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壊れたものは治らないけれど


朝→すっきり
寝つき→微妙だが寝れた
食欲→微妙だが食べれる
9時→普通

明日から異動するので引き継ぎをした。
さっぱりしてるので、さっぱり別れた。
終わったことはあんまり気にしていない。

異動先に行くといろいろレクチャーがあった。
この一ヶ月は職場に行くことだけが目標で定時上がりの簡易な仕事しかしていなかった。
急に異動したからって平気になるわけじゃない。
その点は新しい上司には伝えたのだが、他の人に伝わってなさそう。
これまで自分にできることを尽くしてきたのに無意味じゃないか。

仕事がたくさん来るかもと思うとかなり不安だし、ちょっと気持ち悪くなるし、うっと来る。
復職したからといって、まだ全然抗不安薬も抗うつ薬も胃薬もたくさん飲んでいるのに。
また笑えたとしたって、一度壊れたものが元に戻るわけじゃないのに。
大丈夫なわけない、これ以上頑張りたくない、どれだけ戦えば終わりが来るんだろうって悲しくなる。

今日は『ゴリラ裁判の日』という本を思い出す。
人の言葉を理解して話せるゴリラが夫のゴリラを殺されて、裁判を起こす話。
ゴリラが主人公というのも斬新だが、読んでいくとゴリラでもあり人間でもある“彼女”の素直な心の在り方がとても美しい。
人ならば“夫を殺されて悲しい”という当たり前の気持ちが理解されない辛さ、それでも裁判を起こし、どんな結果でも「私は強い女」と話す彼女の言葉に敬意を覚えずにはいられない。
何でこの本を思い出すのか分からない。
だけど思い出して、悲しいような、それでも生きる道を探さねば、と思う。
また死ぬことを希望に逃げて、自分を傷つけるのだけはしない。

緊張すると、他の全員が同じ状況で大丈夫だとしたって、私は泣きたいし、吐きそうだ。
不安から崩したくもない体調を崩す私が、どんな気持ちで生きてここに戻ってきたのか、大丈夫なその他の全員に分かってたまるかという怒りと、配慮してもらわなきゃ困るという困惑が混ざり合う。
でも、自分以外のみんなだって、生きている人はみんな何かしら頑張ってることも知っている。
だから、ただ悲しい。

とりあえず、自分のことは自分が助ける。
これからもしばらく定時で上がると決めよう。
他人がどれだけ大丈夫と言おうが、私が大丈夫かどうかは私が決める。
絶対無理しない。
今度は絶対私が私を守るからね。

おしまい。


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