのでそれぞれ思い思いの時間を過ごせる、そんな空間です。

カウンター席
外観 左隣に駐輪スペースと駐車場が数台分あり
本もいろんなジャンルがあります
オムライスが絶品。焼いたソーセージが添えられてるのが食べ応えアップして良いです。
飲み物メニューも豊富。これはグリーンティーソーダ
プリン

プリンに辿り着くまで長くなりましたが、こちらが逃現郷さんのプリンです。
ガラス容器に入った自家製プリン。子供の頃に食べたような、ほんのり甘い優しい味わい。
ファーストタッチの弾力と中層のなめらかさ、底のカラメル、と食べ進めるごとに変化を感じられる一品です。
小ぶりではありますが、食事の後にプラスするにもちょうどいいサイズ。

入口ドアにムーディー・ブルースッ!

【逃現郷】
京都府京都市上京区今出川通大宮上ル観世町127-1
https://maps.app.goo.gl/WwThF2mhViXQG3VK7?g_st=com.google.maps.preview.copy


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