太田明良/Akiyoshi Ota

1979 年石川県生まれ。2014年に株式会社サンクリエーション創業。同年に東京・巣鴨に日本初のシニア世代専門『えがお写真館』開業。18年『えがお美容室』、19年『えがお洋品店』『えがお 爪工房(ネイル)』、22 年『えがお美癒堂(エステ)』とシニア世代へ向けたサービスを展開中。

太田明良/Akiyoshi Ota

1979 年石川県生まれ。2014年に株式会社サンクリエーション創業。同年に東京・巣鴨に日本初のシニア世代専門『えがお写真館』開業。18年『えがお美容室』、19年『えがお洋品店』『えがお 爪工房(ネイル)』、22 年『えがお美癒堂(エステ)』とシニア世代へ向けたサービスを展開中。

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どんなビジネスを始めるかの話 《 第1話 》

株式会社サンクリエーションの創業メンバーは3人。 特に秀でたものはない3人が集まって始まったビジネス。 直感的に「他と同じことをしたら負ける。であれば敵が少なく新規参入も少ない業態を探そう」ということで「シニア世代を撮影するの写真館」をやることにしました。 ■お読みになっていただきありがとうございます。 4コマ漫画は実際に起った出来事をオブラートに包みながらユーモアを交え描いています。登場するキャラクターも特定の人物がいるわけではございません。 ■プロフィール 東

    • 先輩からのアドバイスの話 《 第157話 》

      ウサギくんがいなくなったことで、ついそのことばかりに意識が集中してしまいました。 当時の状況を考えると、それは仕方のないことかもしれませんが、先輩経営者から「今こそ会社全体に目を向けるべきだ」というアドバイスをいただきました。 前年から積極的にスタッフを増員し、半年前には『えがお美容室』の拡大、『えがお洋品店』と『えがお爪工房』の新設と、店舗も急速に拡大していました。 準備万端で進めたというよりは、勢いに任せて拡大していったため、スタッフ全員が日々試行錯誤しながら働いて

      • 救われた一言の話 《 第156話 》

        1週間をかけての謝罪行脚が終わりました。 これまで請け負っていた仕事も次々となくなり、精神的にはどんどんと窮地に追い込まれていました。 経営者の先輩である方にも事情を打ち明け、アドバイスをいただいたりもしましたが、まだまだ心の整理がつかず、この先はどうしたら良いのかの見通しもつかない状況でした。 そんな中、ウサギくんと共に会社を立ち上げたヒツジくんにも相談をし、思いの丈を全て話しました。 この時点で、私としては会社や社員を守るため、会社そのものをどこかに売却できないかとま

        • 謝罪行脚の話 《 第155話 》

          ウサギくんがいなくなった翌日から、1週間に渡り謝罪行脚に行きました。 クライアントのもとに伺って、とにかく謝り倒しました。 何日にも渡り、1日に何件も謝らなければいけない状況は、本当に心がボロボロになりました。 もちろんこちらにも責任はあるのですが、「なんで、ここまで酷いことを言われなければいけないのだろう……」 ということも次々と言われました。 ウサギくんが本来担当するべきだった仕事は、キツネくんやオオカミくんが中心となって代わりに頑張ってくれました。 自分たちの仕事

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        どんなビジネスを始めるかの話 《 第1話 》

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        • えがお写真館などの4コマまんが
          157本
        • えがおQ&A
          30本

        記事

          どん底へと突き落とされた話 《 第154話 》

          ウサギくんがいなくなったことがわかった瞬間、僕の心はぐちゃぐちゃでした。 本当に地獄の底へと突き落とされたような気分で、不安に押しつぶされそうでした。今までに全く味わったことの無い負の感情に襲われました。 しかし、こんな状況でも止まることは許されません。 いや、こんな状況だからこそ止まることが許されなかったのです。 この状況をどのように関係各所に伝えたら良いか、ウサギくんの抜けた穴を誰がどのようにカバーしていく必要があるのか、不安な感情に襲われる中、しかるべき判断と対応

          どん底へと突き落とされた話 《 第154話 》

          ウサギくんがいなくなった話 《 第153話 》

          ウサギくんがいなくなりました。 ここでは詳しく掘り下げませんが、とあるトラブルが原因でした。 それはあまりにも突然な出来事で、頭の整理ができず、状況を理解することが困難でした。 そして、この後に起こる会社を根底から揺るがす大きな問題があることに、この時は気付いていませんでした。 ウサギくんは創業メンバーであり、苦しみも喜びも共有した仲間であり戦友。 ヘアメイクによる「シニアビューティ」が多くのメディアから注目されるようになり、全国からお客様が押し寄せる様になったのは

          ウサギくんがいなくなった話 《 第153話 》

          順調かと思いきや…の話 《 第152話 》

          50代以上の女性をターゲットにしたトータルビューティサロンというこれまでになかった業態を作ったため、僕たちもどのようにやっていけばいいかが分かりませんでした。 誰もやったことがない事業のため、参考にできるものがなく、毎日が実験の連続です。 正直、売り上げが立つかどうかも分からない中、新たなスタッフも入れました。しかも、3人も。 事業を大きくしていくには、まずは人を入れることが重要です。 忙しくなってから人を入れていては遅いのです。 そして、オープンをして数ヶ月。 最初は

          順調かと思いきや…の話 《 第152話 》

          祝!連載150回!!これまでのEGAOを振り返ろう② 《 第151話 》

          2014年、創業時に選んだ店舗は、巣鴨駅から歩いて10分ほどで、巣鴨地蔵通り商店街のメイン通りから1本入った場所にあるマンションの1階でした。 一般的な写真館と比較すると、広くもなく、天井も低く、写真館を運営するには不向きな場所でしたが、そんな場所でえがお写真館はスタートしました。 約3年半後の2017年には、2番目の店舗として巣鴨駅から徒歩2分の場所に、撮影用スタジオと美容室が併設された場所を作りました。 美容師がいないにもかかわらず、美容室を作ってしまうという大胆な行

          祝!連載150回!!これまでのEGAOを振り返ろう② 《 第151話 》

          祝!連載150回!!これまでのEGAOを振り返る話① 《 第150話 》

          創業時はたった3人だったメンバーも、5年以上が経ち、10人を超える規模になっていました。 しかも、えがお写真館を始めた当初からでは想像がつかない、美容師やネイリスト、グラフィックデザイナーと様々な技術者たちが集まる会社になっていました。 まさか自分がこんなにも様々な職種の人と一緒に働くことになるとは、予想だにしていませんでした。 当時は、ビジネスを広げるためにも必死になって色々な人に声をかけていましたが、今となってはよくぞこのメンバーが集まったなと不思議に思います。

          祝!連載150回!!これまでのEGAOを振り返る話① 《 第150話 》

          企画書を作る話② 《 第149話 》

          グラフィックデザイナーとの企画書作りを重ねる中で、次第に目指している方向性や僕の意図を汲み取って表現してくれる様になりました。 お陰で以前より少ないやり取りで、形ができる様になりました。 そこで次のステップとして、僕がデザイナーに意図をわざわざ説明するのではなく、打ち合わせのやりとりを聞いてもらって、企画書などの資料を作ってもらうことにしました。 僕は打ち合わせ終わりに、要点を簡単に言うだけ。 あとはおまかせです。 何度も何度も資料作りをした経験が生き、最初から概ね想

          企画書を作る話② 《 第149話 》

          企画書を作る話① 《 第148話 》

          この頃から、企業に対して企画書や提案書などの資料を提出する機会が増えてきました。 当初は僕自身が作っていましたが、様々な業務が立て込んできて資料作成の時間も取れなくなってきたため、弊社のグラフィックデザイナーに作ってもらうことにしました。 あがってきた企画書を見ると、そこまで詳しい話をした覚えがないのに、自分の言いたいことがしっかり反映されていました。 グラフィックデザイナーに話を聞くと「いつも打ち合わせで話しているため、大切なことだと思って加えてみました」とのこと。

          企画書を作る話① 《 第148話 》

          えがお美容室の店販の話 《 第147話 》

          これだけECサイトが普及した時代だからこそ「どこから買うか」ではなく「誰から買うか」が重要だと考えました。 そもそもある程度の金額を払って美容室に行く理由は、「髪の毛を切る」のではなく「素敵になりたい」という想いが根底にあっての行動だと考えています。 そのため、それを叶えることができる美容師さんのことを、お客様(特に固定客)は信用・信頼しているため、「その信用を築いている美容師さんから、洋服を買うという行動をするのではないか?」という仮説のもとに始めました。 結果は「買

          えがお美容室の店販の話 《 第147話 》

          その頃のえがお写真館の話 《 第146話 》

          写真館事業は月日を重ねるごとに、需要は高まっていきました。 日本全国はもとより東アジアからご来店するお客様も出てきました。 ヘアメイクをして、ファッションコーディネートをして、最後に写真撮影。 しかも、シニア世代にターゲットを絞っているということで、際立っていたのだと思います。 また、サービスを受けたお客様が周りに話す事で、ドンドン口コミが広がっていくのも実感できました。 核となるサービスがあったことで余裕が持てたため、新しいことにもチャレンジできたのだと思います。

          その頃のえがお写真館の話 《 第146話 》

          えがお爪工房の集客プランの話② 《 第145話 》

          まずは、えがお爪工房のサービスに触れてもらうために、美容室のサービスの流れの中に組み込むことにしました。 一番の目的は、「サービスを受けたお客様にお金を払ってもらう」ということです。 この段階では「このネイルサービスいいわね!」とお客様に感じてただくことは、最優先ではありません。 まずは、ネイルの施術を受けることでお金を払う過程を味わってもらいたかったのです。 金額自体は、少額でいいのです。 これを無料でやってしまうと、初めての経験のネイルで「ネイル=施術無料」という

          えがお爪工房の集客プランの話② 《 第145話 》

          えがお爪工房の集客プランの話① 《 第144話 》

          新しい事業をスタートする際、ある程度仮説を立ててスタートを切りますが、仮説通りに全てが上手くいくということはないです。 ぼんやりは当たっているんだけれども、焦点があっていないというか、方向性は合っているけど、少しずれているというか。。。 このズレを微修正していく作業を毎回している感じです。 今回のネイルに関しても、そうでした。 潜在需要があるのは分かっているのですが、自分たちが思っている以上に反応がイマイチでした。 そのため、まずはどうやってネイルのサービスに触れても

          えがお爪工房の集客プランの話① 《 第144話 》

          えがお美容室の決まり事の話 《 第143話 》

          美容師という仕事は「髪を切る仕事」ではなく「髪を通して人を美しくする仕事」だと考えています。 毎日同じ場所(ホーム)で、月に一度同じ人の髪の毛を触っていても、仕事を通してのインプットの量が少なく、アウトプットの量が増えないため、成長が鈍化していくと考えています。 そのため、僕たちのサロンは美容以外の仕事にも触れられるよう、様々な仕事にチャレンジしています。 ヘアメイクはもちろん、ファッションバイヤー、ファッションスタイリスト、販売員、ネイリストなどなど。 場所もサロンだ

          えがお美容室の決まり事の話 《 第143話 》