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野菜スープ ズッパ・ディ・ヴェルドゥーレ 作り置き日記

冬は温かい汁物に尽きますね。職場のランチで、汁物を持参することが多くなりました。そんなときに目に留まったのがmamigeさんのスープです。

ズッパ・ディ・ヴェルドゥーレ(Zuppa di verdure)


野菜のスープだそうです。「やさい」と言いたいだけなのに「ヴェルドゥーレ!!」

イタリア派手やな〜〜って感じがします。ヴェルファーレっていうディスコの名前で覚えました。

では、ズッパとは何であるか?ググってみました。


トップに有賀薫さんのnote記事が出てきました。引用させていただきます。

ズッパとはスープの意味であるけれども、飲むとか啜るスープというイメージではなく、パンを入れて食べるボリュームあるスープと書かれています。なるほど!!私の放浪癖と有賀さんからいただいた素晴らしき知識が見事にマッチングした瞬間です。(私の脳内で)


20年前フィレンツェのご家庭にお邪魔した時のことです。油分がなく白い細かな粉で覆われたトスカーナパン。

カットされたカピカピがカゴに無造作なる形で放られていました。テーブルの上にラップも布巾もなく常時置いてある感じです。大らかです。

マンマがそれをグリルパンで炙って器に置いて、野菜スープをたっぷりかけて食べさせてくれました。今思えばそれが、ズッパ・ディ・ヴェルドゥーレです。


ズッパといえば小話が。まだ東京にイタリアンレストランがそれ程多くなかった時代です。外苑前に地下の気になるお店があり友人を誘いました。今あるかどうかわかりません。


店名は、タヴェルナ・アズーラ


え。食べるなアズーラ?

食べるな言うとるのにイタリア語で飲食店の意味ですって。ぷぷっ、、アズーラは青い。つまり青い食堂でしょうか?

黒板に美味しそうなお料理メニューがズラ〜〜〜っと書かれています。いかにも南イタリアの食堂といった風情です。まだ見ぬお洒落イタリアに想いを馳せたものです・・・


スッパイングレーゼ


ええええー!まただよ。名前が気になりすぎる。イタリアンのこと何もわからん私と友人。それって酸っぱいの?パインなの??何だろう気になるーーと、思いながらも、初回は名物の渡蟹のパスタなど定番を攻めていったかと思います。

お腹も満足しました。でもやっぱり気になる酸っパインぐれーぜ

超忙しそうな店員さんをわざわざ呼びます。

「あの、すっぱいパイン、、ぐれーぜ??って、なんですか?」


「ズッパイングレーゼです!!」


スじゃなくて? てんてん。

消えてたのねーーー。どちらにしろよくわからないそのメニュー、頼んでみました。

甘い酒シロップを含んだスポンジ。ティラミスの酒バージョンでした。mamigeさんに伺ったら、イギリスのズッパという意味だそうです。イギリス風?だったのね。そもそもイギリスのことがわからないので謎は更に深まるばかりであります・・。また20年後くらいに腑に落ちればいいです。


考察

欧州はカピカピになったパンを、なんらかの液体にしみさせて食す文化がある。



ズッパ・ディ・ヴェルドゥーレ&作り置きを作ります!



ズッパと並行して作った作り置き達↓

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ザワークラウト(mamigeシェフ仕込み) みかんジャムのキャロットラペ(我流) オリーブオイル食パン(HB) オートミールのバナナのケーキ(パン職人yueise仕込み)


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ズッパはありもの野菜でいいそうです


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オリーブオイルを敷いて、ニンニク(マンマが皮付きでやっていたので採用しています)チリチリさせたら玉ねぎにんじん塩振って炒める。

あ、ローリエ思い出して入れました。

蓋して弱火で蒸し焼き2分。


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柔らかい野菜イン!塩ふって炒める。

ラスト葉物イン!塩振って炒める。

蓋して弱火蒸し焼き。野菜がめっちゃ汗かいてきますよ〜〜

(※ジャガイモ、形残したいのでこのタイミングで入れました。)

<しばらくすると鍋底が薄く焦げ付きはじめるので、蓋を取って木ベラで削ぎ落としていくように炒める>という指示あり。

しかし、うちのはテフロン加工なので蓋をしていると永遠に焦げませんw↓

野菜がくったりとこれ以上ないってくらい耐えかねてきたら、蓋をとり強火。焦げを削ぎ削ぎしながら混ぜ炒めています。これについては、おいたん伝授飴色玉葱の動画で知恵をつけていました。焦げがやばくなったらちょい水してます。野菜の糖分で焦げ付いていくんですね。これ、コンソメを使わない代わりに旨味甘味の素となりますので怠れません。


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ここでmamigeさんのパッション響かせていいでしょうか?

はい、ここポイントでぇす!と、突如金八先生になられていたので、これは相当重要↓

お野菜は必ずこのくらいクタっとさせるくらいまで蒸し焼きしてください。何と言うか、粘っとした水分に纏われてるくらい(←なんか不味そう笑)になるまで。野菜から水分を出しやすくする為に軽く塩をするのも大事なポイントです。
軽く炒めただけ又は生の野菜に水を加えて煮ただけでは全然美味しくならないのでご注意下さい。

そのまま引用させていただきました。


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水加えて煮込みます。(ザワークラウトのキャベツ汁も入れた)どこかにアク取り名人がいらっしゃいましたね


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こんな具合。コーン入れたくなって後から入れました〜


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上から美味しいオリーブオイル

たら〜〜〜ん

こっここれ、死ぬほど美味しい・・・。天然の甘味。


終わりに

使った材料言います。玉葱、人参、ジャガイモ、キャベツ、コーン缶

ニンニク、ローリエ

調味料は、塩、オリーブオイルのみ


ズッパ2回リピートしました。2回目はセロリの葉や青ネギ大根入り。多分冬季は絶やさずリピートします。その時にある野菜で作るので、毎回味が違い飽きませんよね。他の料理に野菜出汁として少し加えたり、とても便利。



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毎日ズッパ・ディ・ヴェルドゥーレ!!

mamigeさんご馳走様です!!!

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