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カロリー制限はしなくていい!~インスリンモデル~

ポイントは我慢せずに食べながら痩せることにあるのです!

このダイエット方法は従来のダイエット法のようにひたすらカロリー制限をして食べ物を食べないという苦しいダイエットではなく、極力我慢せずに食べながら痩せることができるという取り組みやすい方法なんです。

新しいダイエット理論~インスリンモデル~

世界の最新の研究で栄養学の常識は変わりつつあります。

海外ではカロリー制限は肥満治療の第一選択肢ではないという考えが広く一般的となってきています。

2021年9月に米国栄養学会は、カロリーの摂りすぎは肥満の原因ではなく、肥満にはインスリンが深く関わっているとする炭水化物インスリンモデルという理論を発表しました。

炭水化物インスリンモデルとは、私たちが太ってしまうのは炭水化物を多く摂ることによってインスリンが脂肪の蓄積を促進しているという考えです。

私たちが太ってしまうのは、カロリーが原因ではなく、糖質の量が原因なんだということ なんです。

インスリンは食後に血糖値が上昇すると分泌され血液中の糖を内臓脂肪に変えて私たちの体に溜め込むという役割を持っています。

ということは、インスリンがたくさん出ると私たちは太ってしまうということになるんです。

実際インスリンの分泌と肥満の関係についてはインスリンの分泌が多いほど肥満指数である BMI が高くなるということが研究によって明らかになっています。

だからできるだけインスリンを出さないようにすることがポイントなんですが、炭水化物に含まれている糖質は血糖値を直接大きく上昇させますから、炭水化物を食べるとどうしてもインスリンがたくさん分泌されてしまい私たちは太ってしまうんです。

ですから私たちは痩せたいと思うのなら、できるだけインスリンが過剰に出ないように食べ方の工夫をする必要があるわけなんです。

我慢せずに食べながらダイエットしよう!


では、我慢せず食べながらダイエットする最強の食べ方をお伝えしていきたいと思います。

先ほどは、インスリンに注目することがダイエットを成功させるコツだと申し上げました。

インスリンが過剰に出て しまうことが身体を脂肪蓄積モードにして太りやすい体を作っていってしまうのでしたね。

これを 踏まえて、食べながら痩せることのできる最強の食べ物をご紹介していきたいと 思います。

ポイントは我慢があまり必要ないというところです。

食べながら痩せることができる最強の食べ方
1.インスリンを大量に分泌させる主食の量を減らす
2.糖質にタンパク質や脂質を組み合わせて食べる
3.もっとも太りにくい時間帯に食べる
4.カーボラストを徹底する

さていかがですか?これだけ聞いてもわかりにくいと思いますので、ひとつずつ説明していきますね。

最強の食べ方

それではまず、インスリンを大量に分泌させる主食の量を減らすという方法から。

これは、インスリンを大量に分泌させてしまう主食の量を減らしてくださいということです。

主食のご飯とかパン麺類、そして甘いお菓子や飲み物には、インスリンの分泌スイッチを押す糖質が多く含まれています。

つまり主食は少なめに心がけててくださいということです。

とはいえ極端すぎる糖質制限はあまり健康に良いダイエットとは言えませんので、白ご飯は1膳ではなく、お椀に軽めに1膳か、お椀半分程度にするようにしましょう。

いかがでしょうか?ちょっとこれを聞いて結構厳しいぞと思った方もいるでしょう。

白いご飯が減らせないよ、という方はこれから紹介していく食後の血糖値を上昇させない食べ方の工夫の中で自分にできそうな方法から始めてみてもいいかと思います。

それでは2つ目の糖質にタンパク質や脂質を組み合わせて食べるについて説明していきたいと思います。

先ほど主食の量を減らしましょうとお伝えしました。

もちろん減らせる人はいきなり減らしていただいていいんですが、なかなか減らすのが難しいという方は、糖質が多い主食を食べるならば一緒にタンパク質や脂質を組み合わせて食べるという工夫をしていただきたいです。

糖質、たんぱく質、脂質というのは3大栄養素と言われております。

その中でも糖質が極端に血糖値を上昇させてしまうんですですが、糖質の多い主食にタンパク質と脂質を組み合わせるだけで、糖質自体は減らしていないし、摂取カロリーは増えているにも関わらず、血糖値の上昇がしっかり抑えられるということが研究によって分かっているんです。

簡単に言っちゃうと、たんぱく質などを主食と一緒に食べるだけで、ご飯を半分に減らしたのと同じ程度の効果が得られた、ということが研究によって分かっているそうです。

これが、インスリン理論のダイエットであり、我慢せずに食べながら痩せるための方法であります。

次に、3つ目の食べながら痩せることができる最強の食べ方、もっとも太りにくい時間帯に食べるについて説明していきたいと思います。

さて食べるタイミングというのもダイエットを成功させ楽に痩せるために極めて重要な ことです。

難しいことを言わずに結果だけをお伝えすると6時から22時の間に食事をとるのが太り にくく、特に10時から20時が脂肪が最も蓄積しにくい時間帯なので、出来るだけこの間に食事を終わらせるようにすればよいでしょう。

食事を取るタイミングにもぜひ注意を払ってみてください。

それでは4つ目の食べながら痩せることができる最強の食べ方、カーボラストを徹底するについて説明していきたいと思います。

気を配ってほしいのは食べる順番です。

つまり主食は一番最後に摂るというカーボラストを実践して欲しいです。

主食よりも先にタンパク質脂質、野菜や海藻類などに多く含まれる食物繊維を先に摂取しておくことで、確実に血糖値の上昇を抑えることができるからです。

野菜を先に取るのであればベジタブルファーストを目指してください。

というのも野菜や海藻を先にとると、野菜や海藻に含まれる水溶性食物繊維が糖質の消化吸収を遅らせ、食後の血糖値の上昇を抑えてくれるからであります。

このカーボラストという食べ方、非常に素晴らしいと思いませんか?

白米が大好きだから食べるのを減らせないよ、という形であっても、単純に食べる順番を工夫するだけで血糖値の上昇が抑えられるんです。

つまり我慢せずに食べたいものを食べながらダイエット効果が得られるという、素晴らしい方法です。

しかも次の食事からすぐに実践することができます。

紹介してきたような4つの食べながら痩せることができる食べ方の工夫を、できるものからでいいですから、少しずつ日々の生活に取り入れて無理のないダイエットを実践していこうではありませんか。

無理のないダイエット方法をコツコツと実践していくことが、リバウンドせずに確実に体重を落とす一番の近道だと思います。

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