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選んだ道を正解にすればいい

この前言われて、すごく嬉しかった言葉がある。


「あなたは、自分で選んだ道を正解にしていく人だから」


惚れてまうやろー!って心で盛大につっこんだ。そうしないと涙が出そうだったから。


毎回毎回、人生を相談する人がいる。
私は倫理法人会に所属してるので、
その特典として「倫理指導」というものがあり、
名だたる経営者の方々や研究員の方など、
自分よりも知識や経験が大先輩の人たちに悩み相談ができる。

子どものこと
夫婦のこと
経営のこと
スタッフのこと
これからのこと

など、いろんなことを相談できる。(別途費用はかからない)


で、
その制度を使って
ずっと夫源病のことを相談してきた。

この記事の前あたりから、である。


で、今回
わたしと子どもたちのために気になることが出てきた。(年1で報告かねて行ってる節もある)

それを相談したのだ。
かなり前に、わたしにこう伝えてくれた先生である。


相談したら、こう言われた。

貧乏だとか
お金持ちだとか
そこに優劣はないし、
そこから得るものがあったり笑顔があふれて仲良しなら、それでいいんです。
お金があるとか、家が狭いとか、本来は、どうでもいいんですよ。

1番良くないのは、
どちらかを選んだときに
「あぁ、あのときこうしておけばよかった」
とか
「あなたたちのためにこれを選んだのに!」
とか
自分の決断に自信がないことです。

もうきっと、
あなたの中で答えは出ていますよね?
聞いてて、そう思うから。
もう答えは出てるんです。
覚悟が決まらない…わけではなく、
少しだけ押して欲しいんでしょうね。


では、
今回大事にするのは、
喜んで他の選択肢を捨てることです。

あなたは
自分で選んだ道を
正解にできる人だから。

抜粋、意訳済み

満面の笑顔で言われた。


たしかに、
わたしは、ほとんど後悔したことがない。
いや、人生で後悔したことはたったひとつで、
それは相手のいることだから、気軽に話すことでもないし、墓場まで持って行ってもいい。
20〜22歳のときの1本の電話の話だ。

「なんで後悔しないんですか?」

聞かれても
あまりよくわからない。

逆に
「なんでそんなに後悔してるんですか?」
と聞きたくなる。

得られなかったものを得る努力は、
私は必要だと思う(が、それは努力と呼ばないと思うけど)
それは遠い目線だ。

現実の目線も大事じゃん?

例えば、
私の生い立ちでいうと、
アクティブな家庭育ち(俗にいう暴力、暴言、面前DVなど当たり前の家庭)である。
2歳のとき、楽しみにしていたクリスマスケーキを、父に蹴られて、母と父が大喧嘩していた。その記憶が、40手前になる今も残るほどだ。

友人の家と比べる年頃になると
ちゃんとわかってくる。

土日に家にいて、遊んでくれる父に憧れた。
 でも、実際は、
 土日は朝からサーフィンにいき、終わると飲み会、帰ってこない父だったし,
 連れて行ってくれても、私と弟を海岸に放置。他にも放置されてるサーファーの彼女たちが遊んでくれた。

子どもに理解ある母親に憧れた
 でも実際は、
 かなり過保護で約束の時間に帰ってないと狂ったように怒り「警察に電話するんだから!」と泣くようなタイプで、家事を楽しくやっていた姿は見たことがない。
 「私はおしん…」と言いながら家のことをするので同じ空間にいるのが辛かった。そして、時間が守れない。絶対に守れない。びっくりするほど守れないのだ。高校入試の面接も、友達を乗せてたのに遅刻した(よく2人とも受かったよ!)
 98点のテストも「あと2点は?」と聞かれ、100点でも「あんただからねぇ。当たり前よね」と言われる始末。


憧れた先は
現実とあまりにも違いすぎて
若い頃はそのギャップに病んでいたように思う。


でも、今になってわかってきたことがある。


目標と現実の両方を見ればいいってこと。


好きな仕事をしながら、
家族で生活できるお金があって
ときどき実家に帰れて
快適な住まいがあって
「豊かだなぁ」と思える家庭があって
心ゆるせる友達がいて
飲みに行ける仲間がいる。

それって、私には幸せなことなの。
莫大な財産も、億を超える売り上げも
通過点ならわかるけど、それが目的じゃないのよ。私の未来像はこれなの。


で、
現実はまだまだ足元にも及ばない。

それでも
好きな仕事をしてて
住まいがあって
「豊かだなぁ」と思える瞬間も多くて
心ゆるせる友達がいて
飲みに行ける仲間がいるのよ。

全部じゃないし、完全じゃないけど、
ちゃんと着実に進んでる。


目標も見る。

でも、
ちゃんと

足元も見る。

足元がないと、目標はぐらつく。たどりついてもすぐに崩れる。
目標がないと、足元は味気なくなる。生活に活気がなくなる。

だから、
喜んで他の選択肢を捨てよう!


進む道は、
どこに行っても、
正解なのだから。

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とみいせいこ @おさんぽ日和
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